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英語のスピーキングで流暢さを求めるのならば、ライティングよりリスニングが重要だ
今日は私が考える、英語のスピーキングで流暢さを求める場合において重要なのはライティングよりもリスニングという話をしよう。
なぜそう考えたか?
人類の歴史を考えた時に、言葉の発達において話し言葉→書き言葉の順に進化しているからである。
私は以前まではライティングで自由に書ける能力を磨けば、スピーキングでも自由に話せるようになるのでは?と考えていた。
ある意味ではそうだろう。なぜなら、まず文章を自分の頭の中でライティングをするときと同じように創り出し、それを話せば良いのだから。
だが、問題がある。
これだと流暢さが圧倒的に足りないのだ。
そもそも、上述したように、話し言葉→書き言葉の順に進化しているのだ。
話し言葉が生まれたのは約5~7万年前。アフリカを起源とする今の人類である、ホモ・サピエンスが、アフリカ大陸から外へ出た時期だと言われている。当然、集団で移動する際にはコミュニケーションが必須になるので、言葉で意思の疎通を図るようになったというのは納得ができる。
一方、書き言葉はシュメール人に代表される楔形文字、インダス川流域で生まれたインダス文字、エジプトのヒエログリフ、そして言わずもがな我々の文字、漢字である。
これらは大体5000年前位から発達してきたものだ。
つまり、言葉が持っている歴史の深さが全然違う。
当然、文字のない時代にコミュニケーションを取る方法は話し言葉だけである。
話すためには相手の言っていることを理解する必要がある。
どんな事を伝えようとしているのかをまず理解し、それを真似て覚える。このプロセスは必ず通ったはずだ。
文字がない時代は対面でのコミュニケーションしかなかったわけだから、非言語(Non-verbal )のコミュニケーションも頼りに、どういった場合にそういう言い方をするのか?を体得し、実際に使いながら覚えたはずだ。
今の時代は高度に文明が発達しているので、概念的な言葉など、非言語コミュニケーションの要素を持っていない言葉もある。
そういう時こそ書き言葉を頼りに、どういった場合にその言葉が使われるのか?という感覚を身に着けていけば良い。
英語スピーキングで流暢さを高めるアプローチ
スピーキングで流暢さを求めるのならば、思考の負荷を減らす必要がある。
至極簡単な例で言うと、「私は〜と考える」と言いたいときに、「私は」は「I」で「考える」は「ええと、believeじゃなくてthinkだな」といちいち思考を巡らせていては、しどろもどろになってしまう。
思考のプロセスとしては、「私は〜と考える」といいたいときは「I think (that)」ということを瞬時に考えられるように、更に言えば、日本語を介さずに思考できるようにすることが必要になるはずだ。
慣用句や句動詞などもそうで、言い方が決まっているものはそのまま覚えてしまうことだ。
例えば、on behalf of (〜の代わりに) を使う場合に、いちいち「in behalf ofだっけ?」と考えなくて済むように覚えることだ。
三語を一まとまりとして覚えてしまい、即座に使えるようにする。
こういうのを英語でchunkというが、自分の中でchunk化できるものはどんどんすることだ。
文全体を丸暗記するのではなく、パーツ毎に分解して組み合わせて、言いたいことに合わせて組み換えて話す。
これが肝になると思うのだ。
その際には、実際にリスニングでどういうふうに発音されるのかと、発音記号は理解しておくことだ。
文字だけ見て覚えたつもりになると、聞き取れないし話せないという事態になる。
更に一歩進んで考えてみたいが、それはまた別の機会にしよう。
さあ、今日も英語学習頑張ろう!🐱✨
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