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キングダム考察774話〜776話:朱海平原の戦いにどこまで番吾の戦いをオマージュさせるつもりなのか

【考察その14】

本誌774話からのネタバレです。
775〜776話のアップデートも反映してます。


・・・ああ(大泣)。


774話、政が「この戦いに勝たなければ中華制覇から大きく後退する」
史実を言っちゃった・・・。

この戦いに本気で勝つつもりだったのなら、
前に予想した↓「趙と韓とセット滅亡」案ではなかったか(涙)。


・・・いやいや、あくまでも、中華統一が目標の政目線だからじゃないか。
作戦を立てている昌平君が全て政に作戦を詳細まで言ってるわけではない。
昌平君が王翦と2人で立てたのかもしれない、
鄴攻めの兵糧の問題のように。

だからまだ諦めてないですよ、
今回の戦局が必ずしも「番吾の戦いの表向きの勝利」が目標じゃないって。
(流石に苦しいか苦笑)


でも、今度こそもう戦局予測はやめよう。
ゴリゴリ神経削って書く割には報われねーわ。


・・・と言いたいところですが、
結局また予測の記事を書いているわけです(笑)。
ただいつものように私の都合のいい解釈&妄想全開の話ではせず、
この記事はテーマに沿った「事実の併記」にしていく予定です。


それは、↓前回「気づきがあった」と小出しにした件です。

それはじわっと「朱海平原の戦い」とのオマージュを感じたことでした。


当初、作者様がこの「史実上の秦の負け戦」を
きちんと創作して描く理由は、単に「李牧の最後の見せ場」
だからなのかなと、
正直、主人公目線のファンにとってすごく切ない気持ちでした。

でも、もし朱海平原の戦いをオマージュをしてくれるなら、
主人公目線でもすごく見せ場を作ってくれる希望が持てるので、
とても先行き明るくなって嬉しいです。
(めちゃくちゃ長丁場になりそうなのは少し不安ですが。。。)


以前、王賁が今回参戦したのは絶対意味があると思ってた
と書いた↓のですが、その理由が判明できた気がしました。

朱海平原の戦いは、
間違いなく信と王賁がグンと成長した戦いでありました。
今回これらの戦いを比較させることにより、
作品内における信と王賁のさらなる成長度合いを
描いてくれるかもしれませんね。


当初この記事は物語の進行と共にアップデートか書き直すと言ってましたが
775話、776話では話がそれほど進まなかったのもあり、
ここの記事自体をアップデートしました。
触った記事だけ「アップデート」と記しています。

そんなわけですごく長い(のはもはや驚きはしないかも笑)ですが
細かくインデックスを切っておきますので、
少しづつお付き合いいただければと思います。


考察:顕在化ずみのオマージュ

もうすでに「オマージュ」が確定しているシーンについてです。
こちらは最新の考察に移動しました↓。


考察:今後起こる可能性のあるオマージュ

似たような匂わせなシーンが出たことから、
今後オマージュになりそうなシーンと、なるなら今回
どう言う展開になるかを一部予測しました。


■李牧本陣の遊軍としての戦術・未達(776話アップデート)

うーむ、前話まで過度な期待をし過ぎていたせいか、
776話の話の流れは正直ガッカリでした。。。


775話での李牧の
「この戦で最も厄介な敵を早い段階で退場させれば一気に圧勝できます」
「強引に(厄介な敵を)おびき出すには私という餌が一番です」

の言い分が朱海平原での

「この初日で必ず、決して覆らぬ程大局をこちらに傾ける決定打を、
 私が打ち込みます」(49巻106ページ)

と重なり、李牧本人が「餌」(囮)になることも明言しました。

李牧が遊軍となって戦局を動かす手法として、

773話で傅抵が「多分一番俺たちが走らされる」と漏らし、
今回も前回みたいにまた李牧本人が身を晒すのは危険と言う傅抵に
「傅抵とカイネがいるから大丈夫」と775話で李牧が言ったことから
傅抵が実働隊になる、とまでは予想していました。


前回の朱海平原で李牧が

「私がそういう手を使うと知らない相手には必ず成功する」
(49巻105ページ)

と言い、自らが突撃隊として李牧自ら麻鉱を討ち取ったので
王翦軍がもう李牧の手の内を「知らない相手」ではないから
今回は突撃隊はしないだろう、との当初の予想もありましたしね。


