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【金】株とかいうのが大暴落らしいですが、お金が使い切れないほどあったらわたしがすることとは②

 お金が使い切れないぐらいあったら、アヘン窟をつくります。個人的というか、まあ別に誰でもつかっていいよ的な感じで。

お金が使い切れないほどあったらわたしがすることとは①


 文明というのは人の意思とは違う次元で動作する現象なので、人のことなどけして考えません。知ったことはない。というか知る回路がありません。そのことを、すくなくとも、清朝の中国人と江戸期の日本人は知ってたようです。なぜなのかはわかりませんが。

 しかし他の地域の人たちは気づきませんでした。いや、気づいていた人たちもある程度いましたが、国家単位でそれに対処した国は無かったようです。なので、文明は進みました。文明国家は、非文明の地域を征服します。必ず。これは止められません。なんとなれば、文明は新たな価値と富と土地を必要とするからです。文明国家に生まれ、育ち、そこに住む人々は富を手にします。文明の生み出した偉大な新たな価値と富。必ず。

 新たな価値と富。いや、新しいことは天の下に何もありません。文明は何かを生み出すというよりも、他から奪うことですくすくと育っていきます。文明は、非文明地域の文化には当初何の興味も示しません。軽蔑、というかあわれみを持ちます。そして文明を提供するべく非文明地域の人をころし、土地を奪い、富を母国にもちかえります。そして教育。文明の教育を行います。差別とあわれみと同情。募金。善意の国道が敷かれ、路地では悪意が撒き散らされます。宵の頃に。

 征服がだいたい終わると、文明人は劣等国の文化に対する興味を覚えます。そのころには地域の文化は途絶えつつあるのですが、その途絶えつつあることがさらに、逆に興味をそそります。野趣があるというか。消えつつある文化って、いいじゃないですか。なんかあわれだし、かわいそうです。消滅可能性言語とか、希少生物、絶滅危惧種とかさ。

 ほっとけよ、ばーか。今更なんだ。と思ったりもしますが。

 急にフィールド・ワークが行われ、肩書のついた研究者や専門家が現れます。それらは全て文明側の人たちです。

 文明人は、失われつつある文化を蒐集します。なぜでしょう。どう思いますか?

本稿つづく


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