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夏の音楽フェスで年越し〜Falls Festival編〜

オーストラリア・タスマニア編-3

2018年に向けての年末年始を挟んだシーズンにWombat Cafe’に参加することは、様々なイベントに関わらせてもらえる賑やかで面白いタイミングだった。

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年末年始は日本のフジロックのようなキャンプイン2泊3日の音楽野外フェス・Falls Festival、その後はシグネットという可愛い街で行われるフォーク音楽をメインとしたCygnet folk festivalがあり、日々の週末はタスマニアの州都・ホバートの街でのFrankoマーケットに出店・・と賑やかなイベントが連続。当時のことをレポ的にまずFalls Festival編からはじめてみる。
 

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Falls Festivalは、毎年大晦日と1月にオーストラリアのローン・マリオンベイ・バイロンベイ・フリーマントルで開催される音楽フェスティバルで、北半球にはない年越しができる夏フェスということになる。会場の近くでは海水浴が楽しめたり、会場内では様々な飲食店、雑貨店、はたまたバンジージャンプ屋まで登場して様々な楽しみ方ができる。

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わたし達Wombat Cafe’メンバーは、日中は基本的にバンの中でアボカド等の野菜が入った手巻き寿司やお好み焼き、ベジバーガーを作り接客していた。

日本人であるものの手巻き寿司の作り方も初めて覚えたようなもので、それまで手巻き寿司=スーパーのお惣菜コーナーで買うものだった。しかーしWombat Cafe’のおかげで作り方を習得。手作りの巻寿司はこんなに美味しいものだったのかと初めて知ったのだった。

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ちょいと息抜きに遊んでみる。
実際はカラフルな野菜が沢山入っていて美味しい。

とにかく巻いて巻いて、巻きまくっていた。半分に切ると食べ歩きしやすいので、巻き寿司片手にお客さん達はフェスを楽しんでいた。お好み焼きやベジバーガー等も人気で、わたし達はシフトをやり繰りしながらバンのスタッフとフェス散策を交互に楽しんだ。

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音楽フェス自体については、
はるか昔、2003年のサマソニが初めての音楽フェスだった。そのときの大トリだったイギリスのRadioheadのライブとcreepの曲での大合唱や歓声、一体感が衝撃&大感動すぎて凄い…と開眼。(ホントに凄かった…当時のRadiohead動画はこちら。

その後はフジロックに1度行ったものの、キャンプ付きの野外フェスには以来行っていなかったので久しぶり&初の海外音楽フェスで嬉しく、わいわいと出店しながらフェス散策もできたことは忙しくも念願の日々だった。

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同僚のトモコ氏と出店でヘナを描いてもらう。
浮かれるふたり。

なるべくお目当てのバンドが見られるよう休憩やシフトを組んでもらっていたので、希望していた元OasisのLiam Gallagherと友人おすすめのFleet Foxesを見ることができた。(というか、それくらいしか分からんかった) 

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リアム。このときのOasisのWonderwallの曲の大合唱は凄かった。Fleet Foxesでは俄ファンにも関わらず最前列で聴くことができた。海外はぎゅうぎゅうに詰める文化がないので女性でもラクに楽しめて助かる。

Wonderwallは、作詞の兄ノエル曰く「想像上の友達に救われる歌」とされているらしく(最初は当時の恋人の歌と話していたとか)歌詞の見方によってはその友達とは自分自身である説もあったりと、何かあったときに心の支えのように守ってくれるバリアのような存在をWonderwallと表現するなら面白い。

(ところでアニメのエヴァンゲリオンでは心の壁のことをATフィールドといいますね。というエヴァ好きの呟き。)ちなみにこの旅の後帰国して、日本でトモコが働くことになったお店にサプライズで突然訪ねたことがある。彼女は驚いた顔をしていたものの「今日さ、ちょうどOASISの曲流してたんだよ。いつもは聴かないのに…。」と話していた。OASISでの虫の知らせとは面白い。

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↑エリアを散策していると、日本にはあまり無いであろう日焼け止め設置コーナーを見かけた。何かと日焼けを気にする日本ではほぼ全員が日焼け止め持参だから、こういうコーナーはなかなか存在しない気がする。(その後、メルボルンの宿の受付でも大容量のやたら大きな日焼け止めがぼーんと置いてあったり、ちょこちょこ見かけた)それとも最近の日本の野外フェスでは存在しているのだろうか…。あとはATMからスマホ充電コーナーまで充実していた。

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↑スタッフ専用コーナーで見つけた小さなハーブ・野菜畑。フェスの数日のためでも食事に活かすための小さな畑があるのはいいな。このエリアには温水シャワーエリアがあって頑張って並んで使っていた。トイレはおが屑をかぶせるタイプのコンポストトイレ…と環境への配慮も。

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↑トモコはんに教えてもらっていたウクレレ。すこし歩くと海に面しているので、音楽を楽しみーの海水浴を楽しみーのができる。とはいえやはり体感覚が違うようで見た目はハワイのような南国でも、水温は日本から来た人間からすると冷たくて水着どころではなかった。水行レベル。

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↑Wombat cafe’が出店していたThe Villageのエリアの夜の様子。

夜はチャーリーとチョコレート工場のティム・バートン監督の映画みたいなカラフルな世界観になり可愛い。狭いコンテナ内で踊るディスコ?クラブ?からインスタント結婚式場もあって、これまた映画に出てきそうな可愛いカップルが結婚式を挙げていた。自由に誰でも参加できるので、わたし達は参列者となり勝手に彼らをお祝いしたのだった。彼らは今頃どうしているだろうか…。

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↑ 夜のカウントダウンからの年越し。寒かった。震えながら寒そうーな顔をしているわたしの写真がワカさんによって激写されていた。寒がりなんす…パーカー、セーターのベスト…着込んでも寒かったんざます。タスマニアの夏シーズンとはいえ、夜はけっこう寒かった…。

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↑フェスが終わった会場の衝撃の現実。優雅にその辺の椅子に座るトモコ氏。Wombat Cafe’メンバーは勿論ゴミは持ち帰ります…が、周囲に残されているゴミの多さよ。このゴミの海…新品の折り畳み椅子、テント、シェラフ、マット、ペグ、使用済みコンドームまで(?)ありとあらゆる物・アウトドア用品が散乱。このカオスの海で拾ったものだけで数日間のテント生活がまた新たにできそう。

最後に、こちらのパーカーの件を書いておこう。

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わたしは音楽フェスでTシャツではなくパーカーを買いたいという謎の憧れがあったので、60ドルだか80ドルだかそれなりのお値段でうかれて購入。念願の夢が叶うことになるも、今になると結局Tシャツのほうが良かったなと思っていることを告白しておく。(パーカー、家で結局全然着てない…)

でも、いーんです。パーカーを着ていなくともね…。パーカーよ、数日だけでも楽しい夢を見させてくれてありがとう…(?)

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休憩エリアのテーブルにて

お次、『夜中の筋トレが止まらない〜Cygnet Fork Festival編〜』へとつづく。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます🕊