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乳がんは手術しなくても治る

先週の針生検において、通常の診察室の超音波検査機器では、乳がんの病理変化が認められず、針を刺す位置が特定できず、高精細エコーでの検査を行うことになった。

以前、医師に高精細エコー検査をお願いした際には、「高精細エコーは、手術をする方のために行うもので、私のように経過観察する方のためではない。」と断られたのに、今回は医師からの依頼であり、通常1ヶ月待ちにも関わらず、翌週に受けられることになった。

病院の受付を済ませると、検査まで20分ほどの時間があった。実は先週の検査で、沢山の人達で溢れる廊下にいると空気も悪く、背中が痛くなってきたので、私は誰もいないチャペルの長椅子で横になって仮眠していた。チャペルは、誰もおらず、空気が澄んでいた。今日も早朝の検査で寝不足だったので、またチャペルで仮眠しようと行ってみると、いつもは誰もいないチャペルで礼拝が行われていた。私は、入口に置かれていた式次第と賛美歌集を取って、後ろの席に座ったが、まもなく礼拝は終了した。私はまだ時間があったので、式次第を読んでいた。式次第と賛美歌集を返そうとすると、スタッフらしき女性がそれを受け取って片付けた。彼女は、もう一つのチャペルも改修が終わって素晴らしいので時間があったら見てほしいと言うので、私は診察後に立ち寄ると約束した。彼女は、とても喜ばれ、この出会いを何度も神様に感謝だと言っていた。

病院の高精細エコーは、「Aplio i800」という機器で、後で調べてみると、乳腺深部まで描出でき、微細な血管の構築を立体的に観察することが可能なすごい機器らしい。

検査は二人の医師によって行われた。最初の医師は、沢山の画像を撮影していたので、私は少し不安になった。そして、医師の入念な検査が終わり、医師は他の先生と画像を診るので私に待つように言われた。

そして、しばらくすると二人の医師が来て、再度検査がされた。ベテラン医師はピンポイントで画像を診ていった。最初に診てくれた医師は腕組をしながら、時折ベテラン医師と話を師ながら映し出される画面を凝視していた。

検査が終わり、担当医の診察の前に、看護師から予め針生検の同意書にサインさせられた。診察室に入ると、先生は、3年前の高精細エコーの画像と、今日の画像を並べて画面に映し出し、説明してくれた。先生は、高精細エコーの診断レポートはまだ届いていないが、見た感じ薄くはなっているが、まだモヤモヤした感じがあるので、3年前と変わらないとのことだった。しかし、癌の病理変化は、通常の超音波検査では針生検の場所を特定できず、何よりも6ヶ月前の人間ドックで見つかった3cm大のシコリはなかった。高精細エコーの診断レポートは、後日郵送するとのことだった。

先生は、私が今までも手術はしないで薬膳で治したいと言っていたので、このまま様子を見るか聞いてきた。私は、先週の検査では、さっさと手術してこの患者を診るのを終えたいという感じだった先生が経過観察すると言ったことに驚いた。というのは、この病院には、乳がんの検査だけをする提携クリニックは3つもあり、病院は手術する場所という位置づけだったからだ。しかも、先生の予約を取るのは1ヶ月先でないと取れない。私は、経過観察は人間ドックでもできると思ったが、先生が経過観察に前向きだったので、4ヶ月後に予約を入れた。そして、先生は、私にどのような薬膳をしているのか聞いてきた。私は、薬膳は、解毒、気を補い、血を補い、血流を良くする薬膳を中心に、薬膳茶も飲んでいると伝えた。先生は、体重は以前より3kg減っていることを指摘されたが、私は以前は毎日天ぷらを食べていたからかも知れないと言った。また、薬膳によって3年前は、毎朝歩けないほど腰が痛かったり、風邪をひくと毎回咳喘息になっていたのが、今は健康になって、とても調子が良いと伝えた。先生は、「これがきっかけで、薬膳によって健康になれて良かったですね。」と言ってくれた。まさか、先生からこんな言葉を言ってもらえるとは思いもしなかった。


そして、このまま経過観察ということになると、4ヶ月後の検査となると言った。私は、先生はお忙しいのに申し訳ないと言ったが、先生が前向きだったので、4ヶ月後さらに状態が良くなっていることを確信して、予約を入れた。

帰りに先週、陶器市が行われていた広場を通ると、何もなくがらんとしていた。私は、時が流れているのを感じた。広場の公園で、クリスチャンの人々が賛美をしながら、ホームレスの方達に食料を配布していた。

私は、神様に立って歩きなさいと言われている気がした。

[ルカの福音書 4:38-39]

 イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家に入られた。シモンの姑がひどい熱で苦しんでいたので、人々は彼女のことをイエスにお願いした。
イエスがその枕元に立って熱を叱りつけられると、熱がひいた。彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。

私は、この素晴らしい癒しの経験を用いて、私のやるべきことをしたいと思った。

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