今話では実際、傅抵は李牧の護衛に連れてこられたっぽくて、
本当に李牧は「囮」だけで、亜光討伐の本体は楽彰軍でした。

で、たまたま亜光が囮に引っかかってくたばりそうだったから
傅抵が単体で亜光への「突撃隊」になってしまった。

しかも仕留めきれてない。


ここは残念なことに「オマージュ」にはならなかったようです。

朱海平原15日目、傅抵が捨て身の王翦本陣突撃と見せかけた、
馬南慈軍の挟撃(57巻19ページ)の、結果的な「失敗」。
この繰り返しを見せてしまった結果になってしまいました。


ま、見方によっては。
これが秦側の目線で見れば、
前回も今回も「傅抵の突撃隊」からの挟撃は防ぐことが出来た意味で
「オマージュになった」と見えなくもないですけどね。

一旦この可能性はクローズすることにします。


■李牧撤退を飛信隊が追う(776話追加)

前項の代わりにこの可能性が出てきました。

これは前回の朱海平原、
李牧が麻鉱を討った後の撤退時、信らが猛烈に追い、
李牧を討つまであと一歩のとこまで行ったシーンのことです。
(49巻532話、115ページ〜)

前回は罠に引っかからず、そのまま逃れた(125ページ)ので

李牧側のオマージュならば、罠が成功する
李信側のオマージュならば、李牧を討つ

こんな感じでしょうか。


ただ、これらはどうかな。。。

個人的にここで「李信」が李牧の囮に引っかかるのはどうか
と思っている節があり。

李牧的な目線において、775話で
「この戦で最も厄介な敵」と言っていたのは李信であると言うのは
一番自然だと思ってますし、同話で「厄介な存在」が
亜光っぽい流れにしているものの、李牧が明言していないのは
絶対恣意的だとも思っています。

ただ、あくまで主役は信なんだし、
前回引っかからなかった罠に今回引っかかるとか、
アホすぎる展開はない気がします。


あと、もう一つのオマージュの可能性にしても。
李牧ここで討たれたらそもそも番吾の戦いここで終わっちゃうやん。
それ以上に、史実に合わなくなるやん(爆)。


だから9割がた、どちらもないかなーとは思ってます(爆)。

ただ、繰り返しになるとしても、あのシーンは個人的に好きなので、
李牧と信がどう語るかは見てみたいから、この項作ってみました(笑)。


むしろ、私は少し前、飛信隊が開戦の火蓋を切るよう
王翦が指名したあたり(773話くらい)から、
飛信隊(李信)自身がむしろ逆に
秦側の囮に指名されているような気もしてまして。

李信側のオマージュとして「李信が李牧を罠にかける」があれば
一番理想とは思っていますが、地の利がない秦側は現実的でないですよね。
あと時間的にもまだでしょうね。


■亜光が討たれ、それを王賁が助ける(776話アップデート)

774話で想像してくれと言わんばかりの描きようで終わり、
無理矢理オマージュの可能性を考察したものの、
結局オマージュする意味ないぞ、と言ってたところでした。


しかし775話での「亜光 vs 楽彰+フーオン」の描写が
朱海平原での「亜光 vs 馬南慈+尭雲(52巻19ページ)」
とかぶったところで、オマージュ可能性の期待値が上がり。

で、776話では「楽彰+フーオン」に「傅抵」も加わった!!


これは亜光の2騎討ち(?)どころじゃない、三つ巴対応の
がっつりオマージュ確定な期待値爆あがりです!!

もちろんここで亜光が生還しなければオマージュは未達になります。
頑張って生き延びてくれ。。。

どのように撤退するか引き続き見守りたいと思います。


以後は774話時点の考察
(「亜光討たれて王賁助ける」はなさそうな理由)です。
参考までに残しておきます↓。
ーーーー


そもそも、そのまんまだったら”オマージュ"ではないぞ。
いくらなんでも作品的にそれはどうよ?、な気がします。
捻りがなさすぎる。

「王賁の成長」ということに繋げるとしたら、
この直後に記載のオマージュ案につながるのは尤もなので、
頭から否定するつもりはないですが。。。


まず、774話の突撃する亜光のエンディング描写が格好良すぎです。
で、このあと、格好いい殉死・または瀕死に繋がってしまうとします。

ですがそもそも、比較元の朱海平原の亜光の敗れ方が、
先に敗れた麻鉱と比べて既にすごく格好よかった分、
これ以上の格好いい倒れ方って描く意味ある?、と思うんですよね。
(何回も倒れている王賁の例(爆)もあるから、
 あり得るとは思うんだけどね。。。)

