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今更人に聞けない四字熟語vol.4「起承転結」

「起承転結」(きしょうてんけつ)

【意味】
起承転結とは、話や文章の内容を分かりやすく伝えるための、構成の組み立て方。
例:小説などの物語を考えることを前提
・起…物語の始まり。世界観や設定の説明、物語が展開するきっかけが起こる。
・承…物語の展開が本格的になる。山場に向けて話が進んでいく。
・転…物語の流れを変える何かが起こる。物語で一番伝えたい内容。
・結…「転」で逆転した結果を書く。物語の締めくくり。

それぞれの目安の配分は、「起」が10%、「承」が40%、「転」が40%、「結」が10%とされています(あくまで参考)

【語源】
もともと四字熟語で、中国の漢詩で使われていた文章の構成方法が由来です。漢詩は中国の伝統的な文体であり、「古詩」や「律」といった様々な種類があります。
そのうちの1つで特に短い「絶句」と呼ばれる構成方法は、現在の起承転結そのものです。

文字数が限られている「絶句」では、内容をいかに簡潔にまとめて伝わりやすくするかが重視されてきました。

そのため、文章の構成が分かりやすいように「起句」「承句」「転句」「結句」の4つに分けられました。

「起句」で詩の意味を言い起こしたら「承句」で受け、「転句」でこれまでの内容を転じて発展させ、「結句」で全体をまとめます。これが起承転結の起源と言われています。

【例文・使い方】
例文:桃太郎
起:おばあさんが大きな桃を見つけ、その桃から桃太郎が生まれる。
承:桃太郎は悪い鬼を退治するために鬼ヶ島へ出発。道中で犬、猿、キジを仲間にする。
転:鬼ヶ島へ乗り込んで、鬼を退治する。
結:島の財宝を持って故郷に帰る。

学生時代から散々お世話になった「起承転結」ですが、幼少の頃は何となく
知ってはおりましたが、とても使いこなせてはおりませんでした。

流石に今はもう定形テンプレートとなっております、文章を書く時だけでなく物事を考える時にも役立ちます。

これが全てではありませんがかなり使えますので大いに活用し発展させていきたいと思います!

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