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音楽、本、美しいもの、哲学的気付き

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      音楽の感想や聴きどころを発表していきます。

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    読書感想文 「環境心理学」環境デザインへのパースペクティブ

    きっかけ松波晴人さんの「ビジネスマンのための『行動観察』入門」を読み、環境心理学という言葉・学問を知った。 元々、人間のことをよく知り、より良いプロダクトを生活者に届けたい、という思いから、生活者と触れ合ったり、本質的な価値提供のために、リサーチ活動をしたいという気持ちから、行動観察のことを知り、その本を読んだ。 自分は、建築の分野にも興味がある。 建築は人間の生活とは切り離せない概念であると同時に、作家性も含んでいるモノがあるところに魅力に感じている。 ある意味自分

      • 読書感想文 『「行動観察」の基本』

        きっかけUX リサーチャー を志すにあたり、ユーザーの利用文脈・利用状況を自ら確認することの重要さを理解してきた。 実際に社内で DIY で行動観察をしたことにより、根拠と自信をもって提案ができたり、逆にアイデアに対して批判をすることができた、という経験があった。 本格的に社外に出て、実践の場に立つことを考えたときに、先人の知恵にあやかることで、事前の準備を整え、効果的なアウトプットを出せるなると考えた。 その結果、社内でも自分の活動がポジティブに受け入れられ、UX リ

        • 読書感想文 『美しいノイズ』

          きっかけプロダクト領域の人間ではあるのだが、建築に興味を持って、建築が好きになってから、谷尻誠さんのことをちょいちょい色んなメディアで見知るようになった。 その中で、チャレンジャーたる姿勢、考えまくる姿勢、美しさを追求する姿勢に惹かれて数冊本を読ませて頂いた。 『はじめて考えるときのように』も読んだ。 この『美しいノイズ』出版時には、谷尻さんの instagram でよくストーリーズに投稿が引用されていて、いつか必ず読もうと思っていた。 そもそも装丁が規格外すぎて、モ

          • 読書感想文『ビジネスマンのための「行動観察入門」』

            きっかけUXリサーチャーを志す上で、情報を集めることが重要なタスクになってくるわけだが、最も生々しい情報こそ、最も受け手に響くと考えると、現場を見る行動観察のスキルがあったほうが良いと感じた。 そこで本を探していたところ、この本に辿り着いた。 ”ビジネスマンのための” という表現に対して、正直第一印象はややネガティブだったのだが、中身は大変良書で、筆者の自叙伝的な表現もあるので、読み物としても面白かったのである。 ネガティブに思った理由は、本来的には人間への興味が起点に

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            読書感想文『Reseach Driven Innovation』

            きっかけUXリサーチャーを目指す上で、”リサーチ” という切り口で参考になるものを読もうと考え見つけたのがこの本。 UXは一度置いておいても良くて、リサーチはどうすればいいのか、リサーチとはそもそもなんなのか、みたいなところを知りたくて、読み始めた。 気づきこの本から得られたことは沢山あって、メモも普段の2倍くらいになっていた。 この本のいいところは、抽象的なことと具体的なこと、その両方が書いてあるということだ。 抽象的なことで、グッと心を掴まれて、それを実際にはどう

            読書感想文『はじめてのUXリサーチ』

            きっかけUXリサーチャーになると決めて、とりあえずamazonで検索して出てきた本を買った感じだ。 メルペイを担当されている方が書いているということで、そこまで問題作ではないだろう、”はじめての” と書いてあるし自分にはピッタリじゃないかということで読み始めた。 気づきこれは真理だなぁと感じる。 自分もDIYでデプスインタビューや観察調査を実施してきたが、ユーザーに対する肩入れの具合が明らかに他社とは違うことを感じる。 一方で、全員がユーザーと触れ合っていたら時間が足

            読書感想文 『自分の中に毒を持て』

            きっかけ元々は、中田敦彦の Youtube 大学でこの本の存在を知り、いつか読んでみようと思っていた。 育児のため 1か月会社を休んでいて、出社してからさらに1か月が経ち、沸々と何かやりたい、自分というものをもっと見たい、という気持ちが高まってきた。 やることは、”UXリサーチ” と、もう決まったので、あとは勢い=ガソリンを自分に注入しようと思った。 この前は、吉田松陰をインストールしたが、違う刺激が必要だと思った。 いまなら、この本と自分の波が重なる気がして、読むこ

            読書感想文『吉田松陰「人を動かす天才」の言葉』

            キッカケ吉田松陰のことは、大河ドラマ 花燃ゆ の時から好きになり、何冊か本も読んだりした。 改めてイマまた読んでみようと思ったキッカケとしては、自分が新しいことに挑戦したくて、且つ、やることを覚悟したからだ。 自分の人生の時間を使う中で、やることを5つに絞り込んだ。 家族 仕事 UX関連 楽器 英語 これから僕はUXリサーチを極めるために、旅に出るつもりだ。 その覚悟を後押しして貰うために、松陰先生のことばを借りようと思ったのである。 気づき幾つか知ってい

