雑文「100点」

自分自身というものを100%表現できる、歌、劇、コント、トーク、何でもいいが、
自分自身を100%表現出来るものが作れたら何と幸せなことであろう、と思うが、それは永劫不可能なことのように思う。
何故なら、瞬間は、固定されず、動き続け、変わり続け、同じものはこの世に存在しないからだ。
時間が無限であるなら、同じ分子配列、同じ世界が遠い未来で再び訪れるのやもしれないが、それはおそらく僕の自意識で把握しきれるものではない。
逆説的に言えば、今、この瞬間、表現しきれていないと考えながらも作っているものだけが、この瞬間に固定されている唯一のものである。生きている、感じているということだ。連続体として生きている存在の唯一点。
いくら不完全なものだとしても、それは他の時間軸に存在できないという意味で完成していて完全であると考えることが出来る。
線で捉えると不完全なものでも、点で捉えると完全である。
生きていてよかった!とても幸福である。
いやいや、これも線上から逃れた考えではない。あくまでフリが効いてるだけだ。
今日も不完全、明日も不完全、今日も完全、明日も完全。1と0の揺らぎの中に生きている。わいわい

読んでいただきありがとうございます。血が沸騰していますので、本当にありがとうございます。