むしろ逆にめちゃくちゃ格好悪い敗れ方にしてしまって、
後の王賁アゲを目立たせる描き方になってしまうならば、
それはオマージュじゃなくてむしろシーンの
マイナーチェンジになりますぜ。


番吾の戦いは史実では誰が秦側の将だったかが残っていない戦いで、
そんな中、キングダムではわざわざ趙を滅亡させる張本人であり、
「不敗」をモットーとしている王翦を大将に持ってきたことには
重要な意味があると考えてました。
だって昨年の宜安戦で太原に追いやられた北東部の大軍が、翌年再び
番吾まで出端って大敗喰らう方が話の流れ的にもシンプルじゃないですか。
これ以上、物語の長編化を食い止める意味でも助かるし(笑)。

亜光の「サゲ」は、ともすると王翦の「サゲ」に直結することなので、
そこから今後王翦が「常勝」スタンスを取っていく展開は
考えづらいかなぁと思います。


このシーンはそのまま描かない(討たれないし、王賁も助けに来ない)か、
描くならばこれは亜光は趙軍に一矢報いる形で
表現するんじゃないでしょうかね。

李牧を直接、と言うのは時間的に早すぎるので笑、
重要な将誰かを屠り、相討ちのような形で、また瀕死で生還する
・・・みたいな形ならあり得ますかね。
オマージュ的にはそれが最適のように感じます。


■亜光が討たれる状況後、王賁が亜光軍を率いる

前回、蒙恬が「麻鉱兵」を軍として率いたオマージュに相当します。

前回のように、こちらのカットは、前カットで
「亜光が戦線離脱しなければならない」状況が必要になってきます。
前の状況次第での条件付きになりますね。


ですが、「亜光が戦線離脱しない」=「討たれない」ことを
王賁が介入して実現する
ことで、
こちらのオマージュに入る可能性もあります。
その場合は「率いる」まではいかなくとも、
主導する、のような形になるのかもしれません。

こっちについては、王賁がすでに、
朱海平原での李牧の麻鉱奇襲を亜光で再現する可能性を示唆している点で、
このオマージュに対して賽が投げられた状態になってます。

なんだかんだ言って、現在の秦軍の中で王賁が一番
「朱海平原の戦いでの李牧」を俯瞰して分析出来ている
様子です。
ま、昨年の戦いでは王翦を含めた全軍が「李牧の策にはめられ」、
特に信や河了貂は「李牧に潰された軍にまさに所属していた」
立場だったし、直前の記憶が最も鮮烈なのは仕方はないんですけどね。


あとそもそも、以前の朱海平原の戦いにおいて、
亜光が不在となった亜光軍について、王賁が将となることは、
亜光兵たちが本当は強く望んでいました。
(53巻128ページ)

なので、条件が揃ってしまえば、これが実現する可能性は高いと思います。


■右翼の戦局を飛信隊が担う

これも前回、蒙恬が「秦左翼」の戦局を担ったオマージュになります。
上記にちょっと被ってます。

朱海平原での蒙恬の偉業はかなり大きかったことが実感できますね。


ただ、飛信隊の現在の頭脳である河了貂に、
蒙恬と同様の役目がつとまるか?、は甚だしく疑問
です。
このままではオマージュではなくマイナーチェンジになっちまいます
(ごめん)。

別に私が意地悪で言ってるんじゃなく、一応根拠となったのは、
河了貂が、蒙恬が麻鉱が討たれたすぐ後から
麻鉱軍復活の忍ばせを行なっていたことを
「入ってきた時にすでにそこまで考えていた蒙恬が怖い」
(49巻156ページ)と言い、
「才能の底が見えない」軍略家と評価した描写(157ページ)
があったからですよ笑。


状況的には、すでに右翼を飛信隊が任されている状態ではありますが、
本陣の介入なしで舵取り自体を全て委任されているかは
現時点で不明であり(相変わらず幕僚の作戦会議の描写が皆無)、
上記のように河了貂による全指揮では役不足感が否めないため、
この件は、前項の「確定オマージュ」ではなくもうちょっと見守る意味で、ここに記しました。


相対する趙の将・袁環は、個の武と言うよりは軍略系の武将のようですし、
河了貂の軍略だけに頼ると戦況が拮抗することは間違いないはずです。

ただ、河了貂自身が覚醒して、突拍子もない軍略を練り出すことも、
物語の流れ的に考えづらいです(ほんとごめん)。


河了貂は初っ端、すでに
「李牧を越える大胆な奇策を打って出る」ことが必要と言ってます。
つまり現時点で、本陣から、前回の秦左翼へのような
「波状攻撃」的な指示はないことが想像できます。
従って、飛信隊が独自に右翼から崩す策を単独で講じる必要がある
ということでしょう。

