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専属人生マネージャー「母」

母は私の専属人生マネージャーだ。
いつだって人生の節目で、
母はわたしに響く言葉を繰り出してきた。
迷いながらもその通りに動いてみると
なんだかんだ母の言う通りにしてよかったと
思わされる結果になるのだ。

そして今、ひとつの節目に立たされているわたしは
LINEで実家にいる母に悩みを吐露した。

それは出産・育児について踏み出す勇気が持てないという悩み。

つわりの辛さ、出産の痛み・帝王切開への恐怖、
育児の大変さ、制限される生活、かかる養育費
いろんなことにかなりの不安と恐怖を募らせていた。
そういったすべてを正直に伝えた。
子供を持たない人生も視野には入れていたから
母からは、「なにがなんでも持つ方がいいやろ!」と強要されたらどうしようとも思いながら。


扉を開ける

しかし、わたしの悩みに対し、母はばっさり切り捨てた。

「案ずるより産むが易し!」

言葉のままだ。

「出産や育児は大変だけど
それ以上にかわいいし
幸せをもらえるよ。
赤ちゃんはコントロールできないものだから、どうしようもないことは受け入れてがんばるしかない。コントロールできると思うと余計辛くなるよ。

そのかわり、便利なものや
助かる環境はなんだって利用して
楽をすべし!

お金も共働きならよっぽど浪費しなければ大丈夫なはず!

あと、お母さんは赤ちゃんの行けるとこなら
旅行に連れ回してたよ
やりたいことも子供も諦めなかったら
案外両方とも、
どうにかやってけるもんさ

お母さんは元々心配性だったけど
大概のことは案ずるより産むが易しだったよ!
気になるならチャレンジしたほうがいいよ!」


潔い文面で綴られた内容に、
わたしの不安が、「どうもお邪魔しました」と
素直にどこかへ帰っていくのを感じた。
胸の中の重みがすーっと取れていく。

専属人生マネージャーの母により、また、
ひとつのきっかけを与えられた。
わたしの人生は子どもがいる未来に少し、傾き始める。

ただ、母は、孫の顔が見たいだけなんだろうけど笑

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