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ダンスワークショップを終えて。

先日、世界的に活躍しているダンサー「ケントモリ」のon-line✕off-lineダンスワークショップが終了した。

https://km1world.com/

ケントモリとは
マイケル・ジャクソンとマドンナが取り合ったダンサーと良く書かれている。
愛知県出身。
正しくはマドンナの『Sticky & Sweet』ツアーダンサーとして契約中、マイケル・ジャクソンの『This is it』のオーディションに唯一合格した日本人。マドンナと契約中だった為、辞退。
マイケルと仕事をすることが夢で渡米した彼にとって苦渋の決断だったに違いない。

私がいつも撮影させてもらっているダンサーの友人が岐阜会場の主宰となった。
ダンスに関してはあまり知られていない岐阜での開催は本当に凄いことだ。音楽に合わせてカッコよく踊るだけがダンスではないのだ。
彼女が積み重ねてきた努力の賜物である。

決定してから1ヶ月あっただろうか。初めての試みだったが、とにかく時間がない。彼女から助けを求められた。時間がないなりにも、私にも出来ることは何か必死に考えた。

一番苦労したのは場所探し。この状況ではどこも簡単には貸してはくれない。
この機会に、ありとあらゆる知り合いに連絡を取る。久しぶりの友人と連絡取れたことが嬉しかった。

こんな状況でも、チラシ配りに協力してくれたり、チラシを置かせてくれたり今回は無理だけど次何かの時によろしくねと、岐阜の人々は本当に温かかった。

友人は、睡眠時間などほぼ取れない状況。それでもめげない。時間ギリギリまでチラシを配り、ダンスレッスンに向かう。
機材の勉強も、物凄くしていた。

彼女は、感染症が蔓延するずっとずっと前から、インターネット上で配信をしていた。
アイドル気取りだ、育児放棄だと容赦ない言葉がふりかかるも、彼女は地域に根付いた活動をするために立ち止まらなかった。

配信もかなりの上級者の域に達していたからか、機材が充実していた。私の機材と合わせれば、今回の企画が実現可能だった。

私自身は配信に慣れておらず、とにかく現場を上手くまわす事しか考えられなかった。

VJ時代には、本番直前にプロジェクターが故障する、カメラがお客さんに吹き飛ばされる等々、目から鼻血が出そうな事もあった。(出ません)
その時の経験が生かせるかもしれない。

多少のトラブルはあったものの、致命的には至らず。彼女持ち前の明るさで乗り気った。
参加者は本当に楽しそうだったし、ここがわかりません!と積極的に質問もしていた。

彼女はとても明るくて積極的にみえるが、実はかなりの人見知り。初めて声をかけたときもまるでお地蔵さんのようだった。

しかし踊り出したらまるで別人、パワフルで男性並みの背筋、柔軟性を最大に生かした誰もが惹かれるダンスをする。

内に秘めたる情熱。
絶対に乗り気ってみせると、強い意気込みにとても沢山の力をもらった。

当日はいつものダンスチームのメンバーも来てくれて、何も言わなくてもサッと動いてくれる。
終了後は荷物を運んでくれたり、「本当に大変だったね、お疲れさま」と、さりげない一言。気力体力が全て消耗したけれど、仲間たちの言葉に救われる。

帰り際、彼女からプレゼントをもらった。忙しくてそれどころじゃなかったはずだけど気遣いが嬉しかった。
帰宅すると彼女からお礼の長いメッセージ。
達成感が半端なかった。

これで終わりではなく、これからが彼女のスタート。これからも活躍が楽しみだ。

彼女について、いくつか書いてます。

撮影こぼれ話。(ダンサーと美術館) https://note.com/teramaki/n/n562646d312d9

撮影こぼれ話。(雨のち晴れ。木漏れ日の下のディスタンスダンス) https://note.com/teramaki/n/n7c5f1bdf7e57

撮影こぼれ話。(鶴瓶師匠に呼ばれたけど会えなかったお話。) https://note.com/teramaki/n/n3e38850a7ff7

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