てろまつ

UIデザイナーを経てWebディレクターとプロマネを兼務しています。 ベンチャーでのW…

てろまつ

UIデザイナーを経てWebディレクターとプロマネを兼務しています。 ベンチャーでのWeb制作チームやECチームの立ち上げの経験を基に、「普通の人が、目の前の仕事で勝てる知恵」として、日々の気づきや学びを書いていけたらと思います。箸休めにエッセイもよかったら読んでいってください。

マガジン

  • ただの日記

    その日あったことを記録します。不定期。

  • へっぽこマーケターの日々

    web制作畑からマーケやデータ分析にジョブチェンジしたアラサーが週に1回気づきを書きます。

  • 寝る前の寝言

    東京にネコと暮らす30代WEB屋のこと

  • データ分析を学ぶひとのnote

    ベンチャーの分析チームに異動になったwebディレクターがマーケターとして分析スキルを身につけるためにあれやこれややります。

  • 日経クロストレンドEXPO 2019

最近の記事

ただの日記 - 焼きたてワッフルの抱擁

今年もお花見に行けなかったな、と思いながら通りすがりに公園の桜を眺めていた。すると、偶然にもいつも混んでいる好きなコーヒー屋さんが奇跡的に空いているではないか。 このお店の焼き菓子達は、スターバックスよりも割高だが、とても好みの味なので信頼がおける。朝から何も食べずにいたので思わず店先を覗いてみた。 そこにはレジ横に見本として並ぶ、不揃いなワッフルがいかにも手づくり感を出していた。あの見た目、きっと外はカリッと、中はむっちりしてるに違いない…… そしてなんと、窓際の花見

    • 現場で頑張りすぎない。“誰のものでもないタスク”のやっつけ方

      お久しぶりです!てろまつです。 ようやっとではありますが、「へっぽこマーケターの日々」を再開していこうと思います。 所信表明:「普通の人が目の前の仕事で勝てる」知恵を届ける最後に更新した2020年から転職を二度ほど経て、WebディレクターやPM(プロジェクトマネージャー)をやっています。その間に新しい家族(猫)が加わったりなど、ぼちぼち楽しくやっています。 2年余りツイート以外に文章も書いていなかったため、リハビリがてらやっていこうと思います。 自分はエリートでも何でも

      • 遠くの星の通信機

        今日は「思い悩まずに選ぶこと」というテーマで、ショートストーリーを書きました。小説を書くなんて人生初かもしれない。 舞台は未来。地球から遠く離れたとある星に暮らす「僕」の話です。 ★ミ 昔から、この小さな星から世界と交信するのが好きだった。楽しくてこれだけをしていたいと、いつしかこれが自分の生活のすべてになった。 どうやら僕は、元々はこの星の生まれじゃないらしいのだが、この星のことは好きだし、自分の仕事には誇りを持っていた。いろいろ経て、外の世界との交信を通じて得た

        • 今(何も作っていないのに)生きている

          小さいころからひとりで何かを黙々と作ってた。外遊びも大好きだったが、作りたいものが浮かぶとうれしかった。完成するとがっかりしたこともたくさんあったが、作っているときはすごく幸せだった。 寝食を忘れられること=作ることをしていないと生きていけないと思っていた。それが自分らしく生きることだと思っていた。 美大には行けなかったけど、時給800円の映画館のアルバイトをしながら、年間100万のDTPデザインの専門学校に土日に通い、webデザイナーになった。 その後、UIデザイナー

        ただの日記 - 焼きたてワッフルの抱擁

        マガジン

        • ただの日記
          17本
        • へっぽこマーケターの日々
          52本
        • 寝る前の寝言
          30本
        • データ分析を学ぶひとのnote
          10本
        • 日経クロストレンドEXPO 2019
          1本

        記事

          自分のすべてを(いつか)好きになる

          ただの日記(4/26)土曜日に家でひとり長時間泣いていた。なんというか、堪えていたがダムが決壊したようなものだろう。独居女としての人生を選んだからには、こういうことはままあるし、降りかかってくるものの大抵をひとりで背負うことに要因がある。 今回のはまぁ、いろいろなことに対してだ。それもこれも、日々の己のメンテナンスを怠った結果である。違和感や不満をやり過ごしたから。そして土曜日という日はいつもこういう損な役目を負う。日曜日の踏み台のような扱いに、やや罪悪感を覚える。 しか

          自分のすべてを(いつか)好きになる

          再開編・Day10. 『はじめてのR』を写経する(統計プログラミング入門)

          村井 潤一郎『はじめてのR: ごく初歩の操作から統計解析の導入まで』の内容を1日30分間なぞって、統計プログラミング言語「R」を勉強することにした。 Day10. 繁忙時期と情勢への不安・適応の時期が重なり、1ヶ月も空いてしまった。 やることがなくて困るなんてことはなく、逆に毎日やることに追われている...。そしてこの写経も業務のためにやっているが、他の業務とは流れる時間軸が異なるように思えてホッとする。 さて、3章の冒頭でずっと止まっていたわけだが、再開していきたい

          再開編・Day10. 『はじめてのR』を写経する(統計プログラミング入門)

          LINEスタンプのノウハウの目次と序文だけ、という話

          3月末から取り組んでいる、売れるLINEスタンプのノウハウ化についての続きである。前回までのことはこちらのnoteにざっくり書いた。 5つのLINEスタンプについて、濃淡こそあるがなぜ売れているのか事実を基に仮説をたて、レポートを作成した。 このレポートについて、週末に「コルクラボマンガ専科」の修了生の方何人かから、ご意見をもらうことができた。それを基に「フォロワー1000人未満から始めるLINEスタンプを収入源にする方法」としてリライトを始めた。 今回は現時点で考えて

