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「語るな、もしくは天才ジョルジュ・ジーナの風刺画」草案
「語り得ぬものについては、沈黙せねばならない」と語ったのは、ヴィトゲンシュタインでした。
はたして、絵画は言葉の代わりになるでしょうか?言葉は絵画の代わりになるのでしょうか?
演劇は、なんなんでしょうか?
中学生だった僕は、彼女の全てを解りたいと思っていましたが、大人になるにつれ、全てを分かるなんてことは出来ない、ということが分かってきました。
ところが今度はそれが行き過ぎて、「どうせわからない」
ザワザワする夜が増えてきた。
ええじゃないか、きたきた、という気持ちと、
参ったなこりゃ、という気持ちが交互にやってくる夜が増えてきた。
どうしたもんかな、と思う夜だ。
こういうのは大体、夜だ。
ざわつき息を吸う。幸福感と高揚感にまみれて、焦燥感と虚脱感を激らせて、明日も生きる。
今日は寝る。
面白くなってきたじゃないか。
書き物。「推したるもの」1
最近、推しが出来た。
と、言ってよいのではないか、と思っている。
推し、という概念に対して全くと言っていいほど理解できなかった私にだ。
「ファン」のライトな言い方、程度にしか捉えていなかった私がだ。
「推しが尊い」ないしはそれに準ずる言葉を聞くたびに目にするたびに、苦虫を噛み潰したような、何処か退廃的な気持ちになり、目を伏せ、自虐的な気持ちに襲われていた僕が、だ。
その諸々の言説に対し、今ではな
SF「人生の楽しみ方」
第54惑星のとある思想家のメモ
「人は如何にして幸福に成り得るか?という問いに対しての答え。
A.人生をアイス・キャンディーのように味わうこと。」
J•ポール•ギグマン
ドロステ構造とメタフィクション、草案2
バートランド・ラッセルの言う、世界5分前仮説と集合についてのパラドックス。
もしくは、再帰的表現とドロステ効果、自己言及について。
「これはパイプではない」と描いたマグリットのイメージの裏切り、エッシャーの描いた描く手、平面の正則分割。
無限性についての言及。
ミシェル・フーコーの言葉と物。
これはパイプではない。
それでは、現実に存在するパイプとは、果たしてパイプか?
これら全て、虚構について、
ドロステ構造とメタフィクション、草案
1、脚本を書いている男。
2、脚本を書いている男を書いている男。
3、「脚本を書いている男を書いている男」を脚本に書いている男。
4、「『脚本を書いている男を書いている男』を脚本に書いている男。」を脚本に書いている男。
というドロステ構造があるとする。
この時、以下の物語は成立するか?
「自分は脚本に書かれた男である、と気付いた脚本家の男」を書いている男の脳裏。
「オレもまた描かれた存在なので
民主主義が何故大事とされているか、の散文
ミャンマーのクーデターとかがあって、気になって調べた。
いやいや民主主義で行こうやあ!つって民衆がデモ起こして、それを国軍が鎮圧する、みたいなことで内戦ちゅーか、そういうのんが激化してる、と。
民主主義国家、良いよね、ってのが割りかし僕らの通念で、通念過ぎてよくわからんから、よくわからん。
民主主義の基本原理は多数決。
国、というもの、集団、というものが成り立っているのは、そっちの方が幸福に近