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現代人の姿勢が悪くなる理由

こんにちは!the REFORMER代表の上村です。

本日は前回の「良い姿勢とは」に引き続き、姿勢が悪くなる理由について、現代人のライフスタイルの変化から運動習慣や生活習慣、睡眠状況などのデータをもとに解説していきたいと思います。

先日投稿した「良い姿勢とは」と、一緒に読んでいただくことでより理解が深まるかと思いますので、読んで見てください。

それでは、解説していきます。

結論

現代人の姿勢が悪くなる理由は

脳の不活性&中枢神経系ピラミッドの未発達、未成熟なボディスキーマ

原始反射の復活、体内環境の悪化、炎症の増加、ストレスフル

=過剰な過緊張、交感神経優位、不良姿勢、不定愁訴

ライフスタイルの変化として

運動量&活動量の減少&デジタルデバイスの過剰利用、栄養不足、睡眠不足、酸素不足、ストレス閾値の低下&心理的ストレッサーの増加 など

様々な要因が考えられるかと思います。

現代人のライフスタイルの変化

▼スマートフォンを所有する15歳から59歳の男女2,578人を対象に、スマートフォン利用時間を聞いたところ「2時間以上3時間未満」が19.2%と最も多く、次いで「3時間以上4時間未満」が16.6%となった

2020年版:スマートフォン利用者実態調査

日本では、1回30分以上の「運動」を少なくとも週2回以上、1年以上継続している者の割合は、男性40歳代、女性30歳代で最も低く、それぞれ18.5%、9.4%

厚生労働省 令和元年「国民健康・栄養調査」結果の概要

2020年のWHOの発表によると、成人の4人に1人(約27.5%)、若者の5人に4人(約81%)は運動不足であると警報を鳴らす

身体活動と座りっぱなしの習慣に関するWHOガイドライン

現代人の食生活の変化

2003年から2015年の間に「植物性食品と魚」パターンのスコアは減少し、「パンと乳製品」および「動物性食品と油」パターンのスコアは、特に高齢者において増加していた。これらの結果は、日本人の食生活が継続的に欧米化していることを示唆している。

肥満者の割合   :成人男性 昭和55年 20.6%、平成29年 30.7%
 (BMI25以上)     成人女性 昭和55年 18.4%、平成29年 19.7%

令和1年の20代女性の「痩せの人(BMI18.5以下)」割合は20.7%

国民健康・栄養調査

現代人の睡眠時間の変化

平均睡眠時間が「6時間未満」と答えた人が男女ともに約4割もいた

2018年国民健康・栄養調査

33カ国(OECD加盟国+中国、インド、南アフリカ)の睡眠時間を比べた調査で、日本は世界一短い442分(7時間22分)

経済協力開発機構(OECD)の『 Gender Date Portal 2019』

WHOが奨める運動量

18~64歳の場合、以下の運動が奨められている。
・適度な強度の有酸素運動を週に150~300分以上
・良い強度の強い有酸素運動であれば週に75~150分、あるいは中強度の運動と活発な運動を組み合わせて行う
・大筋群を中心とした適度な筋力とレーニングを週に2日以上続けること

WHOガイドライン
WHOガイドライン

現代人の運動不足と抱える課題

スマホやパソコンといったデジタルデバイスの利用時間が増加するということは、そこに割く時間が増えるわけなので、その分日常の身体活動量や運動量は低下するのは致し方ないですよね。

皮肉なことに、世の中が便利になればなる程、姿勢が悪くなる

そんなイメージでしょうか。

ですので、タイムスケジュールをしっかりと組み、身体を動かす時間を確保することや1日の歩数など、日常の活動量をあげていくことが一層大切になっていくわけです。

良い姿勢とは」でもお話ししていますが

姿勢の制御や動きを司る脳の成長には、「酸素」や「栄養」「睡眠」はもちろん、身体中に存在する各センサーからの適切な「感覚入力」が重要です。

現代で起きている事実は飲み込みながら、より豊かで愉しいライフスタイルを送るために自分自身で知識をつけながら、取捨選択していきたいものですね。



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