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青春という名のKPOP Vol.25 ~今年「魔の7年」で解散した清純派グループ②GFRIENDの魅力。

「魔の7年」、いや「決断の7年」が来年、TWI CEやOH MY GIRLが訪れる。

果たしてグループ存続できるだろうか。

Lovelyzと同様に2021年今年解散となった人気ガールズグループがいる。

GFRIENDだ。

K-POP界でささやかれる「魔の7年」説については前記事でも語ったが、KPOPグループにとって非常に大きなテーマなので今一度説明しよう。

韓国のアイドルグループの契約期間はデビューから約7年に設定されている場合が多い。

「魔の7年」を越え、8年目以降も活動を続けるには、メンバー全員が所属事務所と再契約をする必要があるのだけど、メンバー全員と所属事務所が合意する必要があり、非常にハードルが高い。

今年、GFRIENDもこの「魔の7年」を越えられず事実上の解散となった。

GFRIENDはソウォン、イェリン、ウナ、ユジュ、シンビ、オムジの6人によるグループで、韓国名は「ヨジャチング」。

ヨジャは「女子」、チングは「友達」を意味していて、その清楚なビジュアルからは想像もつかないパワフルなダンスやパフォーマンスから「パワー清純」というコンセプトを掲げ、ヒット曲も非常に多いGFRIEND。

そんな彼女たちでも、「魔の7年」には勝てなかった。

この「魔の7年」の高い壁。アイドルの刹那さを痛感させる。

解散してしまったけれどGFRIENDにも素敵な曲が沢山あるので紹介したい。

個人的に心に残ったリード曲の10曲を紹介!

ではデビュー曲からGO!

「Glass Bead」(MV視聴回数:322万回/2015年1月15日-)

超ミニスカで学校に登校してるよ!チャイム鳴っちゃったよ!

溌剌してますねー。体操服で跳び箱飛んだり平均台も楽しそう!

曲調も明るいバブルカム・ポップでトキメキ感が溢れてる。

清々として、伸びやかな歌声も気持ちいい。

まさに「学校」コンセプトを体現した”学校3部作”の幕開け!


「Me gustas tu」(MV視聴回数:4700万回/2015年7月23日-)

デビュー2曲目にしてMV視聴回数4700万超への大ヒット!

今回も学校シリーズ第2弾だ。また登校(下校?)シーンから始まる!

放課後に遊んだり、ピクニックしたり、とにかく楽しそう。

爽やかな雰囲気が全編に溢れていて、サビのメロディも素敵だ。

ダンサブルなビートだけど清涼感のある歌声がマッチしていて、特にユジュの突き抜けるようなヴォーカルが素晴らしい。

この曲を大雨の中で懸命に歌う彼女たちのライブが評判を呼んだ。

雨で滑って、転んじゃってます。。その数6回以上。。

でも最後まで頑張るGFRIEND。ファンも心打たれ、彼女たちの人気を逆に後押しすることになるこのライブ動画は視聴回数1600万回を超えた。


「Rough」(MV視聴回数:7513万回/2016年1月25日-)

学校3部作の最終章は冬。卒業を描いて、切ない雰囲気だ。

彼女たちの物憂げな表情としっとりを歌い上げるヴォーカルが美しい。

別れを感じさせる痛切な歌い上げ方がとてもドラマティックだ。


「LOVE WHISPER」(MV視聴回数:4493万回/2017年8月1日-)

夏の爽やかさ全開に彼女たちのヴォーカルが気持ちよく響き渡る。

自然の中で開放的な雰囲気の中、彼女たち一人一人の魅力が溢れている。

メロディもとてもキャッチ―で聴きやすく、何度も聴きたくなる一曲だ。


そして2018年1月に、デビュー後初となる単独コンサート「Season of GFRIEND」を開催して、チケットは販売開始からわずか3分で完売となり、人気はすでに決定的なものになっていた。


「Time for the moon night」(MV視聴回数:6443万回/2018年4月30日-)

ダンサブルなテンポでありながら、沁みるバラードでもあるという

不思議な魅力に満ちた楽曲で、どこか寂しさを感じさせて余韻深い一曲。


「Memoria」(MV視聴回数:1327万回/2018年9月19日)

GFRIEND初の日本オリジナル楽曲だが、これが実にいい感じの名曲。

しっとりと切なさもあり、サビが情緒的に歌い上げられドラマティック!

彼女たちのイメージと日本語の楽曲がピタリと合った親和性を感じた。

メモーリア♪メモーリア♪というサビのフレーズがとっても心に残る。


「Fever」(MV視聴回数:3223万回/2019年7月1日-)

黒い衣装に身を包み、ダンサブルなメロディで、今までとは違う雰囲気。

彼女たちの大人びて、愁いのある雰囲気が魅力的!

