タスクの目的の抽象レイヤーを考える、という話
「へっぽこマーケターの日々」第47回(前回は3/24更新)
前々回のnoteの続きである。タスクがたくさんあり、優先順位がつけられない人の役に立てたらと思いつつ、今やっていることを記録する。
そもそもタスクの根源的な目的は、経営戦略という抽象レイヤーに帰属する。よって、経営戦略に照らし合わせて、自分の部署やプロダクトがどんな課題を解決すべきなのかを現在整理している。
言い換えると、どんな論点=問いへの答えを出すためのタスクなのかを言語化するプロセスとなる。
今回は、
・直近の作業プロセス
・1on1でのフィードバック
・ネクストアクション
について整理する。
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直近でやったこと
1.タスクを付箋に1枚ずつ書き出し、グルーピングし、カテゴリ名を決めた
2.カテゴリ同士の因果関係を可視化した
《1と2の例》
1. 似てるタスクを集める
- コーポレートサイトの構成と要素の整理
- コーポレートサイトのあるべき姿設定(定量)
- コーポレートサイト訪問者のセグメント別のジャーニー作成
2. 1のタスク群の目的を言語化(カテゴライズ)
- 1のタスク群なら「to B/to Cのコルクのファンを獲得」
ここから先でやっていくことのイメージ
ここから、「なぜこのタスクが必要なのか(課題仮説)」「課題仮説を打開するための打ち手仮説は何か」「アウトプットイメージと〆切」を考えなければならない。
今日はその内、なぜこのタスクが必要なのか(課題仮説)」までは一度書ききれた。そのプロセスの中で、大小合わせて30個弱のタスクから、10個弱をいったん「今やること」から外すことができた。残り20個余りのタスクについて、実行まで落とすための整理を行う(=ネクストアクション)必要がある。
今回やったこと
タスクの目的を整理するために、仮説を考えることにした。『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』(安宅和人 著)を今回もまたかなり参考にしている。
1. ただの設問=コルクのミッション、ビジョンがどれくらい達成できているか、の根拠となるファクト集め
2. ファクトを基にどんな課題に取り組めばよいか考える
3. 課題の「why」を3階層ほど掘り下げて、「何が実現を妨げているか」を盛り込んだ問いを立てる。
たとえば1に関しては「どれくらい」のままの問いでは答えはだせない。よって行動につながるような答えを出せるような、論理の構造に事実をはめ込んでいく必要がある。
たとえば、「●●市場はどれくらいか」を「●●市場は縮小しつつあるのではないか」という具合に答えられる問いに捉え直す必要がある。
フィードバックしてもらったこと
元BCCの大きなお友だちにタスクと仮説の対応表を見せたところ、以下のフィードバックをもらった。
・仮説のロジックがゆるいところを潰す。
・仮説が確からしいか怪しいところはファクト不足なので注意する。自分を疑う。
・タスクの因果関係は上から下にかけて論理展開されるように並べるべき。結論が先だと唐突。
・「理想>現実>ギャップ>打ち手」という構成に。する意識で書く。見る側も考える側も整理されやすい。
・タスクの粒度がまちまちなのは解像度のバラつきでもある。
・whyがまだまだ掘り下げられる仮説=解像度低いを深掘りし、課題をより具体的にする。
参考になり過ぎるので、これを基にネクストアクションを進めたい。
ネクストアクション
とにかく「課題仮説を打開するための打ち手仮説は何か」「アウトプットイメージと〆切」の2つを書き切ること。そこからちぐはぐなところを解消していくしかない。
具体的には、
・解像度高いもの打ち手仮説→アクションプランと〆切に落とす、を迅速に決めきる
・仮説がゆるいものはwhyをあと3回は重ねて仮説の解像度を高める、の〆切を決める
の2段構えで進める。
だいぶ脳内がクリアになってきた。アクションプランの理想型は、他の人にタスクを渡して齟齬なく実行されることだ。これを目指して引き続きやっていく。
わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。