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へっぽこマーケターの日々

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web制作畑からマーケやデータ分析にジョブチェンジしたアラサーが週に1回気づきを書きます。
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現場で頑張りすぎない。“誰のものでもないタスク”のやっつけ方

現場で頑張りすぎない。“誰のものでもないタスク”のやっつけ方

お久しぶりです!てろまつです。
ようやっとではありますが、「へっぽこマーケターの日々」を再開していこうと思います。

所信表明:「普通の人が目の前の仕事で勝てる」知恵を届ける最後に更新した2020年から転職を二度ほど経て、WebディレクターやPM(プロジェクトマネージャー)をやっています。その間に新しい家族(猫)が加わったりなど、ぼちぼち楽しくやっています。

2年余りツイート以外に文章も書いてい

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LINEスタンプのノウハウの目次と序文だけ、という話

LINEスタンプのノウハウの目次と序文だけ、という話

3月末から取り組んでいる、売れるLINEスタンプのノウハウ化についての続きである。前回までのことはこちらのnoteにざっくり書いた。

5つのLINEスタンプについて、濃淡こそあるがなぜ売れているのか事実を基に仮説をたて、レポートを作成した。

このレポートについて、週末に「コルクラボマンガ専科」の修了生の方何人かから、ご意見をもらうことができた。それを基に「フォロワー1000人未満から始めるLI

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読者はなぜ離れるのか、という話

読者はなぜ離れるのか、という話

「へっぽこマーケターの日々」第53回(前回は4/6更新)。

今回は、コルクの所属作家のマンガの読者を増やすためには、という議論をしていたときの話を書く。

具体的には、ドが付く新規読者を獲得するのも大事だが、途中まで読んだ読者にアプローチすることもポテンシャルを秘めているのではないか、という話である。

なぜなら後者は作品の認知と興味のハードルを一度は越えている。作品を知ってもらうところからスタ

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感想を設計する、という話

感想を設計する、という話

「へっぽこマーケターの日々」第52回(前回は4/2更新)。

今回は、コンテンツの感想の設計について以前から実践していたことを断片ではあるが整理する。

コンテンツの感想の設計というのは、字面の通り、コンテンツに触れた受け手の感想の設計のことだ。

もちろん、人の心が操れるだなんてとても思わない。しかし、タイミングと触れ方で人間の行動がある程度変わるのは皆さんのご存知の通りだ。

わたしにとっての

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進まないのは抽象的なタスクだから、という話

進まないのは抽象的なタスクだから、という話

「へっぽこマーケターの日々」第51回(前回は4/1更新)。

細々とやっていたタスクと論点の整理がようやく完了した。前回のnoteでまとめたネクストアクションをやり切った。

●ネクストアクション
とにかく「課題仮説を打開するための打ち手仮説は何か」「アウトプットイメージと〆切」の2つを書き切ること。そこからちぐはぐなところを解消していくしかない。

具体的には、
・解像度高いもの打ち手仮説→ア

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売れるスタンプについて何を調べたらよいか、という話

売れるスタンプについて何を調べたらよいか、という話

「へっぽこマーケターの日々」第50回(前回は3/27更新)。

表題の通りの調査を今行っている。今回は、どういう調査項目を設定したか、ざっくりまとめてみる。

調査の背景LINEスタンプを定期的な収入源にするは、普段SNSをフォローしてくれているファンだけでは、すぐ顧客が枯渇してしまう。シャンプーのような消費財と異なり、スタンプは同じものを何度も買うモデルではない。

