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1,807円で東大合格!?現役東大生が実際に使っていたコスパ最強の参考書&勉強法

みなさんは、大学受験にお金がどれだけかかるかご存じでしょうか?
塾に通うかどうかなどでかなり幅がありますが、最低でも3万(入試の受験費用)かかります。

塾や予備校は年間100万以上かかることも珍しくありませんから、お金をかけようとすれば年間で200万以上飛んでいきます。

こうみると、受験勉強でネックになるのは、やはりおカネですよね。
受験とは非常にカネがかかるものなのです。

東京大学に合格する人の家庭の多くが裕福というのも、これが原因です。
すなわち、それだけお金をかけて子供を教育する余裕があるからこそ、東京大学に合格できるだけの学力を得ることができるということ。

でも、それってお金がなければ受験できないみたいで、なんだか嫌ですよね。
僕も裕福でない家庭出身なので、とても悔しく感じます。

そこで、考えました。
「裕福じゃなくても東大に行けるくらい学力をつける方法はないだろうか?」

これは実際に、僕が受験をする中で、参考書を吟味し、使用することでテストしていきました。
そして、ついに「東大に合格するために最低限必要な参考書」をまとめることに成功しました!

全部、実際に僕が使っていた参考書たちです。
たった1,807円で揃えることができます!
これであなたも東大受験生としてオカネをかけずにデビューできますよ。

なお、提示する価格は、2020年2月17日現在時点でのAmazonとメルカリの最安値(中古)を参考にしています。送料などは考慮していません。
また、過去問については以下のようにネット上に無料データベースなどが存在するため、過去問集などを購入することも考えません。

〜数学〜

数学に必要な参考書は青チャートのみです。
それではなぜ青チャートなのか。

その理由は、非常に網羅性が高く、ⅠAとⅡBそれぞれについて一冊ずつで完結させることが可能だからです。
数学の参考書といえども色々ありますが、「これ一冊で90%の入試問題はカバーできるよ!」と自信を持って言えるような参考書は、青チャートくらいしかありません。

ただし、その分ボリュームも非常に多い。
2冊合わせると1,000ページ近くあります。

青チャートの使い方は、とにかく例題だけ見て回すことです。
類題はやるとしても最低限。エクササイズは無視してもいいでしょう。
理由は単純に量が多すぎるためです。

最初に手に取った時はレベル3までを集中して解きましょう
最初からレベル4や5に対応できる実力があるのならその限りではありませんが、そうではないのであれば、まずは3までに絞るのが得策です。

そして、「各問題」ではなく、「それぞれの問題の解き方の方向」を捨象して感じ取ることが大切です。

数学は「なぜそのようなアプローチをするのか?」「なぜそのような文字の置き方をするのか?」などの疑問を大切に扱うことが肝要です。
幸いにも青チャートは問題の数は揃っています。
たくさんの問題に触れることで、朧げながら「なぜそのような操作を行うのか」が見えてくるはずです。

そうしたら、青チャートは卒業してよいでしょう。
逆に、それが出来ていないのなら、もっとしっかり解説を読み込みましょう。
具体的な目標としては、解説のどの行を指されても、「なぜその操作を行うのか」をしっかり説明できるようになれば、合格だと思います。

青チャートは本当に優秀で、僕は高3夏時点の東大模試では数学が3点だったのですが、その年(2016年)の入試本番では数学で40点ほど取ることができました!
心からお勧めできる参考書です。

ただし、先述の通り問題数が非常に多いことがネックなので、なるべく早めに終わらせて過去問演習に行けるように意識しましょう。

新課程チャート式基礎からの数学1+A(157円)

チャート式基礎からの数学2+B―新課程 チャート研究所(350円)


〜英語〜

英語は非常にやるべきことが多いので、それぞれの参考書についてはサラッと触れる程度でいきます。

単語帳  英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書) 宮川 幸久 (150円)

英文法 Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服 瓜生 豊 (110円/古い版なら1円) 

英文精読 ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式 西 きょうじ(203円)

英語長文 やっておきたい英語長文300 (河合塾SERIES) 杉山 俊一(1円)

やっておきたい英語長文500 (河合塾SERIES) 杉山 俊一(1円) 

まず、東大の大学受験英語において必要な対策分野は次の5つです。
・英単語
・英文法
・英文読解
・英語リスニング
・英作文

英単語については、ターゲット1900程度で十分です。
むしろ、ターゲット1900に出てこない単語を一々探して覚える手間、ヤマをはる時間などを考えていたら、そんな能力を育てるよりも、読解能力を育成して知らない単語の推測ができるようになった方が遥かにトクです。

英文法、語法についてもネクステージレベルでよい。
その代わり、これについても青チャートと同じように、どこを指されても完璧な答えが出せるようにしておくこと。

特に、ネクステージはハズレの選択肢への言及がない(僕が使っていた時はそうでした)ので、ハズレの選択肢についても「なぜその選択肢ではダメなのか」を全ての問題について答えられるようにするまでやること。

英単語と英文法については他にも、前者はシス単、鉄壁、Duo3.0などが、後者はヴィンテージ、アップグレードなどありますが、どれでも良いです。

ただし、一冊使っている最中に別の参考書に浮気しないこと。
これと決めたなら、それを絶対にやりきってください。
僕のオススメは個人的に愛用していたターゲットとネクステです。

僕の個人的な感覚だと、ターゲットとネクステージ(もしくはそれに準ずる参考書)を完璧にすれば、センター試験でいうところの大体8割くらいの得点は簡単に取れるようになります

僕も高3の4月頃まではセンター得点率が5割~6割でしたが、夏休みまでに上記の参考書を徹底的に固めた結果、夏の模試以降は8割を割らなくなりました!
英語についての「初めの一歩」を固めるのにオススメの参考書です。