むしろ774話の現時点では、河了貂は現状の分析しか出来ておらず、
冷や汗を流しているところから察するに、
打開の具体的な策はまだ思いついてないように見えます。
主人公目線の読者的には、そこそこ不安な描写です(苦笑)。

飛信隊と羌瘣隊を「別個に戦える」フラグを挙げてくれたのは、
後方の玉鳳を頼る描写もあることから、また著雍戦のような囮戦法
(片方の軍で敵軍を引きつけてもう片方を突破させる)
による右翼突破を再現するつもりでしょうか。
・・・二番煎じはやっぱりオマージュとは言えないですよね。


ここで考えられるのは、軍略自体を「信の本能型武将の覚醒」
あるいは「羌瘣の戦術分析眼の覚醒」どちらか・あるいは両方が覚醒
する
オマージュの可能性です。


実際にこれは、朱海平原の飛信隊右翼合流最初の尭雲軍戦
50巻545話〜546話のあたりで、
信も羌瘣も両方片鱗を見せており、それなりの実績を挙げてます。

羌瘣が尭雲の戦術を俯瞰して分析し、河了貂を説得し、
その結果、信が尭雲相手に本能型の将として初めて隊の指揮を取りました。


前回は「本能型同士のぶつかり合い」だったから対抗できた、
前年の宜司平野で「知略型の李牧の策に対抗する」ことも出来た。
そして今回、
軍略系の武将の倍の勢力に、本能型の戦術で討ち勝つ力を示せた
とすることは、
主人公のサクセスストーリーとしても自然のように感じます。


圧倒的戦力差の軍に対する本能型武将の戦いは、前例がありました。
合従軍戦の、趙連合軍12万(2万+2万+2万+6万)VS麃公軍4万
(25巻198ページ)です。
上記はこういう対戦をせざるを得なかった背景はありつつも、
戦力差が戦況を左右するものには必ずしもなってはなかったです。

今話で、信はベテランの崇原が心配するくらいの突っ込み方で攻めており、
まさに合従軍戦の麃公将軍そのもので、
「火を起こす」ところを作っているかのように見えますね。


こんな感じで右翼は今後、河了貂が指揮から離れ、
信と羌瘣の二将体制作戦、少なくとも信の本能型武将としての采配
は再来する気がします。

二将体制は「信と羌瘣が最強」のフラグにも直結するので、
個人的に一番かなってほしい予測です(笑)。


考察:今後起こってほしいオマージュ

以下は全く私個人の「オマージュってほしい希望」です。
でも話の流れ的に絶対必要だと自信を持って断言できるものばかりです。
(と、思う笑。)


■羌瘣の将としての覚醒に関連するシーン

私ならやっぱりこれに触れないといけない(笑)。

と言うかこれがないと。
羌瘣が将軍になるためにはこれがこの戦いで絶対ないといけないです!。


【オマージュが起こりうる羌瘣の戦果の可能性のシーン】
・本能型尭雲相手に本能型の将として信の指揮を取らせるときの
 戦術分析シーン(←上述ずみ:50巻160ページ〜)
・上記の戦場における、大炎内での臨機応変な狩場策(51巻20ページ〜)
・岳嬰軍からの横撃に対する連結剛力(54巻66ページ〜)
・趙峩龍軍横撃からの脱出から狩場への変更策(55巻53ページ〜)
・龐煖との一騎討ち(57巻139ページ〜)


