てつ@リハビリライター

保有資格は作業療法士、ヨガインストラクター、ベーシックインストラクターです。 老年期リ…

てつ@リハビリライター

保有資格は作業療法士、ヨガインストラクター、ベーシックインストラクターです。 老年期リハビリ、フィットネス、スポーツ、脳科学など様々な分野の学問を学び、現在は発達障害の分野で勤務しています。 記事を通して、自分自身の知識や経験を発信していきたいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

ポートフォリオ&仕事依頼

プロフィール名前:てつ 居住地:北海道 年齢:1989年生まれ(34歳)男 趣味、好きなこと:読書/スポーツ(バドミントン)/筋トレ/レコード鑑賞/アコースティックギターを弾くこと/珈琲 経歴・2012年  ・2015年  ・2016年  ・2021年  対応可能ツール稼働時間月曜日〜木曜日までが勤務であるため、18時以降対応可能です。 金曜日、日曜日が休日なので、比較的長い時間での対応が可能です。 保有資格対応可能な仕事内容実績 ・発達障害をテーマ

    • 遊びの場面から予測できる子供の特性~事例から考える~

      遊びの場面で予測できたこと何気ない遊びの中でも、お子さんに対する特性や日常生活での問題点を予測する事が可能です。 私自身の事例を通して考えていきましょう。 遊びの場面はキャッチボールです。 そのお子さんは、小学2年生の男児です。 話によると、授業中も落ち着きなく歩き周り、先生の言う事も聞くことが難しいようです。 また、衝動性が強く、学校生活では何でもできないとすぐに諦めてしまうようです。 私は、昨日初めてそのお子さんとお会いしました。 ボールを目で追えない、相

      • 手の役割分担を考える~手の発達を促すために必要なこと~

        手の役割分担が意味すること手指は、全部で5本ありますが、日常生活動作の違いによっては指の役割は違います。 その役割とは、機能性と固定性です。 親指、人差し指、中指までは機能性の役割を担う 薬指、小指は固定制の役割を担う 手の役割分担を日常生活動作に当てはめて解説する日常生活動作のハサミ、箸、鉛筆の持ち方を例に挙げ、指の役割分担について解説していきます。 ハサミをもつ 画像では、機能性の親指と人差し指が支点となっています。 親指の開閉運動(外転と内転)を繰り返し

        • コラム記事①~思いやりをもった大人になってほしいと思った話~

          小学校は春休み期間であるため、午前中からお子さんが放デイにきます。 そのため、よく外出レクをしています。 電車に乗って公園にいったり、ボーリングをしたりなど子供達も楽しそうに過ごされているようです。 私自身もその子供達に付き添い、一緒に外出レクに同行しています。 電車に乗った時の話ですが、子供達の中には電車に乗った事がないお子さんがたくさんいました。 その子供達は、物珍しそうに電車の中を見たり、景色を見たりしていました。 皆さんとても良い表情でした。 その子供た

        • 固定された記事

        ポートフォリオ&仕事依頼

          重力不安と遊具を怖がる子供について

          重力不安の概念と原因についてたまに、遊具を極端に怖がる子供をよく見かけます。 そのような子供達の中には、「重力不安」という症状が関係していると感じます。 それは病気ではなく「身体感覚の未発達(特に前庭感覚及び固有受容感覚の弱さ)」からくる症状として私は捉えています。 重力不安とは 重力不安とは、身体の動きに対する反応であり、直立位から頭の位置がずれたり、あるいは足部が地面を離れることなどに対する恐怖心とされています。 重力不安が起こる原因は、様々な諸説がありますが

          重力不安と遊具を怖がる子供について

          発達障がいと目の関連性

          発達障がいと眼の関係性について私の臨床経験から、発達障がいの子供の中には目の動きが弱いお子さんが多く見られています。 この目の弱さとは、視力ではなく、いわゆる「眼球運動」についてです。 今回は、事例とともに眼球運動のなかでも「寄り目」の動きについて考察していきたいと思います。 ある子供の事例 私の放デイに通っているお子さんが、宿題をするから見てほしいと言われたので、そのお子さんの音読の練習に付き合うことにしました。 内容は、国語であり、1ページの物語を読むだけでし

          発達障がいと目の関連性

          個人的におすすめの本(小説)を紹介します

          私が今まで読んだ小説の中で、特に面白い、感動した本を紹介したいと思います。 コーヒーが冷めないうちに過去に戻りたいと思う人々が行き着く喫茶店「フニクリフニクラ」を舞台にした物語です。 過去に戻って亡き人に会いたいと強く願う人もいるかもしれません。 それが例え、会えるならせめてコーヒーが冷めるまでの間でも、、、 今を生きる大切さや、人としての優しや思いやりを感じる事が出来る小説です。 読み終わると、心が温かい気持ちになれました。 マカン・マラン - 二十三時の夜食カ

          個人的におすすめの本(小説)を紹介します

          子供なのに身体が硬い?~身体を柔らかくする方法〜

          子供なのに身体が硬いと言われる原因とは脳性麻痺などの脳の損傷を伴う疾患や筋肉などの神経障害、を伴う場合に関しては、筋肉の硬さは見られます。 しかし、上記のような診断名が付いていない子供達の場合は、感覚の情報処理問題による身体の硬さが原因となる事を多く経験します。 今回は、身体の硬さが原因となる「感覚の情報処理の問題」について解釈していきたいと思います。 感覚の情報処理とは 感覚の情報処理とは、「身体を動かす際に、脳と身体中の神経が信号を送り合う事で、身体を動かす事が