したがって、作家や作品を知ら

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すべての企画は作品理解からなので、という話

すべての企画は作品理解からなので、という話

「へっぽこマーケターの日々」第49回(前回は3/26更新)。

金曜日といえば、コルクのファンコミュニティの分析定例である・ファンマネジメント定例の日だ。今回はその議論のプロセスを整理するためのnoteを書く。

***

3月から議論していた事例研究と並行して、コルク所属の新人作家の作品での実践(アウトプット)を交えていくこととなった。

事例研究は、前回の定例noteにある「研究の切り口」のブ

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戦術だけじゃダメだし、戦略だけでもダメだし、という話

戦術だけじゃダメだし、戦略だけでもダメだし、という話

「へっぽこマーケターの日々」第49回(前回は3/26更新)。

今回は戦略と戦術の違いについて。戦術という言葉に仕事では馴染みがないかも知れない。わたしもその一人だ。

しかし、こちらのツイートを見たらピンとくるのではないだろうか。

違いについてはもはやこのツイートの内容に尽きるだろう。これ以上は蛇足なくらいである。

しかし敢えて補足するならば、「戦略がなければ、戦術は局所的な効果しか望めない

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自分の最上志向が自分の実行力を低下させる、という話

自分の最上志向が自分の実行力を低下させる、という話

「へっぽこマーケターの日々」第48回(前回は3/25更新)。

48回のnoteの内、「組織の実行力を上げるには〜」のようなことを何回書いただろうか。これはつまり、実行力について自分も含めた組織のせいにしているとも言える。言ってしまえばほぼ他責だ。

ところが今日の1on1でディスカッションしていて気がついた。自分のやり方こそ、自分の実行力を阻害してるのかもしれない。

マーケティングとして事業に

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タスクの目的の抽象レイヤーを考える、という話

タスクの目的の抽象レイヤーを考える、という話

「へっぽこマーケターの日々」第47回(前回は3/24更新)

前々回のnoteの続きである。タスクがたくさんあり、優先順位がつけられない人の役に立てたらと思いつつ、今やっていることを記録する。

そもそもタスクの根源的な目的は、経営戦略という抽象レイヤーに帰属する。よって、経営戦略に照らし合わせて、自分の部署やプロダクトがどんな課題を解決すべきなのかを現在整理している。

言い換えると、どんな論点

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事業の“健康状態”を数値で定点観測する、という話

事業の“健康状態”を数値で定点観測する、という話

「へっぽこマーケターの日々」第46回(前回は3/20更新)。

今回は、経営戦略に関わる数値のモニタリングについて。前回のnoteに書いていた、タスクと論点の整理についてはまた後日まとめる。

***

戦略とはリソースの使い方の方針戦略とは大まかに言えば、やること・やらないことを決め、何にどれほどの人員を割くかという経営資源の振り分けを考えるという側面がある。

また、戦略は企業のミッションやビ

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優先順位のつけ方を改善する、という話

優先順位のつけ方を改善する、という話

「へっぽこマーケターの日々」第43回(前回は3/17更新)。

今回は、直近でタスクが増えすぎたことと、会社の最新の状況を踏まえて自分のやることを最適化するために、直面している「優先順位つけるの下手すぎ問題」について。

1on1でもらったアドバイスを基に状況と課題を整理しつつ、理想の状態をイメージしていく。

***

優先順位を合理的にジャッジできる人なんて、この世にいるのだろうか。

よく聞

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毎日書くのは、部屋の掃除(のようなもの)である、という話

毎日書くのは、部屋の掃除(のようなもの)である、という話

「へっぽこマーケターの日々」第29回(前回は2/27更新)。

このマガジンを1月に始めたのは、インプットしたことや、インプットをどう実践に落としたかを外部に発信するためだ。

学んだことを実践知に落とすというサイクルをアジャイル的に行いたかった。具体的には、学びを即実践してうまくいかなければ即改善(学び直し、関連知識の収集)というのを短期間で繰り返すイメージだ。

アジャイルという言葉に馴染みが

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タスクと論点の整理(の途中経過)、という話

タスクと論点の整理(の途中経過)、という話

「へっぽこマーケターの日々」第45回(前回は3/19更新)。

前々回のnoteで、タスクを抱え過ぎたときに優先順位をつけるのが、下手くそな件について書いた。

ここからは、タスクごとの論点を明確にし、どのタスクを完遂することがより全体へのインパクトがあるかを探していく。

今回は、試行錯誤したことをプロセスの記録として書く。ほぼただの日報だ。

(イシュー構造を分解するのがまだまだ苦手=教科書通

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