アート独り言。(アールブリュット~コミュニケーションの形)
7年前。
私は「僕らの時代のライフデザイン」(2013)著者、米田智彦さんの出版記念イベントに参加した。
当時、貿易事務をしていてずっとやりたい事がやれずにモヤモヤしていた。そんな時にこの本を読んで感動した。
すぐに行動し、今の会社に転職した。イベントで直接米田さんにお礼を言うことが出来て嬉しかった。
米田さんは前「ライフハッカー」編集長、現「FINDERS」編集長。
住所や荷物を持たず生活する「ノマド」ワーカーの先駆者として知られている。
米田さんの熱烈なファンの方が、名古屋のお寺でイベントを企画してくれた。
出版記念イベントはfacebookで募集され、その告知をTwitterでされているのを偶然見つけ、参加した。facebook以外の参加者は私だけだった。
当時はまだfacebookを使っておらず、なんとなく避けていた。その頃のTwitterは今と違って割りとのんびりとしたもので、ROM専(死語?)だった。
mixiユーザーがまだ多く、Twitterに移行しつつある時代。私にとっては単なる情報収集のツールにすぎなかった。
↑偶然にも岐阜の方がいた。
イベントでは名刺交換を求められ、その後すぐにfacebookで繋がる儀式のようなものがあった。
私はまだ名刺もなく、目の前の儀式を眺めていたら米田さんに
「facebook登録しましょうよ。名刺もちゃんと作った方が連絡先交換すぐ出来ますし、世界広がりますよ」
この一言で躊躇していたfacebookを始めることに。
世界はどんどん広がっていった。
今参加しているダンスチームや映画仲間、ほぼfacebookからの繋がりだ。
柳ヶ瀬のクラブでVJすることや映画制作、イベント主宰など、夢がどんどん叶っていった。
次第にmixiやTwitterからは離れ、facebookにほぼ移行。
しかし自分が企画するイベントの集客に限界を感じ、色んな人にアドバイスをもらい最近になってTwitterを再開。
タグ付けしたり、リツイート、リプライ?数年前とは様変わりしていた。
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誹謗中傷の事件の記事を見て、米田さんの著書「デジタルデトックスのすすめ」(2014)を思い出した。
SNSやりましょうの次は疲れたらお休みしようって。冷静に考えたら面白い。
そんな事を考えていたら、中断されていた「アールブリュット」の撮影依頼の連絡が来た。
作家さんと福祉施設の利用者さんの作品共同制作を密着するのは3年目。ただ単に撮影するだけでなく、作家さんや施設の利用者さんと触れあい、一緒に築く一つのプロジェクト。
でも今年はまだ気軽に集まれない。
触れあえない。
どうやって撮影する❓️
どうやってコミュニケーションを取ればいい❓️
どうやって共同作品作るの❓️
悩みに悩んだ。
メールにはこう書いてあった。
「今年は面白いやり方ですよ」
続く。
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