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天命に生きた大人物、笹目仙人、中村天風

割引あり


『ある最先端の研究者の気づき』を近い将来、出版します。 
      
私は、先端テクノロジーのリサーチャーを長年月させていただきながら、さまざまな気づきがありました。現在もなお、たくさんの気づきがあり、これらは、これからも、NOTEさんにアップさせていただこうと考えています。第二弾になる『ある最先端の研究者の気づき』も近い将来、出版しようとか考えています。。こうご期待しててくださいネ。 (^^)

さてさて、過去の私の情報ファイルを整理していたところ、いろいろ貴重なものがありました。そこで、何回かに分けて、情報を整理。皆様にもシェアしていただきたいと思いました。

今回は笹目仙人中村天風です。(『ある最先端の研究者の気づき』シリーズより) 私は笹目仙人には直接お会いしましたが、神仙の寵児という本を出されていて若い時に必死に読んだことがあります。茨城県の出身で、満州で活躍しました。終戦時に、満州でとらえられ、水ろうぜめ(足元が水浸しになる)の独房に入れられてしまいました。しかし、太陽の気を取り入れる術により、生き抜くことができました。晩年は、東京・御岳山に住み、東京の平和を祈られていました。また、私は中村天風の本も読みました。中村天風は大物ですね。力強いパワーをもらえました。直接指導を受けたという中村泰治先生((昭和大学名誉教授)からも話を聞き、親近感を感じました。(^^)

それでは、スタートしますネ! (^^)

天命に生きた大人物、笹目仙人、中村天風


私は学生時代に、友人とともに、東京都の御岳山にいる笹目仙人に会いに行きました。

あるとき、笹目さんは、呂霊来神仙という仙人に出会い、次のように言われました。

あなたはこれから、二つの人生を歩むことができる。一つは天の使命に従い生きること。しかし、そこには、苦しみ悲しみが満ち溢れている。もうひとつは、富と名声を手に入れるが短命に終わる」 ・・・ 笹目さんは、天の使命、天命に生きることを選んだのでした。

この笹目さんは、終戦時に、満州で捕らえられ、水牢攻め(足元が水浸しになる)の独房に入れられること、1ヶ月、何も与えられない中、窓からさしこむ太陽の光を喰う、という術によって、生きながらえました。そして、とうとう、相手も、あきらめ、開放したということでした。

その後、笹目さんは多くの留学生を日本に迎えるなど、日満親善に貢献しました。

この話は、さんま・たけしの超偉人伝説という番組で取り上げられました。

笹目さんは94歳くらいまで生きました。そして、前述のように私が(学生時代)、御岳山にいる笹目仙人に会いに行くと、「ちょうど、人が欲しかったんだ(^^)。
もし、何ヶ月かここにいられるなら、太陽を喰う秘伝を授けてあげよう。君、どうかね。。」といわれたのでした。(いまさら、水牢攻めに耐えられるような、秘術を教わっても・・・(笑)・・・私は、興味はありましたが、シャバ世界にひたっていたので、丁重に?お断りさせていただきました。ハイ。(^^);

話は戻りますが、私たちは本来、人生を選ぶことができる。しかし、そこには、天地の秘密、宇宙の秘密、生命の秘密があり、その秘密を探求し、求道し、天の使命、天命に生きることを選ぶ人はきわめて少ないのが現状である
と思います。

その意味では、笹目仙人などとともに、スケールの大きな人物として、尊敬するのが、中村天風です。彼は、実に数奇な人生を生きた人物で、暴れん坊で柔道では、ずば抜けた強さを誇り、負けず嫌いの性格と正義感を持ち、25歳の時には日清、日露戦争で秘密情報部員(軍事探偵)として活躍しました。しかし、30歳にして当時は死の病であった結核にかかり生死の境をさまよいました。

これに打ち勝つ方法を求めて日本を出て世界中を回り、ついに失望して日本に帰る途中、カイロで偶然出会ったのが、ヨガの大哲人カリアッパ聖者でした。そしてヒマラヤの奥地で修行することになり、ついにヨガの哲理を悟りました。長い年月と必死な追求の結果、天風哲学を大成したのでした。

