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恋に奥手は、大丈夫

昨日、留学先で出会った大好きな友人と出かけ、一日中話した。

彼女は、後光がおひさま色、というか
常に関わる人を笑顔にさせるエネルギーをまとった子
「悩みなんてなさそう」な、笑顔いっぱいの素敵な子だ

でももちろん、彼女の心にも悩みのしこりがあるわけで
ゆっくり、じっくり2人で話すうちに
いつもはひっそりと影に隠れている悩みを、打ち明けてくれた

その中で私が彼女に伝えたかったのは
「どんなことでも初めてがあって、練習はゆっくりでいい」ということ

彼女は、あまり恋愛経験がない
大学生なんて、大抵は時間を持て余していて
その暇に、色々未熟ながら考えるからか
はたまた人間関係が世界の全て、という学生の習性からか
恋愛への比重が、やっぱり高い

だから友人の中には、恋バナが大好きな子だっている
恋愛が、青春の全部だってどっぷり浸かっている子だっている
もちろん私のまわりにもいる
彼女も、そういう周りの話を聞いて、自分でも知らないうちに少し、コンプレックスに感じることがあるようで
その感情が、彼女の恋愛観、友人観を少しずつ捻じ曲げようとしている気が、私はした

私が思うのは
恋愛は、別枠ではないということ
「恋愛はみんなが当たり前にすること。だってドラマでも恋リアでも「恋愛至上主義」の摺り込みは加速している。駆け引きやコツなどスキルを持った子が、憧れと、煮詰まって嫉妬の対象になったりするとか。人生の勝ち組は、20代のうちに恋愛結婚をした子だ、とか。」

いいかい、そんなわけがなかろう。
特に女子校出身の私は、「恋愛」だって勉強は運動をおんなじように
するか、しないかの選択権はそれぞれにあるもので、なおさら初めてにとってはすごく難しいことである、というのを原体験を持って強く感じている。

それに、彼女には
まだ透明な彼女自身が守られてきたからこそ輝く、稀有な光がある
その輝きが残っているなんて、心底羨ましい限りだ

だからこそ彼女には、最初の恋愛を思う存分満喫してほしい
いつの間にやってくる恋に対して、怖がらないでほしい

最初はうまくできなくて当たり前で、それは全然、大丈夫だということ。
彼女が今、放つ輝きは、本当に美しいこと
私も恋が下手だから、怖い。でも恋は、「私」をもっと知るきっかけになること
だから友よ
一緒に失敗を笑い合って、練習していこう


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