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「リクツ」を理解しながら子育てするために、持っておきたい本

子育ては、
リクツでは解決できないことが、
たっくさんあります。

子供が小さい私ですら、
説明のできないことが
たくさんあるわけですから、

大きなお子さんを
お持ちのあなたなら
もっと「リクツでは解決できない
ことをご存知だと思います。

しかし、
解決できないことは多くとも、
少しは理解したい時、
お守りとして、
長く持っておきたい本と出会いました。

黒川伊保子さんの、
母脳 母と子のための脳科学』です。

なぜ、この本がお守りかというと、
胎児の頃から、
子供の脳がどうなっていくか
がわかるからです。

例えば、
反抗期真っ只中の12〜13歳。
その年齢は実は脳の変換期。

子供脳から大人脳へ変わり、
同時に体が大きくなることによる
鉄不足なども起こります。

そのため、精神的に不安定になったり、
ぼーっとしてしまうことが多くなったり
してしまうのです。

もし、反抗期の子供と過ごすとき、
このことを知っていたら。

今、脳と体が大変で、
自分でも制御できないんだな

と思って接することができますよね。


そんな事例が、
いくつも載っていて、
子供が旅立つその時まで
お守りとして持っていたいと
思えた本でした。




備忘録〜忘れたくない言葉〜


脳は、
認知する母音種を絞らなければ、
日常生活の対話について行けるだけの
音声認識の速度を出すことができない。

上位概念が作れないので、
思考力を育てることができない。

赤ちゃんは、
母語(人生最初に獲得する言語)
の母音に脳を特化していくことで、
言語を獲得し、
思考力を手に入れるのである。
人は、
問題解決力を手に入れるために学ぶ。

すべての教科が、
まったく違った方法で、
それを教えてくれるわ。

あなたが大学院まで進むなら、
20年近い勉強生活が待っているけど、
問題解決の方法を知るのは、
ほんと楽しいよ。

どうか、存分に楽しんでね。
子どもの人生の動機づけは、
親がする。

きっぱりと、そう決める。

自分が子どものプロデューサーだと
覚悟が決まれば、
子育ては、人生最高のプロジェクトになる。

キャリアアップの間に、
夫と押し付け合ってするものじゃなく、
ママ友のマウンティング合戦に
勝つためのものでもなく。
30代の若さで、
仕事の責任も気になっていたのだ。

今思えば、ばかばかしい。

息子が、もしも手帳を赤丸で一杯にしたら、
仕事を辞めればよかったのだ。

子育て以上の責任なんて、
会社には転がっていない。


黒川伊保子さんの、
母脳 母と子のための脳科学』から
心に刺さった言葉を引用しました。

実際に息子さんを育て、
独り立ちもさせている
黒川さんの母親としての意見と、
脳科学者としての知見が混ざり、
強い説得力を感じられます。


子育ては本当に大変ですが、
子を育てる人にしかない「特権」
でもあります。

その特権を楽しみながら、
あなた自身の「人生のプロジェクト」
にできれば、
どれだけ最高でしょうか。


そんなふうに、
子育てをポジティブに捉えられる
1冊でした。






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