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白饅頭日誌「2023年5月の終わりの散文」

 真冬が戻ってきたかのように凍える日があったかと思えば、真夏に迷い込んだかのように灼かれる日もあった。

 不規則で乱高下する天候は、まるで世情の写し鏡のように見えた。

 そんな日々を洗い落とすかのような雨が、窓越しに落ちていく。

 五月の終わり。

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3,486字
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