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読書感想文

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ざっくりと本の内容を知りたい方や、雰囲気を知りたいあなたにお勧め。 ヘッダー画像を本のタイトルにしているので、気になる本を選んでご覧ください。
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#読書の秋2021

あるある連発、1時間で読める漫画

バタバタバタバターーー っと1日がすぎて行き、 のんびり読書に ふける時間も無くなってきた 師走のこのごろ。 それでも、 本を読む時間が 自分にとっては ヨガをする時間と同じくらい リラックスできる時間です。 とはいえ、 学習要素の強い、 長い内容の本は 細切れで読むと 集中できませんよね。 そんな時に ピッタリの本に出会いました。 益田ミリさんの本です。 もっと早く出会っていたかった!「すーちゃん」 なんか聞いたことあるな・・・ 釣りバカではないしな・・ と思

読書に対する見えない不安、吹き飛ばします

ピエール・バイヤールさんの著書で、 大浦康介さん訳の、 『読んでいない本について 堂々と語る方法』が、 あなたの読書に対する形のない不安を 全て吹き飛ばしてくれます。 なぜか? それは、この本が 「本を読んだ」という 状況のあいまいさを 明らかにし、 あなたを無意識的に 縛っていた、 「教養」というイメージから 解放してくれるからです。 そもそも、読んでいない本について堂々と語る方法とは?それは、 「自分を語る」ということです。 「はい?」 という声が聞こえてきま

介護、遺産、結婚。そんなものにがんじがらめにされるのは勿体ない。

あら 親子だからこそ 割り切らなきゃ いけないのよ! なーんで 大の大人が親に 自分の人生踏み荒らされ ちゃうのかって人が 多すぎるわよ 近ごろは 林真理子 東村アキコ『ハイパーミディ 中島ハルコ 3』より引用 今がその チャンスよ せっかく 親の介護も終わって 自由を手に入れたのに こんなボロ家に 縛られて 兄だの兄嫁だのと モメてる ヒマはないわよ 人間 幾つになっても 新しい人生に 向かって進んで いかなきゃ 林真理子 東村アキコ『ハイパーミディ 中島ハル

中途半端なあなたへ、喝!

あなたって なんだかやることが 中途半端よね 不倫しても相手の 奥さんから奪い取る 根性と力はない フードライターやってるけど なんか面白くはない あなたみたいな 中途半端な女には 男は寄ってこないわよ 林真理子,東村アキコ『ハイパーミディ 中島ハルコ』より引用 現状に不満はあるけれど、 でも、 自分で何かを変えようとしている わけではない。 それに、 今の仕事も中途半端で、 恋愛関係も微妙で・・・ そんな主人公に、 強烈な喝を入れまくる、 中島ハルコ。 読め

「他所の子供と比べる」のではなく、「親の予習」が何より大切

人間の子どもが成長するということは、 数百年前から変わっていません。 「子どもはどのように成長していくのか?」、 これを知っているかどうかで、 子育ては大きく変わります。 子どもが必死にやっていることが、 単なるイタズラではないということが 事前にわかっている、 そうです、 あらかじめ知っていること、 つまり「親の予習」が大切なのです。 藤崎 達宏 『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』より引用 子供の成長に関しては、 他の人と比べるこ

ちょっと気合を入れて読む本ってありませんか?

私にとってのその本が、 こちらの1冊。 左右社さんから出版されている、 『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』。 印象的なタイトルと、 ブックカバーに惹かれて即購入。 したのはいいものの・・・ ページをひらけば開く程、 色々な人のリアルを感じられ、 思わず本を閉じてしまいました。 が、気合を入れて再読。 コロナウィルスが流行り始めた、 2020年の4月の緊急事態宣言の 仕事を取り巻く様子が、 パン屋、ミニスーパー店員、 専業主婦、タクシー運転手、介護士、 留学生、馬

断捨離の本質は「空間と心の新陳代謝」

断捨離やミニマルライフなどがブームになり、 10年近く経ちました。 最近では、 コロナ禍で生活や経済が 大きく変わったことにより、 ブームが再来しているようにも感じます。 が、断捨離には ブーム以上に大切な本質があります。 その本質を、 やましたひでこさんの、 『人生を変える断捨離』 から得ることができました。 断捨離は、 本質を理解してこそ、 効果を感じることができます。 「新陳代謝」が断捨離の本質断捨離の根本にある考え方は 「新陳代謝」です。 住空間は常に代謝

