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読書とは優雅なもの。

読書とは優雅なもの。

 まわりを見渡してみても,そんな人をほとんど見かけないんですが,本をスマートフォンのアプリで読む人ってどのくらいいるんでしょうね。やっぱり年々増えているんでしょうか。
 個人的には,音楽はスポティファイやアマゾン・ミュージックで聴く,という機会がすっかり増えてしまった。前回の記事で言っていたことと矛盾するかもしれませんが,無制限に聴けるというのは,お試し感覚として,あるいはただ空間を彩るものとして

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忘れるということ。

忘れるということ。

たしか,前に会ったのは去年の八月。そのときには,まだ単語を一つ二つ紡ぐのがやっとだったはずの二歳の甥っ子が,久しぶりに会ったら,だいぶん達者にお話をするようになっていました。

会話というよりは,じぶんの思いを伝えるのに一所懸命だったり,となりで誰かが話すのをまねするような段階。けれどもこの四ヶ月のあいだ,彼に何があったのか,と思うほどの成長ぶりに,おどろきを隠せませんでした。

と同時に,じぶん

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ほしいということ。

ほしいということ。

本日は,仕事のあき時間がすこしできたので,その時間をつかってすこしだけ,大手通販サイトで古本を探していました。

いつもほしい本のリストは頭のなかにある。おぼろげ,だけれども。もちろんこちらには検索機能なんてものはないから,そのとき偶然思い浮かんだものを検索欄にタイプすることになるのです。

今回たまたま探してみたのは,以前はもってはいたものの,何かのタイミングで手放してしまい,最近また読みたくな

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オンライン・ストアをやるなら。

オンライン・ストアをやるなら。

 オンライン・ストアをやるなら,そこで中古本を売るなら,まずその本の紹介は必須なのかもしれないけれど,今はそれをあえてやっていないんです。まあ,ラインナップの中に未読のものもあるから,というのもあるのかもしれませんけど。
 内容がわからないからか,もっともとをたどって誰にも認知されていないとか,そもそも魅力的なラインナップではない,というのもあるのかもしれませんが,正直売上は今のところあまり芳しく

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