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海外で診療されている先生お願いします

先日メッセンジャー経由で以下のような海外で勤務されている先生から連絡を受けました【XXXXでYYY医をしているZZと申します。
noteを拝読し、紹介先登録プロジェクトに登録してみました。

が、、、海外の情報は登録出来ないようです。
コロナも落ち着いて新たにXXXXに来られる邦人の方も増えてまいりました。可能であれば海外も選択できるようにして頂けますと幸いです。
ご検討のほどよろしくお願いいたします!
】と。

紹介先がわからないのは海外の方が切実

日本でさえ医療機関情報がわからないのに 赴任などで海外にいかれる方は更にご不安だと思います。我々も赴任される方に英語の紹介状を準備できますが医療機関の指定まではできないので「赴任されたLOCALのEXPAT COMMUNITYで医療機関情報を聞いて行ってください」とお伝えするのが精一杯です。しかし、それはやはり医療リタラシーが医療従事者ほど高くはない方々の情報です。大使館に聞けば教えてくれるかもしれませんが それも実地臨床をしている方の情報ではありません。 世界中の情報は無理でも 大きな都市には日本語で診療を受けれる または日本人医師のいる都市があります。 在アメリカ合衆国日本大使館のウェブサイトにも日本語で受診可能な当地の医師等の情報が掲載されています。

しかし、これは【本リストへの掲載を希望する医師等の情報をまとめたものであり】とあるように自薦です。もちろんないよりも情報はあったほうが良いのですが 

にも書かせていただきましたが

・GOOGLE検索ではない
・自薦ではない
・単なる他薦ではない
ということが大切だと考えております。しかし、海外は他薦をしてくれる先生はいないだろうなと元々諦めていたとことにこのようなメッセージを頂き、海外の国名リストをプルダウンの中に仕込みました。

必要なのは神の手やスーパードクター情報ではない。

紹介先の医療機関情報を探せないというため息に対しては、これまでも多くの医師や企業がトライしており、いわゆるSUPER DOCTORや神の手のリストは可視化されていることが多いです。そういった際に必要な紹介先について自分の専門については迷うことはありません。なぜなら大学病院や基幹病院になることが多いからです。


直行便ではなくハブ空港経由という決断(諦め)の必要性


現在、大病院医療機関は役割分担によって大きな病院で経過観察をするのが適切でないと判断された患者さんは速やかに地域の医療機関へ紹介されます。しかし、大病院の先生方も単に逆紹介をすればよいわけではありません。 もともと大病院に紹介をするのはクリニックなどの医師が自院のソフトやハードの能力を超えている場合があるからです。そういった意味で Iターン・Uターン・Jターン紹介があることを書かせていただきました。

つまり 医療機関は大小の規模を問わず適切な医療機関情を知っておいたほうが良いと思います。これまでは医局の同窓や大学の伝でということが多かったと思いますが。マッチング制度が始まり若い先生方が卒業大学や地元に縛られず全国を移動することになります。そうなるとピンポイントで其の先生方の移動や赴任や開業情報を把握するのは現実的ではありません。もちろんすごい労力とコストをかければ可能かもしれませんが 其のようなことを多くの医師に強いるのは医療リソースの無駄遣いです。

適切の意味は?


これまで適切な医療機関情報(紹介先情報)が手に入らなかったのは
・適切を意識しなくて良かった
・患者さんと医師ともにピンポイントでの紹介が当たり前だと思っていた
という理由だと個人的に考えます。

適切なというのは専門性を持つ医師ということです。専門性というのは決してスーパードクターや神の手ではないのです。厚労省は「それぞれの診療領域における適切な教育を受けて十分な知識・経験を持ち、患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師」と定義しているのです。こうした「過剰でない適切な」専門性を自身で持って紹介を受けたり、そのような専門性をもつ医師を探して紹介したりすることが求められます。

これまでは大病院に丸投げすればよかったので オーバースペックな大病院に患者さんを紹介して 患者さんも大病院の医師もフラストレーションが溜まる状況でした。しかし、役割分担のためにそのような適切性の無視が許されなくなります。

それと 医療機関が多数あり 専門性の分化・進化でピンポイントアクセスを一旦諦めるマインドが医療従事者も患者さん側も必要になってくるかと思います。  武田薬品の希少疾患のサイトからの情報ですが適切な医師を探すのに苦労されているのが見て取れます。

直行便ではなく(再)


ピンポイントで医療機関を探すことを諦め 紹介ごとに医療機関を絞っていくハブ&スポーク方式を取っていくのも一つの手だと考えているのが NYAUWの紹介先プロジェクトの背景です

特に海外ではこの価値をご理解いただけるのはないかと思います。海外で診察されている日本人の先生方のインサイトである紹介先情報登録お願いします


質問等あればこちらからお願いします


メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comでお待ちしています)


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