きょうは歩けません。 他人が見たら、無音の世界で 3
私は、足がわるい。
中高時代、汗を滝のように流しながら熱中した部活動は、サッカー用の底が硬いスパイクを履いてひたすら走り回るものだったので、当然、何度も怪我をした。
中でも致命傷になったのが、左足のアキレス腱炎だったということだ。
当時、やっとの思いで一番上のチームに選ばれ、数日後に控えた大会のために目がまわるほど走り回っていた私は、ちょうど大会前最後の練習でやってしまった。
頭の中、「部活か勉強」しかなかった私は、やっぱり、ちゃんと怪我を治さないまま競技を続けてしまったので