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新しい鍼灸治療を目指して


鍼灸治療は腰痛肩こり専門の治療法であると考えられています。


しかし鍼灸の歴史上有名な治療家や高麗手指鍼の先生金成万師は末期の癌も治したことで有名でした。

先生が治療法を「私は気をコントロールでいるので治せる。鍼1本1本刺すときに気を込めるので、がんも治せるのだ」説明されていました。

達人や名人はみな気の達人であったようです。

1 鍼灸治療は紀元前5000年以上前に存在していたはず

数年前NHK番組で「アイスマン」と呼ばれるミイラが発見されました。

氷河が解けて発見されたミイラにはツボに当たる数十か所に井形の刺青がありました。

彼は紀元前500年前の人でした。

それを見た医師が「紀元前のヨーロッパにも鍼灸術があった」と言っていました。

それは妄想だと私は思うのですが、おそらく古代の中国の治療家がヨーロッパアルプスに行って、鍼治療を行っていたのだと妄想しています。

2 東洋医学の源典「黄帝内経」は紀元前256年に書かれたと言われている

東洋医学の源典に書かれていることは、すべて気の治療という事です。

気の流れ12経絡が乱れて病気になるので、それを整えることが治療になるという事です。

「病は気から」という意味は「病になるのは気のバランスが乱れて起こる」という意味です。

誰でも知っているツボに鍼を刺すことも、ツボの気の状態を診断して整えることを刺します。

3 中国の考古学では紀元前3000年前まで鍼があったことは証明されている

広大な中国大陸で古代の遺跡発掘は難しいことです。

鍼灸に関する文献など痕跡で最古のものは、紀元前の金の時代で1900年と言うことです。

妄想するなら漢字で表記されているものがあるなら、鍼のツボやその治療ははるか前に存在し、それをある程度まとめると何年かかるのでしょうか?

それらを歴史上の様々な事象や経験から考えると、紀元前5000年以上前から鍼治療は存在していた。私はこのように考えています。

それらが文章としてまとめられたものが「黄帝内経素問霊枢18巻」です。

紀元2021年の現在まで、鍼治療はこの源典をいかに読み解くことに腐心してきました。

新しい理論、気の理論を発展させるものは二千年間出ませんでした。

4 鍼灸師に出てくる歴史上の治療家は外科手術も行っている

中国の歴史には奇跡を起こす治療家が何人も書かれています。

この方面には詳しくないのですが、「中国医学の誕生」加納喜光 著 東京大学出版会 刊 を読むと、彼ら治療家は外科手術も行っていた。

その手術方法はギリシャ発祥の外科手術であるので、治療家は中国人より外人であったらしいのです。

ヨーロッパからテクテクと馬に乗って5000キロメートルを治療に来るのは、王様や地域の豪族治療でしこたま稼いでいたのでしょう。

東洋医学は内科しかありませんので、この説は正しいと思います。

彼らは気の治療を行ったかは分かりませんが、おそらく気の治療を行ったとは思えません。

重病人を東洋医学だけで治したわけではありませんでした。

5 病気を治している治療家は気の達人でもある

現代で鍼灸治療に求められるのは腰痛治療です。

西洋医学がすべての病気をカバーできるわけではなく、原因をつかみ治療法が確立して治せるのは、全体の2割だと研究者の意見がありました。

患者はその残りの8割の病気になった時、漢方薬や鍼 灸治療に救いを求めることになります。

しかし達人名人と呼ばれる方たちの治療法の中身が、気のパワーに頼ると知ったらどう考えるでしょうか。

また気のパワーをどのように学ぶか、どのように教えるかについては未だ確立した学習法はありません。

6「手のひら先生の高麗手指鍼療法」の本では、その突破口として新らしい治療法を提案しました

どのような新しい理論でもその端緒、アイデアの基になるものはあります。

中心になる理論は「人間の進化と鍼理論の融合」です。

進化の段階は3段階、フェーズⅠ~Ⅲまでツボを発見し、ツボ診断で鍼の方向と本数を診断して治療するものです。

そのアイデアのきっかけを与えてくれたのが、フランス人ノジェ博士の「耳鍼法」であり、フェーズとは何かを考えさせてくれたのが三木茂夫東京芸術大学教授の「生命形態学序説」でした。

なぜノジェ博士が耳つぼがフェーズ6も現れ、フェーズとは何かを説明できていないのは、人間が4億年以上かけて魚(それ以前もあるかも?)鳥 人間それ以上に変化して来たとは思いつかなかったのでしょう。

2019年に出版したのですが、この進化と鍼治療を融合した理論であることを理解していただいた方は、治療家ではなく上場企業にお勤めでされたまたはお勤めの方たちであったのは、驚きであり分かる方には伝わっているのだと思いました。

二千年前は脳は謎の臓器でした。

頭皮ツボは描かれていましたが、脳神経を治療するためのものではありません。

目や耳や体の障害を治療するためのものです。

免疫調整といっても現代の免疫理論と異なります。

これでは現代求められている、免疫疾患の関節リウマチやや脳疾患のパーキンソン病などの治療は出来ないことになります。

そうは言ってもこのことは簡単には理解されないと思うので、動画にして公開しようと準備しております。

サポート頂いたら最先端の医学雑誌と、最先端の進化論本を購入し難病治療研究に役立てる予定です。