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発達障害に関するおすすめの参考書を紹介!~これさえあれば発達障害の理解は心配なし!~

発達障がい領域に携わっている人からこれから携わりたい人、療育に悩まれている人に向けておすすめの参考書を紹介します。

当時は、周りに発達障がいの分野に携わっている人がいなく、インターネットで検索しても文献や情報は少なく、不安がありました。

それでも、書籍を買い漁り、余計な出費もありましたが、知識を身につけることが出来ました。

今回は専門職の方々や療育に携わる方に向け、発達障害の分野に役立つ参考書を紹介します。
中には、一般の方にも参考になる書籍もあるので紹介していきたいと思います。

今回の記事で紹介する参考書は全て素晴らしい書籍であり、これさえあれば発達障がいの領域はもう大丈夫と思えるようになりました。


学校に作業療法を 「届けたい教育」でつなぐ学校・家庭・地域

今まで読んだ作業療法士に関する書籍の中でも一番面白かった本です。
著者の仲間知恵さんが、作業療法士として学校や幼稚園などの教育の場で活躍する話になっています。
障害の有無に関わらず、皆が自信をもって教育ができれば子供は必ず元気に育つ!
専門職だけではなく、全ての教育に携わる人や一般の方にもおすすめの一冊です。

ハンドスキル―手・手指スキルの発達と援助

これは専門用語が多いのでどちらかといえば専門職向けの本です。
この本が存在しなければ作業療法士としての自分はありませんでした。
手・手指の発達に関する知識や評価、援助方法が詳しく記載されてあります。
特に書字動作やハサミのスキルに関して詳しく記載されているので、間違いなく発達障がい領域で働く人には必要な本です!

発達障害をもつ子どもと成人、家族のためのADL―作業療法士のための技術の絵本

本書は、発達障害をもつ子供と成人、その家族と関わる作業療法士のためのADLの専門書です。
著者は小児領域の作業療法士として30年以上働いてこられた実績があります。
発達障害をもつ子供の特性と基本的ADLの制限から解説され、
さらに子供と養育者の生活の営みの評に体的に記載されています。
脳性麻痺、重度心身障害、自閉症、知的障害など幅広い疾患について解説されています。

発達障害をもつ子どもと成人、家族のためのADL―作業療法士のための技術の絵本 実践編

こちらは発達障害をもつ子どもと成人、家族のためのADLの続編で実践編と位置付けられている本です。
子育て支援、ADL支援の実践場面での子供や成人の方と作業療法士のアプローチの様子をわかりやすく記載されています。
イラストが多く綴られている為、絵本を読む感覚で、楽しくかつ専門的に作業療法士の技術を伝えています。
この実践編から読んでも大丈夫な内容となっています。
この本にはかなり助けられました。

子どもの能力から考える 発達障害領域の作業療法アプローチ 改訂第2版

小児作業療法に関する流れや評価法、治療法などが詳しく記載されています。
また、子供をどう見て、どう考え、どのように作業療法を実践するのか詳しく解説されており、臨床につまずいた時は何度もこの本を読み返しました。

発達OTが考える 子どもセラピィの思考プロセス−あなたのセラピィを構築するためのいくつかのヒント

上の本書と同じ著者の本です。
この本は、専門用語は少なく、専門職以外にも学校の先生や一般の方にもおすすめの一冊です。
発達障害の治療に携わる作業療法士が日常の臨床で考えている「臨床に向かう前」のことから「子どもの行動への洞察と分析」「治療の構造と戦略」さらには「発達論」「子どもを取り巻く環境」「子育て観」まで、余すことなく語り尽くした1冊。
学校の先生にぜひ読んでいただきたい一冊です!

発達が気になる子への生活動作の教え方―苦手が「できる」にかわる!

この本は子育てで悩まれているご両親に読んでいただきたいです。
子供の困り感を一つ一つ詳しく解説されており、生活動作に対する教え方をわかりやすく記載されています。
例えば、トイレのお尻の拭き方や文字の書き方、着替え方などです。

発達が気になる子の脳と体をそだてる感覚あそび: あそぶことには意味がある!作業療法士がすすめる68のあそびの工夫

教育に携わる方や一般の方向けの本です。
発達に携わる初心者の方にもおすすめです。
子どもたちがうまくあそべない原因をさぐり、体を支える力やさまざまな感覚の発達、実行機能について解説し、日常生活の中で無理なく取り組める遊びを紹介しています。
内容もわかりやすく記載されており、すぐに実践できる内容ばかりです。

ゆっくり発達している子どもが輝く 遊びの処方箋

発達障がいに携わるプロの本です。
子供の発達と遊びの関連性についてわかりやすく記載されています。
また、子供達を中心に置き、子供が自ら取り組んでいる「遊び姿」を大切に、子供の遊びをどのように展開し、親御さんの願望と目標にいかに近づけていくかを実践した事例を厳選して記載されています。
専門職だけではなく、療育に携わる全ての人におすすめの一冊です。

感覚統合とその実践

専門職に向けた本です。
感覚統合の本はこれさえあれば大丈夫です。
感覚統合の評価や治療が詳しく記載されています。
値段は高めですが、感覚統合の専門書はこれ一冊で問題ありません。

子どもの発達と感覚統合

こちらは感覚統合の解説を専門職以外の人に向けた本である為、学校の先生や一般の方におすすめです。
感覚統合について、わかりやすく記載されています。

乳幼児の運動発達と支援―気になる動きと弱さへの指導 発達障害児も視野に

かなり発達についてわかりやすく記載されている本です。
子供の運動発達を知りたければ、この本があれば大丈夫です。
どの時期になれば、ハイハイができるのか?歩けるようになるのか?
本当に詳しく書かれています。
専門職だけではなく、赤ちゃんや子供をもつご両親にも読んでいただきたいです。

おわりに

今回紹介した書籍は発達障がいに困っている方や療育について知りたい方など、全ての人に読んでいただきたいと思っています。

紹介した本は今でも自分の心強い相棒となっており、これからも大切にしていきたと思います。

また、本記事はAmazonのアフィリエイトに参加しています。

この記事が皆さんの役に立つ事を願っています。




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