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一人旅はするべきだった。【岡山】

岡山から帰ってきて早速、一人旅で感じたことを書き残しておく。別で日記も書いているが、それもあとでゆっくりと公開していきたい。

散歩が楽しい

岡山に3日間いて、3日とも4時間以上歩いた。1日目は美観地区内を、2日目は宮浦港から地中美術館、3日目はラウンジカドから後楽園と園内を歩いた。すぐ疲れると思っていたが意外とタフかもしれない。 

もちろんホテルに戻ったら電池が切れたように爆睡するのだが。朝はせめてホテルでゆっくりしていたい。どこかで優雅にモーニングなんて言ってられなかった(笑)。睡眠は欠かせない。

瀬戸内海近くに欲しい

生まれてからずっと神奈川にいるため湘南の海が馴染み深い。「波がないってどんな感じなんだろう」と、実際に見るまで想像できずにいた。

2日目に宇野港から直島行きのフェリーに乗った。波がなく船が全くゆれなかった。(船酔いをするわたしにはありがたい)

穏やかな海が続いている光景はなんとも言えなかった。

地中美術館のカフェテラスから見える景色が忘れられない。 海の先には四国本土が見え、高い場所から眺める瀬戸内海は素晴らしく綺麗で離れるのが惜しかった。みんなが見とれるのも頷ける。


美術史がおもしろい

漫画『ブルーピリオド』や原田マハさんの小説『楽園のカンヴァス』に影響を受けて、美術史に興味を持ちはじめている。

大原美術館は1930年に設立された。事業家大原孫三郎が、若くしてなくなった友人の児島虎次郎の死を悼んで立てた。展示されている作品たちは、画家の児島虎次郎が収集していた同世代(近代美術)の画家の絵が中心となっている。

美術館の中に入った瞬間、絵の存在感に息をのんだ。

1回は聞いたことある印象派の巨匠たちモネ、ゴーギャン、マティス、ルノワール、ピカソの絵が展示されていた。児島さんこの人たちと同世代だったの……。

モネの「睡蓮」を見ているとき近くにいた人が「これレプリカでしょ?」と偽物だと疑っていた。本物がここにあるわけないと思うよね〜、だけど本物だよ〜と心の中で叫ぶ。

他にも地中美術館で観たモネの「睡蓮の池」の絵の大きさにびっくり。絵をみている人が興奮してか、手を広げて大きさを確かめたり、画家を真似して空中に絵を描くように腕を動かしたりしていた。

細かいことはわからないが、ずっと見ていられる絵だった。絵の見方は分からないことだらけ。それでも画家たちが何に影響を受けて、どんなことを考えて描いたのか、彼らの生き方を知るのが楽しい。

これはたぶん美術史に限ったことではないが、わたしにとって美術史は楽しく学べる歴史の入口であることに間違いない。ミーハーで語れるほど知識はないけど、これからも少しずつ深めていきたい分野だと、生で見てみてより思った。

ご飯は誰かと食べるほうが美味しい

美味しいものを食べたとき、それを共有できる相手がいないと少し寂しいと思った。ほとんど1人で食べたから(笑)。誰かと食べるご飯が1番美味しいんでしょうね。

2日目の夜に岡山に住んでいる濱田大輝さんとご飯を食べた。やっぱり海が似合う方だった。インタビューやサロンを通して、新しいご縁ができるのは本当に嬉しい。人見知りだから余計に。

今回はちょこっとお会いする程度だったが、次岡山行ったら濱田さんの優しさに甘えて児島を案内してもらお(笑)。ノープラン人間からすると旅先で頼れる人がいるのは本当に大きい。

1人旅は好きなときに好きな場所に行けるから、本当にいい。その上で旅先で知り合いを作れたらより楽しくなるのかもしれない。人見知りのわたしからすると結構難易度高いけど、やってみたいことの1つに入った。

旅は日常の延長線

今回はリフレッシュをする目的ではなく、ただ興味があるからという理由で行った。散歩してみたい場所が増えたくらいのノリだ。

なので岡山から帰るときは、ディズニーの帰りのような、非日常が終わって現実に戻ってくるという感覚にはならなかった。

頻繁に遠出するのは難しいが、遠出しなくても色んなこと観察していたら日常から旅はできる。旅は特別なものじゃなくて日常の延長線上にあるもののように感じた。

その上で興味のあるところに、わざわざ足を運んでみて「思っていたよりも○○だった」という体験をすることで、自分の想像の枠からはみ出ていくことに繋がるんだと。

実際に体験してみないと想像はあくまでも想像止まりで、その枠を超えないんだなと改めて感じた。

散歩も旅も好きだけど、腰が重くなってしまうときに、わざわざ見に行ったり、やってみるこの感覚を思い出したい。

とにかく楽しかった〜!


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