藤本菜月

結婚や転勤で福島に転入した女性をサポートする一般社団法人tentenを運営する元霞が関…

藤本菜月

結婚や転勤で福島に転入した女性をサポートする一般社団法人tentenを運営する元霞が関勤務キャリア技官。福島への移住後人生に彷徨い、その苦悩を元に非営利活動を立ち上げ仕事にした経験談や経験からの考察、現公務員や公務員を目指す人へ物申したいことを綴ります。#ジブン株式会社マガジン

最近の記事

公務員こそ働き方改革!家族は辛いよ

私の夫は公務員です。そして私は公務員の妻であり家族です。 今回は、公務員の家族としてなんだかな~と思ったお話。 労働基準監督署からの出頭命令!?数か月前、tentenに労働基準監督署から出頭命令(?)の通知が届きました。確認すると、労働基準法に反した雇用をしていないか調査するので、スタッフの雇用契約書、出勤簿、賃金台帳などをもって来いという内容でした。 私は小さい法人ながら、労働保険はもちろん、雇用保険も入ってるし、社会保険もちゃんと払っているし、最低労働賃金も順守している

    • 【公務員論】今やっている仕事は何のため?「そもそも論」を考える癖を身に着けよう

      「公務員なんか一刻も早く辞めてしまいたい!」と思った私が、福島に移住し、公務員がカウンターパートとなる仕事を始めて「公務員って実はめちゃくちゃクリエイティブな仕事なんじゃん!」と気付き、 「クリエイティブな公務員になるためにはどうしたらいいのか??」と思考を巡らせ、日々仕事をしながら気付いたことを【公務員論】として書いていきたいと思います。 今回は「そもそも論」について。 そもそも論って辞書を引くと「物事を原初に立ち返って論じること、さかのぼって必要性や存在意義などを問うこ

      • 公務員は実は最高にクリエイティブな仕事だった!

        国家公務員を辞めて福島に。「地方に結婚やパートナーの転勤できた女性のサポート活動をする」というやりたいことをようやく見つけた私。非営利活動のやり方を知り、さらには活動に賛同してくれる仲間を見つけ、2018年4月から「転入女性が暮らしやすい福島づくりプロジェクト」を始めました。 今回はそこから公務員たるやということを考え始めたお話。 活動の立ち上げは行政の補助金を活用活動初年度に何をしたかといいますと、、、 ✓お友達作りや地域を知るキッカケづくりとして、地域資源を活用したW

        • 元公務員、やりたいことを見つけてから、動き出すまでに8年かかったワケ

          キャリア官僚を辞め、福島に移住し、転勤族の妻となって人生の路頭に迷い、そこから抜け出してやっとやりたいことが見つかった私。 しかし、私は、元公務員。 言われたことだけ一生懸命やってきた、与えられた仕事しかやったことがなかった私は、その想いをどうやって実現させたらいいのか分かりませんでした。 そして、その想いを行動に移したのは2018年。南会津でやりたいことが見つかってから約8年後になります。 5年間で引越し3回。子育てに明け暮れる日々に限界を感じる息子と娘が生まれ、しばらく

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          元公務員、福島で人生に彷徨い、やっと自分のやりたいことを見つける

          福島・南会津に来てからというもの、私の人生設計が狂い始めました。 自分の人生にこんなことが起こるとは思っていなかったというのが正直な所。 しかし、それと同時に、こんな境遇に置かれている人たちがいるんだということを肌身を持って知ることになりました。 そして、それが今の活動に繋がることになろうとは、、、人生は何が起こるか分かりませんね。 転勤族妻、南会津で路頭に迷うまず、思っていたような仕事がありませんでした。 私が「第二の人生を福島で!」と思っていたような仕事は南会津にはあり

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          キャリア官僚を辞め、福島行くことを決めたら、こんなはずじゃなかったことが待っていた

          前回は、キャリア官僚を辞めたいが何をしたいか分からず、自己啓発や自分探しにどっぷりハマった挙句、結局自分なんて見つからずに結局そのまま霞が関生活を続けることになった話を書きました。 今回はその後のお話を・・・ 結局は寿退社に逃げたはい、そして最終的にどうしたかといいますと・・・ 「寿退社」しました。 寿退社をして、東京から福島に引っ越すことに決めました。 その頃お付き合いしていた同僚(今の夫)が 「僕、地元の福島に帰りたい」 と言い出しまして、福島の仕事への転職活動を始め

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          「自分探し」をしても「自分」なんて見つからなかった

          「自分がやったことが直にダイレクトに誰かの役に立っていると感じられる仕事に就きたい!私がやりたかったことはこんなことじゃない!!」 と思い始めてから、「転職」ということを考えるようになりました。 でも、キャリア官僚という職を捨ててまでやりたいことなんてない私。だって、小中高と夢もなかったし。。 そんな時、高校時代の親友から、高橋歩という人を教えてもらって、その人の本を読んでみたんです。そしたら、、、 「人生は楽しむためにある!」「夢は逃げない。逃げるのは、いつも自分。」 と

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          公務員は世の中を変えられないと気付いた霞が関時代

          記念すべき初投稿です。 私は今、福島で結婚やパートナーの転勤、Uターンなどで福島に転入した女性達の転入後の暮らしをサポートする一般社団法人tentenを運営しています。https://tentent.info/ いわゆる民間行政的な活動をしているため、「公務員」という立場の方々と日々関わっており、色々考えることが。。 実は、私もその昔、公務員でした。 「こんな面白くない仕事、今すぐにでも辞めてしまいたい!!」 と思って実際に辞めたのですが、福島に来て、今は県職員や市役所職員

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