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#392 物事が不安なのはどうしてか?

さて、今日のテーマは「物事が不安なのはどうしていか?」です。

仕事なり、課題なり、何かを進めているときに、突然不安になることがあります。

以前にも書いた気がするんですが、定期的にこの感覚はやってくるので、不安感についてはその都度整理することが必要です。

今日は「不安」について考えてきます。

前回の不安に関する記事はこちら↓



自己紹介とお知らせ


某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。日々、対象者の生き方と向き合いながら、組織の課題やチーム運営にも取り組んでいます。

このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、医療者・中堅管理職の目線で、社会での働き方、人間関係の考え方、ストレスマネジメント、医療の問題などのテーマに触れながら、日々感じたことを自らの解釈として記録しています。

読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。

以下お知らせ。

◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!noteで「学会長の奮闘記」を定期的に書いてます。マガジンでまとめてますので、よかったら!


◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。!  


それでは本題に入っていきましょう。


不安はどこからくるか


私たちがいつも感じている「不安感」はどこからくるんでしょうか。

不安感はいつも一定とは限らないところに特徴があります。

不安感が多い日もあれば、少ない日もあります。
不安が全くない人もいれば、いつも不安感を抱えている人もいます。

つまり、不安とは一定したものではなく、変動しうるものであるということです。

例えば、

大きなプロジェクトを任されて、それを進めていたとして、途中でメンバーが退職したり、うまく役割を進められなくなったとします。

こういう時にはおそらくリーダーの役割の人には少なからず「不安」が伴います。

でも、プロジェクトを進めていると、案外なんとかなったり、誰かが助けてくれたりもします。

そうしてプロジェクトが進みだすと、また不安感が軽減してきたりします。

これは、プロジェクトの状況によって、あなたの不安感が大きく影響を受けたということです。


この例からもわかるように、不安感は変動しますし、環境の影響を大きく受ける感情です。

周囲の環境は不安に対してポジティブか、ネガティブかによって、その様相は変わってくるわけです。

だからこそ、「不安だ」と感じる状況において重要なことは、

「不安は変動するし、環境の影響を大きく受ける」

ということを理解しておくことが必要です。


つまり「あなたの責任」ではないということです。

これが、多くの人は「自分に責任がある」と思った瞬間から、不安を強く感じたりします。

良く悪くも、周囲の状況に一喜一憂しており、自分の責任について考えることも、物事を我ごととして捉えている証拠でもあります。



不安感に根拠はない


上記のような状況や認識はそんなに悪いことだとは思っていません。

何事にも一生懸命に取り組むことは大切です。

でも、だかこそ、「不安」に支配されそうな時は注意が必要です。

「不安感」があると、どうしても「決断を遅らせたり」「判断を間違える」可能性もあります。

自分の頭の中での情報が整理されておらず、その整理に時間がかかるような状況に陥っているからです。

それならば、不安な要素を減らしていくことが必要になります。

先ほども書いた通り、不安感は「変動し、環境の影響を大きく受ける」ものです。

つまり、今あなたが抱えている不安感は環境の影響を大きく受けている可能性があります。

そして、その程度は変動している。

そう考えると、不安感というものは様々な要因で影響を受けるため、一定した”根拠”はありません。

だから、一人で思い悩むほど考える必要もないということです。

どれだけ個人で考えても、環境の変化については介入しようがありません。

そこは割り切って、自分の中での影響と、環境の影響にわけながら考えてみるといいかもしれません。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

ではまた。

◾️質問箱
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