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キャリア官僚を辞め、福島行くことを決めたら、こんなはずじゃなかったことが待っていた

前回は、キャリア官僚を辞めたいが何をしたいか分からず、自己啓発や自分探しにどっぷりハマった挙句、結局自分なんて見つからずに結局そのまま霞が関生活を続けることになった話を書きました。
今回はその後のお話を・・・


結局は寿退社に逃げた

はい、そして最終的にどうしたかといいますと・・・
寿退社」しました。
寿退社をして、東京から福島に引っ越すことに決めました。

その頃お付き合いしていた同僚(今の夫)が
「僕、地元の福島に帰りたい」
と言い出しまして、福島の仕事への転職活動を始めたんです。
もともと結婚するならこの人だと思っていたのもありますが、福島に行くなら仕事辞める理由ができる!って思っちゃったんですよね、私。
キャリア官僚を辞める理由が欲しくて、自分のやりたいことを探してたんですが、それは自分だけでなく家族を納得させるためということもありました。
「結婚という理由であれば、家族も祝福してくれるし、仕事を辞める理由になる!!!」という、本当に浅はかな浅はかな考えでした。
今これを書いてても本当に恥ずかしくなるぐらいの浅はかな考えです。

そして今の夫は福島に転職が決まり、ついに12月31日をもって役所を退職することに決めたのです。
お世話になった方々に退職の挨拶をしに行ったときに、離婚してシングルで働いている女性上司から「なんで辞めるの!?離婚できなくなるよ!!」という今から結婚する人に向けて言うか!?というアドバイス(?)をいただいたのですが、今となったら本当に的を得ているな~と思い出しますww
その頃の私は、「ま、福島に行ってもすぐに仕事なんて見つかるっしょ!!」と軽~~~~~い気持ちだったもんですから、そのアドバイスはあまり響かなかったんですよね。

福島移住は希望しか見えてなかった

私はすごく晴れ晴れしていました。
「この息苦しい世界からこれで逃れられる!!
福島という新しい世界で第二の人生を開くんだ~~~~~~~~!」

よく「福島に来ることに不安はなかったんですか?」と聞かれますが、
「はい、これっぽっちもなかったです!」と回答しています。
行けば何とかなる」と本気で思っていました。
そして私にとってはそれは福島じゃなくてもよかったんです。
言うてみれば「ここ以外のどこかへ」という思いで、それがたまたま福島だったんですよね。
1回旅行で行ったことがあるぐらいの福島。
ほぼ知識なしの状態でした。
大学進学を機に実家を出て名古屋へ、就職で東京へ。
住む場所を変えることには慣れていたので怖くなかったんですよね。

福島で待っていた現実

さぁ、いざ福島へ!仕事も探さないと~♪
と希望に満ち溢れていたのは、夫の最初の赴任地が告げられるまででした。
「こんなはずじゃなかった」とういことが次々と起こってきたのです。

なんと夫の最初の赴任地は、福島県の中でも、いわゆる「田舎」と言われる南会津町だったのです。。。
私が移住した平成19年で人口は2万人弱の南会津町。えーと、イメージ的には、「人生の楽園」というテレビで移住者が移住する自然豊かな田舎です。豪雪地帯で冬は1m以上の雪が積もります。
義母からは「東京からいきなり南会津、大丈夫??」と心配されました。

しかし、私としては、田舎町に移住ということが「こんなはずじゃなかった」わけではありませんでした。

最大のこんなはずじゃなかったは「南会津町に住むのは3年ね。そのあとは異動で別の地に転勤だから」と言われたことでした。

「え、、、、!?ちょっと待って。。。ということは、私、あなたの転勤のたびについて行って、仕事を変えないといけないってこと!?正社員になれないじゃん!!!てかそんな状態で仕事なんてどうやって見つけたらいいの!?そんな人雇ってくれるところあります!?!?」
とプチパニックに。

地方公務員(県職員)に転勤があるなんて聞いてないし、そもそもそんなこと全く想定していなかったのです(夫も)。いや~~、本当に浅はかですよね。

ということで、私の南会津無職生活(専業主婦生活)が始まったのでした。


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