          子供なのに身体が硬い?~身体を柔らかくする方法〜

          アトピーの症状を軽減するためにしたこと

          はじめに 幼少期の頃から私はアトピーに苦しんでいました。 高校生になると、一時期緩和しましたが、20代後半にまたアトピーが悪化してしまいました。 さらに、自業自得な面もあり、食生活が乱れたおかげで、体重もどんどん増加していきました。 しかし、20代後半、30歳になる手前で食生活を正し、健康を意識する生活を心がけた結果、アトピーが良くなり、半年で8キロも痩せる事が出来ました。 今回は、どのようにアトピーが良くなったのか、 そして、アトピーの人に見られる隠れた能力なども

          アトピーの症状を軽減するためにしたこと

          発達障害に関するおすすめの参考書を紹介!~これさえあれば発達障害の理解は心配なし!~

          発達障がい領域に携わっている人からこれから携わりたい人、療育に悩まれている人に向けておすすめの参考書を紹介します。 当時は、周りに発達障がいの分野に携わっている人がいなく、インターネットで検索しても文献や情報は少なく、不安がありました。 それでも、書籍を買い漁り、余計な出費もありましたが、知識を身につけることが出来ました。 今回は専門職の方々や療育に携わる方に向け、発達障害の分野に役立つ参考書を紹介します。 中には、一般の方にも参考になる書籍もあるので紹介していきたいと

          発達障害に関するおすすめの参考書を紹介!~これさえあれば発達障害の理解は心配なし!~

          子供の問題行動を減らす方法〜外在化を活用しよう〜

          子供の問題行動を減らすために必要な外在化とは?外在化とは、心の問題点などを外側から捉えるようにすることであり、 心理療法で用いられる技法です。 外在化と内在化の違い内在化 内在化とは、問題の原因を個人に求めます。 お互いに問題点や欠陥などを求め合い、それが原因で自尊心の低下や責任感を抱えてしまうリスクがあります。 外在化 問題となる本人や他人から問題点を切り離し、その外側に位置させます。 そして、問題への対処方法を考えたり、皆で協力して問題解決を行うアプローチです。

          子供の問題行動を減らす方法〜外在化を活用しよう〜

          子供の捉え方は一人ひとり違う〜アフォーダンスとは?〜

          はじめに我々専門家は子供の身体の機能だけではなく、子供自身が周囲の環境をどう捉えているのかを考える必要があります。 発達障がいと診断された子供や行動やコミュニケーションに課題がある子供の中には、環境の捉え方が定型発達の子供と異なる為、同じ物を見る時でも認識する見方が違う事も考えられるわけです。 私たち人間は、自分が認識している物を皆同じように認識していると思う事が多く、若干の違いはあっても同じ空間で、同じ時に同じ物を見ているからそれは当然のように思えてしまうと思います。

          子供の捉え方は一人ひとり違う〜アフォーダンスとは?〜

          簡単なようで意外と奥が深い戦士のポーズ(ヨガの解説)

          簡単そうに見えますが、意外と難しい「戦士のポーズ」↓ 今回は、身体の筋肉や関節がどのような状態になっているのか解説していきたいと思います。 解説(下肢だけ)前脚は股関節と膝関節は屈曲しています。 前脚の筋肉はどちらかというと伸びて収縮している(伸長)状態です。 どうして伸長しているかというと、股関節、膝関節、足首が過度に屈曲するのを防いでいるからです。 さらに、外側の筋肉も伸長する事で骨盤が捻じれる事を防ぎ、水平にバランスを保つ事が出来ます。 これらの筋肉が伸長せ

          簡単なようで意外と奥が深い戦士のポーズ(ヨガの解説)

          不器用な子供の評価法の1つを紹介

          不器用な子供の評価方法とは不器用と感じる子供の中には手を動かす感覚を感じる能力が低い子供もいます。 この手を動かす能力というのは専門用語で「触運動覚」といいます。 この触運動覚が鈍い子供を評価する時に私が普段行っている簡単な検査を紹介します。 よくネットなど見ると、手にタオルなどを被せ、子供が見えない状態で物の形を言い当てる簡易的な検査がありますが、それ以外にも方法があります。 コインや積み木を使用した手内操作 自分はよく10円玉の大きさのコインや小さい積み木などを

          不器用な子供の評価法の1つを紹介

          東洋医学の手技で肩の痛みが治った話

          昔はよく色々な治療法を勉強し、試行錯誤しながら臨床に挑んできました。 今まで自分が試した中で特に治療効果が見られたのが「トリガーポイント療法」と「東洋医学(MーTEST)」でした。 今回はMーTESTについて執筆したいと思います。 MーTESTとは まず、東洋医学といえば経絡ですよね。 MーTESTとは、「身体の動きを負荷することで経絡・経穴の異常を見つけ出す診断治療体系のことで、経穴・経絡の異常を判断する身体動作テストを指す」と記載されています。 痛みが誘発される動き

          東洋医学の手技で肩の痛みが治った話

          自閉症の子供に対する声の掛け方について

          声のかけ過ぎは良くないかもしれない 今日は職場で感じた事を書きたいと思います。 今日はある自閉症の児童が来所されました。 昼食の時間になり、持参したお弁当を食べている時の話です。 職員が見守りの為に側にいました。 その子はふりかけをご飯にかけずにそのまま食べるのが好きです。 そのような子供って多いですよね。 それを見て、側にいた職員がふりかけはご飯にかけるものですと何回も声をかけていました。 確かにその通りだと思います。 普通ならそのように声をかけるのが正しいで

          自閉症の子供に対する声の掛け方について