ここら辺の戦果を見てみると、オマージュとして戦果を描いた場合、
これらの通り羌瘣本人の強さの覚醒ではなく、
軍としての強さの覚醒の方が可能性高いかな。

前回ですでにとことん羌瘣自身の「武」が引き立って描かれてて、
今更個人的な武を引き立ててももはや「何を今更」って感じですもんね。

今後、信との「二人の約束」を守っていく方向的にも、
今後羌瘣が一人で無双する勝ち方は描かないような気もします。


ただ個人的には、
信のように将を格好良く討ち取って将軍になって欲しいんだよね。

羌瘣、武将を討ち取った場面は意外に少ないじゃないですか!。
何より現時点の最後の一騎打ち、龐煖との戦いで負けている形なのが
本当に悔しいんだもん!!。


■信と羌瘣の仲発展に関するシーン

↑番吾の戦い後に二人が結ばれると予想している点で、
個人的にこれも注目しておかなくてはいけないポイントです。


オマージュの可能性のシーンは
・尭雲戦の夜天幕で2人きりで手繋ぎ
・羌瘣の禁術発動
このくらいかな。

でもなんか両方ありそう。


天幕側では、プロポーズのときの話の続き↓を信に語って欲しいし、

禁術発動側では、↓2つの大きなフラグ回収を行なって欲しい。

↑あ、有料で隠している部分に書いちゃってる。。。ごめんなさい(汗)。


と言うか「禁術発動」のオマージュって・・・。
もう正直、嫌な予感しかしない。。。(大汗)
信か羌瘣、どちらか死にそうになるっつーことやん(涙)。


・・・怖いからあまり考察として触れたくないのもありますが、
まぁ、これらのシーンが二人のラブラブさを現すためにも
描かれるのはもはや確定なのでいいでしょう(おい)。


表現する場合、個人的には55巻199ページ〜、朱海平原15日目開戦前、
ここをオマージュしてほしい
と願っています。

ここは、龐煖が現れることを察した羌瘣が、
信に「お前の危機は私が守る」とこぼしてしまった後、
信に「そう言うのやめろ」「皆で生き残って勝つんだ」と言われて、
全然そう思っていないのに「了」と拳を掲げるシーンです。

これは、羌瘣は信の意に背き、自分が犠牲になることを前提に
戦いに向かう
ことを顕著に現しているシーンでした。
ここを最初読んだ時、55巻と言う、連載から十年以上経っている
にもかかわらず、信と羌瘣の心の距離がまだこんなにあったんだと
絶望を覚えた記憶があります(苦笑)。


今後は是非、「二人の約束」のために、
二人で生き残ることを羌瘣が心から願って戦いに入っていくシーン、
あることを前提に読んでいきますよ(笑)。

そして「絶望」ではなく「至福」な気持ちにしていただきますからね!。

(772話、「李信と羌瘣が最強だ」と拳を信から掲げたシーンが、
 ここのオマージュにも見えなくなかった件は
 今は触れないでおくことにする笑)


■左翼楊端和軍の戦局、橑陽戦でのシーン

まだ書けるところが少なすぎで、もちょっと先の考察になりそうです。
オマージュ箇所も正直まだ読み込んでなく想像もついてないです(笑)。

前回は冷徹な印象だった舜水樹が、
今回怖いくらいに慎重なのが本当に不気味なのもあって、
これが深読みをまだ出来ていない理由なのかもしれません。


ですが、
番吾城を落とすのはやっぱり左翼の楊端和軍が行うのが最有力ですし、
王翦の「広い盤面」のキーを握るのはここの軍であって欲しい私なのです。

↑やっぱり私、バジオウらの本隊が先陣特攻隊だったのが
納得いっておりません。あまりにも動きが分からなすぎ。
絶対深い理由があってほしい!!

なお、今回左翼への抜擢は、配置的におそらく、
一番番吾城の城攻めが得意な軍だからと言うことを
配慮されている感じかな。


まとめ

キングダムきっての長編、朱海平原の戦いが対象なだけあって、
とってもボリュームある予測になってしまいました。

でも個人的にはこれを楽しく今後更新していきたい気持ちでいっぱいです。


他の記事も読んでくださっている方は、
なんで私がこんなにオマージュが好きなのかと思う方もいそうです。
私、この作品以外ではこんなオマージュに注目したことはないですし、
こんな読み方しているのもキングダムだけなんです。
信じてください(苦笑)。

で、実際、「そのままそっくりシーン」だったり、
記事内にもいくつか指摘した「シーンのマイナーチェンジ」も
可能性としてあり得るとは思っています。

ですが、個人的希望入れまくりで言わせてもらうと、
作者様も「長すぎた」と反省の文を述べられてた「朱海平原の戦い」を
これからフューチャリングさせる場合、話を盛り上げるだけのための
無駄な描写は今更描かない・・・で欲しいなぁと思うわけです。

今回の戦いは、李牧の最後の見せ場以上に、直前に↑フラグを立てている
「李信の大将軍への布石」が最大の目的であると信じております。
(「羌瘣の将軍への布石」は仕方ないから次点にしてやるよ、ッチ笑)

そんなわけでここの記事ではあくまでも
「オマージュ」に拘って予測していく次第です。


今後、予測を確定に書き換える際、どうやって前のを残すとか
課題は色々あるのですが(苦笑)、それは書きながら考えたいと思います。


また更新した時に、読みに来ていただけるととても嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

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