            読書感想文 『アイデアの99%』

            キッカケ とある人生の先輩と飲みに言ったときに、自分の街がこうなって欲しい、とか、そういう理想を語っていた。 とてもいい飲み会で、帰ったあとにメッセージで思いを形にできたらいいね、と言ってくれた。 ”形にする”。想うのは結構得意だけど、考えてみると形にするのは苦手だなとうっすら感じていたので、これを機に何かしら自分に刺激を与えて、形にする力を得たいと思ったことが、この本を購入したキッカケとなる。 気づき ”人生において、重要なプロジェクトを5つだけ選ぶ。それに無いも

            ある男の育休の話

            育休というのは、”休み” ではない。 記憶が薄まらない内に記録することで、誰かにそれを知って貰って、 会社員ではない人の立場に共感するための、わずかなピースになれればと思いこれから連ねていく。 僕は会社員33歳の男で、妻と3歳の長女がいる。 2022年の3月に第二子が生まれ、4人家族になった。 出産の約半年前くらいから育休をとろうと計画し、業務を依頼したり準備を進めていた。 そもそも育休を取ろうと思ったのには、2つの理由がある。 妻の実家が無くなったので、出産後静

            読書感想文 『講孟余話』

            きっかけ 大河ドラマ『花燃ゆ』を観て以来、吉田松蔭のファンになった。 パンクで熱くて狂っている人、しかもその中心には志がある。 その当時の僕にとって、それまでの人生で大事にしていたモノをいくつも持っていたことから、共感できて大好きになってしまったのである。 しかし、とはいっても大河ドラマで観ただけで、それ以上の情報はあまり持っていなかったし、名言をたまに眺めるくらいだった。 いまの僕には実践が足りないのではないか、と気づいてヤキモキしている中で、どうにか自分に喝を入

            読書感想文 『感性ポテンシャル思考法』

            キッカケ 自分がいいと思ったことを、どうやって他の人に納得して貰おうかと考えたときに、いくつかの道具をテーブルの上に広げてみた。 その中の一つが感性である。 感性というのは、ふわふわしていてとてもわかりにくい。 でもなんとなく感じることはできる。 この、あまり言語化されていない領域は、人間を知るための重要な要素になるのでは、と思い、いくつか本を選んでみた。 著者 村田智明氏 の講演を聴いたことがあったり、本も数冊読んでいるので、飲み込みやすいのでは、と思い、この本

            読書感想文『コンテクストデザイン』

            キッカケ 『コンテクストデザイン』という題名の本に肖って、この本に辿り着いた文脈を記してみる。 NewsPicks 僕は断続的に NewsPicks の有料会員となり、自分が興味がある動画コンテンツを見ていた。 その中の番組 The UPDATE の中の ”なぜ歴史から学ぶのか?” 的なテーマ会で coten の深井龍之介さんを知った。 コテンラジオ そんな折で、podcastの COTEN RADIO を聴き始めた。 第1回目が吉田松陰だったということが、自分を

            読書感想文『デザイン人間工学の基本』

            キッカケ人間に対する興味がジワジワと湧いてきて、いまの自分の仕事にどうにか結び付けられないか、と思い、人間工学の本を幾つか読んでみようと思った。 ”デザインに人間工学の知見を活かす <デザイン人間工学> というジャンル” として帯に紹介があったが、少し違和感を覚えた。 それはなぜか。 僕の感覚では人間工学とはむしろ、デザインを構成するための一つの視点だと捉えていたので、そもそも別々に捉えることを前提としているこの文章と自分の感覚にギャップがあったのだ。 僕が思うに、この

            読書感想文 【エンジニアのための人間工学】

            きっかけ 最近、人間に興味がある。 以前は明確にそこまでなかったが、自分の興味のあることは何なのか、と突き詰めて考えた結果、そうなった。 どんなことをすると人は心地よいのか、心理的に安心できるのか、使いやすいのか、そういったことに興味が出ると、自分の立場からどのようにして具体的にアプローチできるだろうか、と考えるようになった。 自身、一般的・一面的にはエンジニアであることからこの本を読むことで、自身の問いを明らかにしたい、と考え手に取った。 気づき エンジニアこそ

            読書感想文 『ナラティブ・アプローチ』

            きっかけ建築家  谷尻誠主催のイベント THINK を見ていた時に、”ナラティブ” というワードが出てきた。 聞きなれない言葉を使われるのはイヤだな、と思いつつ意味を調べてみると ”物語り” とあった。 ”ストーリー” と何が違うのか、と思った。が、言葉に含まれるニュアンスとしては共感するものがあると感じ、いくつか本を読めばその意味を理解できるのでは、と思い、amazon でレビューされていた書籍を幾つかポチとした。 そのうちの一つがこの 『ナラティブ・アプローチ』であ