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今こそ、絵本。

こちらの記事を書いてはや1ヶ月。

僕は依然として、絵本の魅力に取りつかれています。

今日は、新しく気付いた絵本の魅力について語りたいと思います。

新しく気付いた絵本の魅力。
それは一言で言うと、自由だということ

絵本は絵と文の2つで表現されているため、必然的に文章が短い。
そのため色んな解釈ができる場合が多いし、
そもそもメインターゲットは子どもなので、想像力をかき立てるような投げかけも多かったりする。

なので絵本を読んでいるときは自然と、想像力を巨大な風船のようにどんどん膨らませている自分がいます。
それはまるで絵本の作者から「ほら、自由に考えてみてごらん?」と問いかけられているようで。

余白が多いからこそ、そこに自由な発想の余地がある

これは絵本だけに言えることではなく、
和歌・絵画・音楽といった芸術と呼ばれるもの全般に言えることなのかもしれません。

誰でも膨大な情報にアクセスできる現代では、
時間あたりにより多くの情報を得ることが重視されている。
というよりも目に見えない何らかの強大な力によって、情報を次から次に得るように走らされているような感覚があります。

より早い時間で的確に正解まで辿り着く。

そんなことを日々繰り返しているうちに、
いつしか人間にだけ許された特権である”自由に想像し、ときに美しい虚構さえも生み出す力”を発揮する時間が減っているように感じます。

そんな今こそ、絵本です。

この文章はこういうふうに解釈できるけど、こういうふうにも解釈できるかもしれない。
この男の子は実は三つ子で、物語中にたびたび入れ替わっているかもしれない。
ロボットの体内では、実はさらに小さな何十体ものロボットがあくせく働いているかもしれない。

こんなふうに想像を巡らせているときにこそ、
自分がヒトとして生まれたことの面白さを享受できるし、
自由への渇望は頭の中だけで満たせるのだと実感できます。

スマホを置いて。
自由を求めて。

今日も僕はページをめくる。

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