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学会は「待ち合わせ場所」になる

2025年2月23日(日)に【第28回福岡県作業療法学会】が行われます!

このnoteでは学会の運営側からの目線で【第28回福岡県作業療法学会】の学会長である私が、学会が出来上がるまでの課題や奮闘についてを書いていきたいと思います。

今回のテーマは「学会は待ち合わせ場所になる」です。

ついに講師の先生方との打ち合わせが開始しました。

その話の中で「それやってみようよ」と声かけいただいたことにとても元気づけられています。情報は徐々に解禁になっていきますのでお楽しみに。

その話の中で、「県学会って何のためにあるのか?」という相変わらずの話題になりました。

その中で、一つのキーワードとして距離感の近さや交流を生む場でもあるという話になりました。

つまり、「みんなが集まる場所」なのかもしれません。

※このnoteの記事は私自身の見解であり、関連する組織とは無関係であることをご理解いただきたく存じます。



学会は参加のハードルが高い


先日の学会への初参加の人の意見からも分かるように、学会は参加する前は敷居が高いように感じてしまいます。

参加してしまえば、「こんなに楽しいのか!」と思えるんですが、そこまでのハードルは私が思うより高いんだと気が付かされました。

もちろん学会に参加するか否かは個人の判断に委ねられます。

個人の時間とお金を何に投下するかはその人に自由があります。

でも、初めての学会参加者の感想を読んで貰えば分かるように、

その場所には、人との出会いがあり、その交流から得られる多くの学びがあります。

「このままでいいのか」
「もっと成長したい」
「もっと前に進みたい」

そうやってもがいている人にとって学会という場所があることは大きな意味があると思います。

そういった人たちが「参加してみよう」と思えるためにも、学会は「敷居の高い学び場」というよりは「待ち合わせ場所」として機能する方が良いと思います。

ではこの2つの場所の違いは何でしょうか?


学会という「待ち合わせ場所」


学会の一般的なイメージというのは「敷居の高い学び場」であると思います。

公明な先生方がいて、
難しい発表がたくさんあって、
大変な議論が繰り広げられている

そういった印象が一般的なイメージです。

でも、現在の学会は徐々に交流の場としての機能が強くなってきていると思います。

その特徴としてよくみられるのが「ポスター発表」の形式に現れています。

最近のポスター発表は、明確な発表時間が設けられておらず、ポスター前に1時間程度発表者が立っているという建て付けになっていることが多くなっています。

「え?立ちっぱなしでかわいそう!」

と思う人もいるかもしれませんが、全くの逆です。

ポスター発表会場に行くと分かるんですが、明確なプレゼンがない分、会話の内容にルールが存在しません。

それによって、発表者と質問者の自由討論が繰り広げやすくなっています。

同じ悩みを持つ人がそのポスターには引き寄せられます。

そのため、学術的な意味合いだけではなく、
悩みの共有やお互いの課題の討論が繰り広げられているんです!

ポスター発表独特の距離感もこの話しやすさに大きく影響していると思います。

最近は口述発表よりもポスター発表の方が人気があるくらいです。


これが何を表しているか?

発表者、参加者は学会でのインタラクションを求めているということです。

今は、人と人の交流が取りにくい社会になっていると言われています。

その中で、人の悩みや思いを救い上げるのはやっぱり人なんだと思います。

何かに悩むからこそ学会に出て、わからないからこそ学会で発表しています。

参加者の動機を考えてみても、
そこにはインタラクションが生まれる理由が多分に用意されています。

では、これからの学会はどうあるべきか?

それはただの学術の場を超えて、
同じ悩みを持つ人が集まり、
お互いが交流を深める「待ち合わせ場所」
になっていくことが必要だと思います。

これこそ、これからの学会に求められることだと私は思います。

2月の福岡学会をみんなの待ち合わせ場所にしましょう。


学会に対する意見をください


学会長として、この日記を読んだ方の意見をお聞きしたいと思っています。
全ての意見に応えられるかわは分かりませんが、取り入れられるものは参考にさせていただきたいと思います。
下記に学会へのご意見をお書きいただければ、必ず拝見しますので、良いも悪も含めてご記載いただければ幸いです(匿名で問題ありませんが、経験年数だけいただけると背景を考慮しやすいです)。

よろしくお願い致します。


お知らせ

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学会の演題登録期間は6月1日〜7月31日です。
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