帰国してからは事業家となり、銀行頭取、会社重役の地位にありながら、あるとき突然これらをすべて捨て去り辻に立って、人々を悩みから救い、苦しみから解き放つための教えを説き始めたのでした。彼に信奉し、おしえを受けた人々は百万人を超えると言われます(教えを受けた人の中には、東郷平八郎、山本五十六、名横綱双葉山、儒学者の杉浦重剛、ロックフェラー三世、浅野セメント創業者浅野宗一郎、後藤新平、作家の大佛次郎、宇野千代、人間国宝松田権六、松下幸之助、稲盛和夫などなど)。私がお付き合いさせていただいた昭和大学名誉教授の中村泰治先生は、若い時に、この中村天風に師事して修行されたということでした。中村天風の哲学は、今なお、政界、財界、スポーツ界などに広く浸透しています。

私が、どん底の中で、中村天風に勇気づけられた詩、また、カリアッパ師の言葉があります。

力の誦句

私は力だ。力の結晶だ。
何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
だから、何ものにも負けないのだ。
病気にも、運命にも、否、あらゆる全てのものに打ち克つ力だ。
そうだ、強い、強い、力の結晶だ。

師のカリアッパが結核で生きも絶え絶えの中村天風、修行時代に伝えた言葉

お前は喜ばなければならないことが一つある。そう、感謝しなければならないこと。それは、生きていることだよ。まだ死なずに生きているということだよ。熱があろうと、血を吐こうと、まだ生きている。命まで取られていないんだ。同じ病気の者はもうとっくに死んでいるというのに、お前はまだ生かされている。気づきさえすれば、再出発できる。これほど大きい恵があるか!造物主はまだ慈悲がある。病だとか不運だとかは、お前の生き方が間違っているぞ、目を覚ませと警告する為なんだ。お前に自ら悟らせようとするから、じっと我慢してるんだ。お前がまだ生かされているということはそういうことなんだよ。

対象に意識を集中すると、一切が消え、ただそれだけが残る。耳を聾するような滝の音も今はまったく苦にならない。滝の音が聞こえながら、セキレイ(鳥)の声も聞こえている。病もそうだ。熱が上がったの、咳が出るの、血痰を吐いたのといっていたら、どうしてもそれに気持ちが引きずられてしまって、病気を気にしてしまう。そうではなく、自分のやるべき事や、建設的で創造的なことに集中すれば、病気に関わっている時間すらなくなる。「病気は忘れるに限る!」とはこのことである。自分の気持ちをマイナス的なことの上に留めておいてはいけない。肉体の病は肉体のことにして、心まで虜になるな。心が主体なんだ。人生は使命を成就するためにあるんだ。

(【宇宙の響き-中村天風の世界-】 致知出版社)

なお、『天命に生きた大人物、笹目仙人、中村天風』の他の記事、続きは、PDFファイル(全35ページ)でお読みいただけます。

『ある最先端リサーチャーの気づき』

(1).テクノロジーの進化と、ビジネスの可能性
(2).夢実現のために…やる気の構造と脳システム
(3).イチロー選手の心の姿勢に学ぶ
(4).廃園寸前から、V字型回復、日本一になった「旭山動物園」の秘密
(5).天命に生きた大人物、笹目仙人、中村天風
(6).遺伝子の不思議、DNA的発想をビジネスに生かす
(7).声を失った教授、パソコン肉声で教壇復帰へ
(8).映画「フラガール」に見る、事業変革における苦悩と成功
(9).甲子園優勝校、奇跡の逆転満塁ホームランの秘密
(10).祝「おくりびと」アカデミー賞受賞!
(11).我が心のデンマーク---岡田真澄、、、山本五十六
(12).すべての存在はつながっている
(13).ビルゲイツが選んだ次の人生
(14).ドッグイヤーからマウスイヤーへ、そして・・・..
(15).地方や地元の活性化からビジネスを広げてゆくという発想
(16).抽象論ではない成功哲学に学ぶ.
(17).香りの意外な活用法、それは! なんと、イチロー選手も?
(18).世界経済の動向と、今後のスタンス
(19).映像アーカイブの時代
(20).日本生命弘世現さんの事業成功の誓いのこと
(21).セルフイメージを変える!

                                (AQU先端テクノロジー総研、2009年編集リリース)

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