          LINEスタンプのノウハウの目次と序文だけ、という話

          ただの日記(4/12)

          何も書くことを考えないまま、これを書きはじめた。 この日記、ひと月ほど書いてなかったと思う。書いてない間は何をしていたのだろう。 書いてなかったのは、心に余裕がなくなっていたからだ。心に余白がなくなると、細かいところに目がいかないように、「目」を瞑る。 物理的に目を瞑るのではなく、見ないようにする。 たとえば、玄関に落ちてる髪の毛、洗いっぱなしで干してウロコ模様のある食器、朝鏡を覗いたときの頬骨のシミの中でも特に微細な部分。 片付ける気力も、己を受容するタフさも、な

          ただの日記(4/12)

          読者はなぜ離れるのか、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第53回(前回は4/6更新)。 今回は、コルクの所属作家のマンガの読者を増やすためには、という議論をしていたときの話を書く。 具体的には、ドが付く新規読者を獲得するのも大事だが、途中まで読んだ読者にアプローチすることもポテンシャルを秘めているのではないか、という話である。 なぜなら後者は作品の認知と興味のハードルを一度は越えている。作品を知ってもらうところからスタートとなるド新規な読者予備軍よりもコミュニケーションコストを抑えることができると

          読者はなぜ離れるのか、という話

          感想を設計する、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第52回(前回は4/2更新)。 今回は、コンテンツの感想の設計について以前から実践していたことを断片ではあるが整理する。 コンテンツの感想の設計というのは、字面の通り、コンテンツに触れた受け手の感想の設計のことだ。 もちろん、人の心が操れるだなんてとても思わない。しかし、タイミングと触れ方で人間の行動がある程度変わるのは皆さんのご存知の通りだ。 わたしにとっての感想の設計は、たとえばグッズの販売特設サイトの設計なんかもそうだし、SNSに投稿

          感想を設計する、という話

          進まないのは抽象的なタスクだから、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第51回(前回は4/1更新)。 細々とやっていたタスクと論点の整理がようやく完了した。前回のnoteでまとめたネクストアクションをやり切った。 ●ネクストアクション とにかく「課題仮説を打開するための打ち手仮説は何か」「アウトプットイメージと〆切」の2つを書き切ること。そこからちぐはぐなところを解消していくしかない。 具体的には、 ・解像度高いもの打ち手仮説→アクションプランと〆切に落とす、を迅速に決めきる ・仮説がゆるいものはwhyをあと

          進まないのは抽象的なタスクだから、という話

          売れるスタンプについて何を調べたらよいか、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第50回(前回は3/27更新)。 表題の通りの調査を今行っている。今回は、どういう調査項目を設定したか、ざっくりまとめてみる。 調査の背景LINEスタンプを定期的な収入源にするは、普段SNSをフォローしてくれているファンだけでは、すぐ顧客が枯渇してしまう。シャンプーのような消費財と異なり、スタンプは同じものを何度も買うモデルではない。 したがって、作家や作品を知らない多くの人にもスタンプを買ってもらう必要がある。 しかも、ご存知の方もいると

          売れるスタンプについて何を調べたらよいか、という話

          すべての企画は作品理解からなので、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第49回(前回は3/26更新)。 金曜日といえば、コルクのファンコミュニティの分析定例である・ファンマネジメント定例の日だ。今回はその議論のプロセスを整理するためのnoteを書く。 *** 3月から議論していた事例研究と並行して、コルク所属の新人作家の作品での実践(アウトプット)を交えていくこととなった。 事例研究は、前回の定例noteにある「研究の切り口」のブレスト結果(下記)で進める。 ・コンテンツの広がり方(事象の観測) ・「コミ

          すべての企画は作品理解からなので、という話

          戦術だけじゃダメだし、戦略だけでもダメだし、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第49回(前回は3/26更新)。 今回は戦略と戦術の違いについて。戦術という言葉に仕事では馴染みがないかも知れない。わたしもその一人だ。 しかし、こちらのツイートを見たらピンとくるのではないだろうか。 違いについてはもはやこのツイートの内容に尽きるだろう。これ以上は蛇足なくらいである。 しかし敢えて補足するならば、「戦略がなければ、戦術は局所的な効果しか望めない」ことと、逆に「戦術がなければ戦略は実行に移されない」ということだ。 経営戦略

          戦術だけじゃダメだし、戦略だけでもダメだし、という話

          自分の最上志向が自分の実行力を低下させる、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第48回(前回は3/25更新)。 48回のnoteの内、「組織の実行力を上げるには〜」のようなことを何回書いただろうか。これはつまり、実行力について自分も含めた組織のせいにしているとも言える。言ってしまえばほぼ他責だ。 ところが今日の1on1でディスカッションしていて気がついた。自分のやり方こそ、自分の実行力を阻害してるのかもしれない。 マーケティングとして事業に関わるというのは、定量と定性の両方がある。現状は業務の多くが定量の方(データ収集

          自分の最上志向が自分の実行力を低下させる、という話

          タスクの目的の抽象レイヤーを考える、という話

          「へっぽこマーケターの日々」第47回(前回は3/24更新) 前々回のnoteの続きである。タスクがたくさんあり、優先順位がつけられない人の役に立てたらと思いつつ、今やっていることを記録する。 そもそもタスクの根源的な目的は、経営戦略という抽象レイヤーに帰属する。よって、経営戦略に照らし合わせて、自分の部署やプロダクトがどんな課題を解決すべきなのかを現在整理している。 言い換えると、どんな論点=問いへの答えを出すためのタスクなのかを言語化するプロセスとなる。 今回は、

          タスクの目的の抽象レイヤーを考える、という話