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妹シリーズまとめ

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妹シリーズをまとめました。
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#即興小説

【短編】 遅く起きたい朝は 【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

「お兄ちゃん! おっはよーっ!!」 「ぐはぁっ!!」  アイスピックを当てて、ハンマーを…

【短編】 鍋の屍を越えて、私はいつか辿り着く。 【即興小説トレーニング 妹シリー…

「うむむむむ……」  目の前の惨状に、私は言葉を失っていた。 「ど、どうしよう……」  …

【短編】 冬のお祭り 【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

 ひょっとこのお面を付けてはしゃぐソイツは、楽しそうに少し遅い村の祭の縁日の間を駆け回っ…

【短編】 久しぶりの休日は 【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

 ストーブの上のやかんが、シューシューと湯気を出している。  昨日も雪が降っていたが、今…

【短編】怪盗シスター(笑)【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

「いてて……」  まだ首が痛い。  全く、アイツは遠慮なく攻撃してくるから、こちらの身体…

【短編】きんだん ってなんだろう? 【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

 『禁断』という言葉がある。  辞書でその意味を引くと、以下のようになる。  禁断  [名…

【短編】溢れ出る想いの行く先を、私は知らない。【即興小説トレーニング 改訂版】

 放課後の音楽準備室。  部室もない軽音楽同好会(仮)の活動場所だ。音楽教諭のお目こぼしで使わせてもらっている。  指先に触れる弦の感触を楽しみながら、私は適当にギターをかき鳴らして遊んでいた。  なんだか、今日はいいメロディが浮かぶような、そんな予感がしていたから。 「ご機嫌だね?」  そんな私に、そいつは遠慮なく話しかけてくる。  私の頭に浮かぶメロディーがそれでかき消えてしまうのだが、そんなのお構いなしだ。  いつものことなので、気にしない。  話しかけられた程度

【短編】ダイエットパニック【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

「お兄ちゃん。どうしよう……」  朝起きると、妹が下腹部を両手で押さえて、泣きそうな顔で…

【短編】サラダチキンチャレンジ!!【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

 帰り道、駅までの道を歩いていると、LINEのトークにメッセージが飛んできた。 『帰りにいつ…

【短編】朝食の準備 【即興小説トレーニング 妹シリーズ】

 朝起きて、顔を洗ってリビングに戻ると、妹がテレビでニュースを見ていた。  珍しいことも…