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26歳という年齢を境にテストステロンに意識を向けるべき理由

どうもこんにちは、テストステロン研究所の所長です。

先日まで「明日から即実践可能!テストステロン向上に欠かせない4つの習」という記事でnoteにアップしてきました。

全部で200人近くに見られている、いい記事になっているので、まだの方はぜひ読んでみてください。

ビューが200人近く

この記事ではしきりにテストステロン、テストステロンと言っていて、その大事さと向上の方法を伝えてきました。

僕はこの読者は20代後半から30代の方に向けて書いておりました。言葉遣いや内容もそれに適したものになっていると思います。

ではなぜ20代後半なのか?

今回は20代後半、特に26歳こそテストステロンを意識すべき年齢、というテーマで記事を書いていきます。

26歳という年齢

いきなり結論に至る前にまず、26歳という年齢がどのような年齢のかを見ていこう。

こちらは男女の平均寿命を1870年から見たものになっている。

2020年では男性は80歳程度であるが、つい150年ほど前の1870年では30代中盤が平均寿命となっている。

今の半分以下である。

人類の歴史は600万年程度であるということを考えると、現在の80歳なんていう数字は人類の中でも異次元の長寿なのである。

つまり600万年近く人間は30年かそこらで人生を終えるようにデザインされており、その倍も生きることは想定されていない。

そう考えると26歳なんてのは、150年前で換算すると50歳をすぎた年齢となる。

不当に長く生きてしまっている人間にとって、26歳はもう十分「おじさん、おじいさん」に匹敵する年齢なのである。

そう考えると26歳という年齢がもう若くないということがわかるだろう。

加齢とともに、肌はくすみ、体力は衰え、思考は鈍りとおじさんまっしぐらだ。

そしてこれらの加齢はテストステロンの分泌も妨げられている。

体はもうおじさんだ。テストステロンが勝手にドバドバ出ている年齢ではない。

26歳が若いなんてのは幻想で、人類史においては十分に老いた存在であることがわかるだろう。

加齢とテストステロン

実際にテストステロンの減少と加齢に相関関係があることは研究からもわかっている。

上記のHarman et al.の2001年の研究は、健康な男性におけるテストステロンレベルの年齢に伴う変化に焦点を当てている。

研究の詳細情報については省くが、

主な結論としては以下の通りである。

  • 男性のテストステロンレベルは、年齢と共に減少する傾向にある

  • 多くの男性で30歳頃からテストステロンレベルが年間約1%ずつ減少する

実際に数値的にも加齢とともにテストステロンが減少することは証明されており、30歳から1%ずつ減っていくことがわかった。

他にも類似の研究が多くあり、以下の図は年齢とテストステロン値の分布図である。

綺麗な右肩下がりだ。

見ていただいたように、テストステロンは年齢とともに減少をしていく。30代からは加速して減っていく。

これを30歳になった瞬間に持ち直そうと思っても、もう遅い。人間30歳になるまでつけてきた習慣や、生活様式をそう簡単に変えることはできない。

中途半端な気持ちで30代に突入してしまえば、あとは滑り台のように落ちていくテストステロンを尻目に若い頃を羨むという、哀れな人生を送っていくことになるのだ。

なぜ26歳という年齢を意識すべきなのか?

ではなぜ私はこれほどまでに26歳という年齢を意識すべきというのか。それには以下の理由がある

  • 環境が落ち着き、挑戦できる環境が減るから

  • 情熱が減り、自然とテストステロンが出る状況ではなくなるから

ズバリこれであろう。

人類史としての年齢が…、研究データとしての数値が…と言ったが裏側に潜んでいる、もっと根深い問題はこれにある。

前提としてテストステロンは挑戦している環境、勝利している環境に老いて向上することがわかっている。

興味深い研究に「勝利体験と男性ホルモン」という研究がある。

2008年のアメリカ大統領選のとき、米国の科学者たちは、大統領選の開票前と開票後に、男性投票者163人の唾液を採取し、テストステロンの値を測定して、その変化を調べたのである。

