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Eコマース取材日記

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EC業界を取材していて思ったことをつらつらと
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#ZOZO

『オンワード』と『ZOZO』の雪解けをもたらした3つの要因

『オンワード』と『ZOZO』の雪解けをもたらした3つの要因

オンワードホールディングス(HD)は7月13日、8月下旬よりZOZOが運営するファッションECモール「ZOZOTOWN」に再出店すると発表しました。さらに、オンワードパーソナルスタイルが展開するオーダーメイドブランド「KASHIYAMA(カシヤマ)」のセットアップスーツをZOZOの持つ体型データを使った「マルチサイズ」にて展開することも明らかにしています。

オンワードHDは有料会員サービス「ZO

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ヤフーのZOZO買収に見え隠れする‟不安要素”

ヤフーのZOZO買収に見え隠れする‟不安要素”

ECモール3強に名乗りヤフーが株式公開買い付けによってZOZOを傘下に入れると発表しました。公開資料によるとヤフーが10月から始めるPayPayモールにZOZOTOWNが出店したり、ZOZOTOWNにPayPayを導入したりとZOZO買収はPayPay活性化の一手と見ることができます。

ヤフーはZOZOを傘下に収めることで楽天やアマゾンと並び、物販ECで2兆円規模の流通総額を持つことになります。

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前澤友作は平成最後のスター起業家だった

前澤友作は平成最後のスター起業家だった

記者会見の主役は前澤さん

2019年9月12日、前澤友作さんはゼロから立ち上げ、一時は時価総額1兆円を超えるまでに成長したZOZOから卒業しました。ヤフーとZOZOの資本・業務提携についての記者会見は17時30分から始まり、予定時間を超えて約2時間の長丁場となりました。本来、M&Aの主役は買収サイド(つまり今回はヤフー)ですが、まぎれもなく今回の主役は前澤さんでした。

新聞、テレビ、週刊紙から

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オンワードも本腰!‟マスカスタマイゼーション″の魅力

オンワードも本腰!‟マスカスタマイゼーション″の魅力

3本柱の1つはF2C昨日、オンワードホールディングスの19年2月期の決算説明会がありました。そこで今期(20年2月期)から始まる3カ年の中期経営計画を発表しました。ざくっと言うと、以下の3本柱で売上高2800億円(前期は2407億円)、営業利益100億円(前期は45億円)にしたいと言うものでした。

<中期経営計画の3本柱>
①クリエーションファースト事業
②ファクトリー・トゥ・カスタマー事業

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