英文読解はさらに二つのステージに分かれます。
短いけど難しい文を読んでいくステージと、それらが積み重なった"文章"を相手にするステージです。

前者は疎かにする人もいるのですが、バカにしてはいけません。
そもそも、文章とは文が連なって出来たものですから、一つ一つの文章さえ読むことがおぼつかない人間に長文など読めるはずもないのです。

さらに、これは英文法の勉強で培った文法能力を実践的に試す場所でもあります。
必ずやりましょう。

そのあとは英語長文です。
これは多少訓練を積んで、あとは大学の過去問に移ってしまってもよいと思います。

というのも、東京大学の英語は非常に癖が強いため、市販の参考書だけでは完全に対策しきることが難しいのです。
最低限戦える力を身につけたら、あとは過去問で力を磨くのがよいでしょう。

英語リスニングはアプリを使いましょう。

http://www.bbc.co.uk/learningenglish/

僕が使っていたのはBBC Learning Englishというアプリケーションで、無料で使うことができます。
これの良いところは、リスニングにありがちなお行儀の良いニュースだけでなく、「不思議の国のアリス」や「クリスマスキャロル」など、様々なドラマも収録されているところです。

楽しみながら学習を続けることができるのでとてもオススメです。
これを半年ほど聴き込んだら相当リスニングに強くなることができました。
そのあとは、折を見て過去問のリスニングに移ると良いでしょう。

英作文については、簡単な単語と文法についてを学習したら、例文の暗記に移りましょう。
以下のようなサイトがあります。

https://quizlet.com/103732933/英作文のための暗記用例文300-1100-flash-cards/

http://www.asagaya-eigo.com/12.html

英作文は単語と文法だけでいけると思われがちですが、これは大きな間違いです。
実際にどのようにその単語、文法規則が使われるのかについては全く知ることができないからです。

それを知るためには、実際にその単語や文法規則が使われている文章をそのまま暗記するのが一番良いです。
また、その文章を型として覚えれば、少し内容を変えるだけで様々な文章に対応することができます

以上で英語の参考書紹介を終了します。

〜国語〜

国語については4冊紹介します。

現代文 現代文と格闘する (河合塾シリーズ) 竹國 友康 (606円/メルカリなら300円から)

古文文法 古文上達 基礎編 読解と演習45 仲 光雄 (1円) 

古文単語 読んで見て覚える重要古文単語315 武田 博幸 (1円)

漢文句法 漢文ヤマのヤマ パワーアップ版 (大学受験超基礎シリーズ) 三羽邦美 (1円)

現代文の参考書である「現代文と格闘する」については難しい本ですが、内容は素晴らしいです。
これを忠実に守れば、50点台でも当たり前と言われる東大国語でも60~70点台を叩き出すことも夢ではありません(僕は69点でした)。

古文漢文については上にあげた3つをしっかり行いましょう。
ただし、あまり基礎基本に拘りすぎず、サラッと一周〜二週回したらそのまま東大の過去問やセンター試験の過去問に入ってしまって良いと思います。

古文漢文はとにかく実戦経験を多く踏むことが重要になります。
文法は難しいですが、それで挫けず、多くの問題に触れましょう。

〜社会&理科〜

基本的に社会と理科は教科書で事足ります
特に理科は二次試験で出題されないので、学校で配られた問題集などを集中して解いておけば良いでしょう。

社会科目については、論述があるので注意しましょう。
日本史についてはそのまま過去問に入ってしまっても良いと思います。
世界史については次の参考書を解きましょう。

世界史論述練習帳new 中谷 臣 (532円)

中谷先生の本は色々とクセが強く、難しい本でもあるのですが、論述を学んで行く上で大変為になる本です。
また、これに付属している「基本60字」という小論述集は中身を丸々暗記しても良いほど内容が良いです。
必ず取り組みましょう。

論述の過去問、回答については先生方がネットにあげている場合もあります。
世界史については「世界史論述練習帳new」の中谷先生のサイトを、日本史については駿台の塚原先生のサイトを紹介させて頂きます。

世界史教室
http://worldhistoryclass.hatenablog.com

つかはらの日本史工房
http://tsuka-atelier.sakura.ne.jp

これらのサイトと学校の先生による添削をうまく活用すれば、全くお金をかけずに論述対策を学ぶことも可能です!

〜まとめ〜

如何でしたでしょうか。
意外と必要な参考書の量は少ないのだということが分かって頂けたかと思います。

ここまででかかったお金は、
数学 157円+350円=507円
英語 150円+110円+203円+1円+1円=465円
国語 606円+1円+1円+1円=609円(メルカリ利用なら303円)
世界史 532円
合計 2,113円(メルカリ利用なら1,807円)

と大変安く済んでいます。
定価で一冊赤本を買うよりも安く済んでしまいます。

お金がなくても努力次第で東京大学に合格することは十分可能です。
もし金銭的事情で悩んでいる人も、これらの参考書を頑張って揃えてみて、学習に取り組んでみてください!

PS

実際に東京大学に臨む場合、これに追加で4~5万円程かかります。
共通テストの出願料と、東京大学への出願料がかかるからです。
最低限の材料のみで東京大学に挑むのであれば、全部で5万円程度あれば良いと思っていてください。

これに追加で「東大の〇〇27カ年」シリーズなどを用いた科目毎に集中した過去問研究や、予備校や通信教育業者の添削指導を受けたり、有名予備校の東大レベル模試を受験したりすると、ここから更に出費額は上がります。
ただし、どれもそれだけの価値はあるので、余裕があるのであれば、これらに投資することをオススメします!

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