その結果、テストステロンに関して興味深い結果が出たのだ。

オバマ氏の勝利宣言後、オバマ陣営のスタッフのテストステロンレベルが大きく上昇していたのに対し、落選したジョン・マケイン氏陣営スタッフのテストステロンレベルは大きく減少したそうだ。

勝敗を競って闘うという意味ではスポーツも同様。アスリートを対象にした調査でも、男性選手のテストステロンは、競争の前に上昇して、勝利とともにさらに上昇することが分かっている。

反対に、勝負に負けるとテストステロンが低下するという。

他者と競争し、勝ち、結果を出すという、達成感を手にしたまさにこのとき、テストステロンの分泌がググッグッと増加するのだ。

これを考えると、挑戦して勝利をするという経験が重要であることがわかる。(挑戦なき勝利はあまり想定されない)

26歳という年齢はどうだろうか。

  • 仕事は3〜4年目で1年目で色々体験、挑戦していた新しい環境から、慣れて今ではデスクワークをこなすだけ。

  • 恋愛ではナンパや合コンを繰り返していた20代前半とは代わり、周りも落ち着いてきたので自分もゆったりを恋愛をしている。または恋愛はせずに趣味を突き詰める。

  • 学生時代あれだけ欲しかったお金も今では毎月定期的に入ってくるようになり、特に焦りもないし、新たに何かに取り組む必要もない。

このようになっていないだろうか。

そう。26歳というのは人生の中でも落ち着き始める年齢なのである。

26歳でバリバリ挑戦できる環境にいる人は、出世レースの厳しい会社で出世の道を選んでいる人や、スポーツ選手や音楽家などの職業、または起業家であろう。

通常の会社に入り、通常の業務をこなしている人にとっては、26歳という年齢を境に挑戦からは縁が遠くなってしまう。

そして2〜3年も挑戦をしない人生を送っていると、挑戦することが次第に怖くなってくる。なぜなら失敗が付きまとうから。

普段から挑戦をし続けている人は失敗が当たり前になるので、失敗が怖くない。だから挑戦の数を重ねて、勝利を手にする回数も多くなる。

そういう意味でも26歳は人生においてテストステロンの増減を分ける重要な年齢なのである。

情熱もその例に漏れない。

何者になりたい、有名になりたい、お金持ちになりたい。

誰しもが思っていた20代前半までの夢は夢のままに終わり、人は現実を受け入れるようになっていく。

月収100万円のYouTuberの生活をみて、羨ましがることもなくなり、自分の現実はワンルームに月収30万円で、彼女がいて落ち着いた生活をするという現実を受け入れいていく。

だからこそテストステロンが必要なのである。

現実を受け入れることは全く問題ない。私も受け入れているし、大勢の人がそのように生きている。

でも情熱を失い、挑戦をしなくなり、テストステロンが減っていくことが問題なのだ。

20代前半には勝手にドバドバ出ていたテストステロンも、勝手にはもう出ない。

意識して出さないと出ないのだ。

情熱に身を任せてテストステロンも大量に放出していたあの頃はもうないのだ。

しっかりとテストステロンが出ていない自分を受け入れて、意識的にテストステロンを出していくフェーズに体が入ってきているのだ。

まとめ

ここまで26歳という年齢とテストステロンの関係について書いてきたが、少しは理解してもらえただろうか。

一般的にはまだ若いと捉えられている26歳だが、テストステロンを基準に考えると、そんなことは断じてない。

もはや人類史の中では「おじさん」に分類され、もう高齢者の域に入ってくるのだ。

また挑戦や勝利、情熱の量も減ってくる。

人間社会はうまくできていて、誰もが安心してゆったりと暮らしていけるように、あらゆる制度が機能しているのだ。

その機能にかまけて、乗っかってはいけない。

生活や仕事を変える必要はない。安定は大切だ。

だが気持ちまで安定してはいけない。

小さいことでもいいので挑戦をし続ける気持ちをもち、勝利し続ける気持ちを持ち続けなければ、あっという間に老けてしまう。

私のnoteではこれからもテストステロンにまつわるあれこれを紹介してく。

研究所の何恥じないように、しっかりと情報提供していくつもりなので、これからもよろしくお願いいたす。

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