本を読むことが、「たまらん!」と感じる瞬間

本を読むことが、 たまらなく面白く感じる瞬間。 それは、 自分の頭の中で、 「既知のこと」と 「新しく知ること」が繋がる瞬間です。 人と会話をしていても、 仕事をしていても、 勉強をしていても、 知っていることと、 新しいことが繋がると、 「おおおぉ!」 と、嬉しくなりますよね? 本を読むことの楽しさの1つにも、 その「つながり」があります。 そして、 その繋がりが、 予想を超えれば超えるほど、 嬉しくなります。 化学の本と聖闘士星矢が繋がった瞬間ここで、個人的

「リクツ」を理解しながら子育てするために、持っておきたい本

子育ては、 リクツでは解決できないことが、 たっくさんあります。 子供が小さい私ですら、 説明のできないことが たくさんあるわけですから、 大きなお子さんを お持ちのあなたなら もっと「リクツでは解決できない」 ことをご存知だと思います。 しかし、 解決できないことは多くとも、 少しは理解したい時、 お守りとして、 長く持っておきたい本と出会いました。 黒川伊保子さんの、 『母脳 母と子のための脳科学』です。 なぜ、この本がお守りかというと、 胎児の頃から、 子供の

これからの時代を強かに生きるために

私の場合は毎日のように、 仕事として「社会に良いことは?」 と思いを巡らせていくうちに、 自分個人も その社会の一員であることを 改めて意識するようになり、 結果として、 自分の生き方自体を 働き方に反映していくようになりました。 鈴木恵里子 『これからは、生き方が働き方になっていく』より引用 ミスルトゥという、 ベンチャー投資の会社で働く、 鈴木恵里子さんの言葉です。 自分の生き方自体を 働き方に反映する そんなことができれば、 最高なんじゃないか。 そう思い

幸せに働き続けるために必要なこと

幸せに働き続けるために必要なことは、 「自己効力感」を得ることと、 「自分を管理」することです。 「自己効力感」を得ることで、 過去にプライドを持て、 あなたの自信とやる気につながります。 また、「自分を管理」することで、 あなたのペースで仕事も生活も 進めることができます。 あなたのペースで進められれば、 自ずと結果も出しやすくなります。 この記事では、 ピョートル・フェリクスグジバチさんの 『ニューエリート』より、 「自己効力感」を上げ、 「自分を管理」する方法を

「これから活躍する人」になるには

すでに資本主義社会は終焉を迎え、 ポスト資本主義社会が 到来しつつあるということ。 これからの時代をリードする人は、 ポスト資本主義の世界の 仕組みを作る人たちです。 ピョートル・フェリクス・グジバチ 『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』より引用 Googleで勤務されていた ピョートルさんが導き出した、 これからの時代をリードする人、 つまり、 「これから活躍する人」と、 その「方法」をご紹介したいと思います。 「これからの時代を

谷根千のことを知りながら、物語も楽しめる一石二鳥な小説

小川糸さんの『蝶々喃々』。 少し前に、小川糸さんのエッセイで、 「谷根千を舞台にした小説」と 言及されていたので、読んでみました。 不忍通りや言問通り、富士見坂など、 実際の地名はもちろんのこと、 実際にあるお店も登場し、 谷根千のことを知ることができ、 かつ、 主人公と、その家族、恋人、 友人たちが織りなす 複雑で葛藤の多い人間関係を 描いたストーリを楽しめる1冊です。 ただ、 主人公の恋模様と季節の移ろいが 1ヶ月ごとに丁寧に書かれているのですが、 最後のオチは、

「美しく生きる」ためにはフォームが必要

いくらその人が素晴らしい業績をあげ、いい仕事をしていようとも、「美しく生きる」ということからはほど遠い。 まずフォームを作る。 そしてそれを得るためには努力をしなくてはならない。 学歴といったものとはかなり違う努力である。 が、このどよくは自己肯定へつながり、やがて作りえたフォームによる、他人からの賞賛は自信を作り出してくれる。 林真理子『強運な女になる』より引用 今時の若い人で、結果を残している方でも、フォームがなく、「美しく生きる」ということからほど遠い人が、