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【書評・感想】塵も積もれば山となる〜侮ってはいけない複利効果〜

皆さんこんにちは♪

今日はこちらの書籍について紹介します。

「複利」と聞けば投資をイメージしますが、
わたしたちの生活、いや、人生においても複利という考えは適用できるんです。

投資の世界で用いられる「複利」は、投資で得られた利益がさらなる利益を呼び込む循環を指しますが、
私たちの普段の何気ない行動、意識、習慣の違いはさらなる利益をもたらす場合もあれば、反対にマイナスの複利効果が働くこともあるのです。

マイナスの複利効果が働く人の特徴は何か、
どうすれば複利効果の恩恵を受けられるか、
そして、複利効果はどのような結果をもたらしてくれるのか。

順番に見ていきましょう。


1.悪い習慣がないか精査しよう

悪い習慣。
これは人によって様々です。

ここで言う悪い習慣の定義は、
"その行動を将来続けても何も生み出さない、もしくは自分の利益とならないのに、目先の満足感を優先してとった行動"のこと。

理解してもらうためにわたしの例を1つ挙げます。

わたしは友人とお酒を飲む時、酔いが回ってくると気が大きくなりタバコを吸いたくなる時があります。
数年前に禁煙しているのですが、その場に喫煙者がいたり、理性のコントロールが効きにくくなると、「まぁ今日くらいいっか」と、タバコを友人から貰うのです。

自分には必要のないものなのに貰ってしまう、これは悪い習慣です。

わたしがこの悪い習慣を断ち切るには、
お酒をの量を調節したり、誰と飲む時にそうなりやすいのかなど、把握しておくことが必要でしょう。

ちなみに「習慣」は、毎日していることとは限りません。
同じような状況が目の前にあった時に、同じ選択を取っていればその人にとっては"習慣化"されています。

「悪い習慣」が問題なのは、悪い習慣から得られる満足感や報酬が、
長い時間をかけて得られる目標や報酬よりも重視されていることです。


何か思い当たる節があれば、一度精査してみてください。
物事を新しい方向に進めるには、まず無意識で行っている習慣や悪い習慣を変えていく必要があるからです。


2.人生の責任を負うか、負わないか

この「人生に責任を負うか、負わないか」は、
複利効果の恩恵を受けるには必須です。

自責の考えを持っている人は、人生を自分で舵を切って進めていくことが出来ます。

反対に他責とは、言い換えると自分の力を放棄したようなものです。

どんなに不幸なことが起ころうと、不測の事態が起きようとも、見る視点を高くすればするほど自責の考えを維持できます。

2020年に感染症が流行し、丸3年経ちました。
社会の在り方は流行以前とは異なり、仕事や生活が大きく変わった人もいるでしょう。

中には自分の状況に嘆いた方もいるかもしれませんが、そのような状況でも他責にすることも出来れば、自責で捉えることも出来るんです。

どちらに進みたいですか?

今の自分の状況は、これまでの無数の選択がもたらした結果です。

人生に全責任を負うとは、過去の自分が取ってきた選択の責任を負うことなのです。

ここに、「複利」の効果が隠されています。
日々、わたしたちは生きている中で沢山の選択をします。
その選択が1.01の働きををもたらしてくれるのか、あるいは、0.99の働きをもたらすのか、
数年後の両者の違いは明確です。

目の前に起きた悪い状況に遭っても、
自分がいつからか取ってきた行動の積み重ねで起きたのかも、と捉えられるようになります。

また、人間関係も偶然に任せるのではなく、全責任を持てるようになると、関係は進歩していきます。

他責で生きていると、選択を放棄するに等しいので複利効果があまり期待出来ないのです。


3.複利効果は誰でも使える、最強のツール

複利効果については、日々の何気ない選択を変え、積み重ねの重要性を理解するだけで十分に享受できます。

何も劇的に生活を変える必要はなく、微調整をしてプラスの複利効果が見込めるなと、自身が思える選択をして生きていれば良いんです。

その"1.01"の選択はやがて大きな力になり、その選択を取らなかった自分と比べれば歴然とした差が生まれているでしょう。

"悪い習慣"が誰しもあると思います。
時間を無駄にしているかもしれません。

人との関わり方に悩んでいるにも関わらず、ドラマやアニメを見ている。
その時間を使って毎日10分でも15分でも、人との関わり方に関する良書を読めば、悩みを解決できる可能性が生まれます。

複利効果の力は絶大です。


自責と他責。そして、複利効果。

この2点を押さえておくと、人生はより豊かになっていくと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました♪

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