特にショートカットのウナの美貌とヴォーカルが映える。

学校3部作の頃からだいぶ時間が経ったんだなぁ、としみじみ感じる。


「Fallin' Light (天使の梯子)」(MV視聴回数:1057万回/2019年10月30日-)

私は正直KPOPガールズの日本語楽曲には9割方ピンとこないのだけど、

GFRIENDの日本オリジナル曲は名曲になっている。不思議だ。

ピアノの旋律から始まり、切なげに歌い始めてから世界に引き込まれる。

日本語の歌詞も心に入ってきて、彼女たちの日本語曲との相性に唸る。

是非聴いてほしい、隠れた名曲だと思う。


「Apple」(MV視聴回数:3655万回/2020年7月13日-)

GFRIENDの楽曲群で、一番セクシーで彼女たちの美しさが映える一曲。

赤いリンゴをモチーフにした童話的な雰囲気で、白や黒のドレスに耳を包んだ彼女たちが妖しげに歌い踊る。

学校3部作の頃とは隔世の感を感じさせる程に、大人の魅力に満ちている。


「MAGO」(MV視聴回数:6156万回/2020年11月9日-)

GFRIENDの解散前、最後のリード曲だ。

セクシーなディスコナンバーで、前曲に続き、更に妖艶さが増している。

キラキラボディコンシャスな衣装に身を包み、ポールダンスまで披露!

デビュー曲の初々しい投稿から始まり、学校を卒業して、そして最後は大人の女性として華やかに去る。そんな7年のストーリーだろうか。

ラストパーティを華やかに締めくくったラストシーンが清々しい。


そして、2021年5月18日に、事務所SOURCE MUSICが全メンバー専属契約を満了を発表し、5月23日に活動終了となった。

LovelyzもGFRIENDも契約終了年の2021年には楽曲をリリースできなかった。

どちらのグループも半年から1年弱のラストを走り抜けられない、どこか寂しさを感じる終わりだ。

【メンバー紹介】

メンバーは皆、Instagramをしているのでご紹介。

ソウォン/1995年12月7日(26歳)

ポジション:リーダー、サブボーカル、メインラッパー
現:キム・ソジョン

イェリン/1996年8月19日(25歳)

ポジション:リードダンサー、サブボーカル

ウナ/1997年5月30日(24歳)

ポジション:リードボーカル
2022年2月9日にVIVIZとしてデビュー!

ユジュ/1997年10月4日(24歳)

ポジション:メインボーカル

2022年1月18日にミニアルバム「REC.」(タイトル曲:Play)をリリース。ソロアーティストとしての第一歩を踏み出した。

ユジュはソロデビューした感想を、「自分をさらけ出すことにおいて、恐れという殻を一枚破ったような印象」と述べた。

ユジュはGFRIEND時代からメインボーカルとして、抜群の歌唱力でファンを魅了してきただけに、今回のソロデビューでも見事な歌声を披露している。

今回のミニアルバムで、ユジュは全曲の作詞・作曲に参加し、アルバムにはタイトル曲「Play」をはじめ、「Bad Blood」「Blue Nostalgia」など計5曲が収録された。

 ユジュはアルバムについて、「すべての録音と録画が始まるときに赤いランプがつく瞬間に感じる良い緊張感を収めたアルバム」とし、「Play」については、「軽快な伴奏と切ない歌詞が調和をなす魅力的な曲」と紹介した。

 グループ解散後、ユジュが最初のソロデビューとなった。ウナ、シンビ、オムジが3人組グループ「VIVIZ(ビビジ)」として来月デビューすることについて、ユジュは「メンバーたちと共にした歳月が私を作ってくれた」とし、「絶対消えない、永遠に大切な人たちで、変わることなく今も応援してくれている」と伝えた。

さらに「今回のアルバムのように、自分を表わすアルバムを作りたい。少しずつ記録を続け、共有したい瞬間を音楽で表現したい」と意気込みを語った。

Play(MV視聴回数:650万回/2022年1月18日-)

愁いのある歌声が沁みる楽曲だ。

シンビ/1998年6月3日(23歳)

ポジション:メインダンサー、サブボーカル
2022年2月9日にVIVIZとしてデビュー!


オムジ/1998年8月19日(23歳)

ポジション:サブボーカル、リードラッパー
2022年2月9日にVIVIZとしてデビュー!

VIVIZのデビュー紹介と現在のGFRIENDメンバーの活躍について触れた記事を掲載します。

そして、鮮烈なデビューを飾ったVIVIZの紹介と新曲MVはこちらの記事にたっぷり掲載↓

最後にGFRIENDの来日記者会見&プレミアショーの動画の模様。

後半には「Me gustas tu」の日本語版「今日から私たちは」を披露。

日本でもとても素敵な曲な曲をリリースし、日本ファンにも愛されたGFRIEND。

解散してしまったが、メンバー一人一人の今後の活躍を応援したい。

と言っていたら、2022年に入って次々にデビュー!(2022年2月2日追記)

まずはユジュが1月18日に初のソロアルバム「REC.」とタイトル曲「Play」をリリース!

YUJU-Play(MV視聴回数:553万回/2022年1月18日-)

艶やかなバラードでしっとりと歌い上げて見事な歌唱力!

そして、ウナとシンビとオムジがVIVIZとして2月9日にミニアルバム「Beam Of Prism」でデビュー!

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VIVIZ-BOP BOP!(MV視聴回数:657万回/2022年2月9日-)

GFRIENDと雰囲気が全然違って、これはまた新鮮でとってもいい!

更に彼女たちが美麗に活写されているSTUDIO CHOOMの映像もどうぞ!

[BE ORIGINAL] VIVIZ(비비지) 'BOP BOP!' (4K) at STUDIO CHOOM

いやぁ、いいですね!


それにしても韓国KPOP界に屹立する「魔の7年」の壁。

それを考えるとアイドルというのは期間限定の切なさを孕む。

だからこそ「アイドルは推したい時に、思い切り推せ!」

これに尽きると思う。

アイドルは永遠でないからこそ、切なく、そして愛おしいのだ。

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