見出し画像

【休職22ヵ月目】 思ったより進まない

4月を振り返ると、思うように進まないのが2つありました。

* * *

①リワークに向けての手続きがなかなか進まない

リワーク通所に向けて、3箇所の候補の中から検討してましたが、はじめに検討していたA施設(精神科がやってる所)にほぼ決めました。

B施設(福祉サービス系)は、1日体験してみたのですが、
1日あたり1,000円(昼食なし)なのが、A施設の820円/日(昼食あり)と比べて割高なのと、
ストレス性頻尿の私にとって、トイレに行くたびにスタッフへ声がけしなくてはならないというのがキツくて、候補から外しました。
いやでも、問い合わせして、予約取って、説明聞いて、体験の予約取って、ちゃんと行ったのがエラい。進んでない割にはエラい。

C施設(Aと同じく精神科がやってる所)は、体験や見学などは受け付けてないようで、説明を受けるにも「医師の診断書」の提出を求められ、なんだか面倒でやめました。

そんなA施設のリワークへ申し込むにあたり、私は、
「今通っている心療内科に通いながら、自立支援医療を使ってA施設のリワークプログラムに参加する」
という手続きを進めようとしています。
A施設を運営しているA病院へ転院してもよかったのですが、電車で2駅先の場所にあるため、夏の暑い時期に一人で通院できる自信がありません。
なので、いまは転院しません。

また、自立支援医療は、
「1つの病院と1つの薬局を指定し、その場所では3割→1割負担になる」
という、精神疾患を持った人を支援してくれる制度なのですが、私の通院している心療内科は自立支援医療の対象外で、利用していませんでした。
A施設のリワークプログラムを820円/日で利用するためには、自立支援医療に申し込む必要があるので、いろいろややこしいのですが、A病院の先生に指定のフォーマットで診断書を書いてもらう必要があります。
そのために、現在の主治医からA病院に対して紹介状を書いてもらう必要があり、この紹介状を書いてもらうところまでが完了しました。
先日、郵送で送ったので、A施設に届き次第、初診の予約を取って、診断書を書いてもらって、市役所の障害支援課へ申請する、という手続きがこれからになります。

また、自立支援医療の手続きは一般的に1〜2ヶ月かかるようなので、初診を受けてからリワーク通所開始となっても、しばらくは3割負担の2,460円/日の利用料になるのではないかなと思います。高い…。
まあ、去年だと、5月は暑くてもう電車に乗れなかったので、月に何回行けるかな…と思うと、まあ、まあ…。

* * *

②楽器の「楽しむ」と「上達する」のバランスが難しい

今年の1月から、15年ぶりにバイオリンを再開しました。
また、3月に中古のアップライトピアノを思い切って購入し、ピアノも15年ぶりに再開。

我が家の楽器コーナー

私は現在、不安障害・パニック障害の治療中なのですが、
ここ数年は「苦しい人生を抜け出すために」仕事と両立して、
不動産の勉強、簿記の勉強、マーケティングの勉強、哲学の勉強、自己分析等々…毎日寝ても覚めても勉強、分析、思考を延々と繰り返していました。
脳がオーバーヒートをし続け、「さすがに脳を休めなくては」と瞑想やストレッチなど自己流で試行錯誤するも、どうしてもうまくいかない。

そんなとき、とあるPodcastをきっかけに「楽器を再開しようかな」と思ってバイオリンを弾いてみると、下手なりに、ものすごく楽しい!
そして、楽器を弾いている間は目・耳・脳が音楽に集中するので、脳疲労がとても軽減されました。
最近、ぜんぜん額が痛くない。

小さい頃は、嫌々練習し、いや練習もせず毎週レッスンの日しか弾いていなかったバイオリン。
そんな練習嫌いの私でも、10年も習っていたので、楽しんで弾けるくらいの教養が身についていて、スーパーラッキー。
教養=リベラルアーツ(自由の技能)とは、よく言ったものです。

あんなに嫌いだった単調な指遣いの練習も、大人になってやってみると楽しくて楽しくて仕方ない。
そんな感じで、4月もたくさん練習し、今月だけでピアノ・バイオリン合わせて40時間弱も弾いていました。(多い?少ない?)

ただ、楽しく弾けるばかりじゃないようです。

1.手首痛の再発
2020〜2022年に苦しめられ、パニック障害発症のおおきなきっかけの1つでもある手首痛(もとは腱鞘炎)。
休職に入り、手を使わなくなったことで痛みが無くなっていったのですが、楽器演奏をしすぎてまた痛みが戻ってきました。
2人の整形外科医から「手指が細くて長すぎる」と言われ、
今まで長所だと思ってた手指の細長さは、手を使う細かい作業には向いていない、ということが判明し、手を使う細かい作業が大好きな私にとっては一気に短所に。
(絵を描いたり、文字を書いたり、ゲームしたりも好きなのです)

塗るタイプの鎮痛消炎剤を指の関節に塗っています。

とくに、2020年の腱鞘炎以来、「いかに手を使わないか」ということに気を付けてきたので、もともと無い筋力がさらに低下しているような気もしており、とにかく手を使う作業を存分に楽しむことができません。

せっかく、この数ヶ月で頭の使いすぎを、楽しいことで防げていたのに、思う存分取り組めないというのは結構つらいです。

2.もっと上手に弾きたい!
再開してしばらくは、下手でも自分に酔いながら弾いて楽しめていたのですが、人間、だんだんと欲が出るようで、

「もっと上手に弾けるようになりたい…」

「弾けなかった曲も弾けるようになりたい…」

という気持ちがムクムクと湧いてくるのです。

かつて習っていた曲すらまともに弾けないのに、新しい楽譜に挑戦し出したり、なんなら楽譜を買ってくる始末。
過去の曲だけでも一日に弾ききれないのに、新しい曲にも挑戦したい。
それには「時間」も、前述のとおり「(無理せず使える範囲の)手」も足りない。

こうなってくると、「楽しむ」だけじゃなく、
「上達したい」という気持ちからくる「焦り」も伴ってきて、
健康的な思考なのでしょうが、いまの私にとっては「楽しむ」ことがとても重要なので、バランスが難しいなあ、と思う次第です。

まあ、こういった悩みもありますが、「音楽を楽しむ」というのが私のメンタルには本当に良く作用していると感じます。

余談ですが、ドイツに住む高校の同級生(気分障害)の女の子も、子供と一緒にチェロを習い始めたそうで、
「毎日生きてるのつらいけど、レッスンは楽しい」と言っていました。
というか、チェロうらやましい!私も弾きたい!本当はウッドベース(コントラバス)を弾いてみたい!

* * *

休職22ヶ月目となる4月は、こんな感じでした。
これからもっと暑くなっていくのが本当に恐怖ですが、去年よりも少しでも前に進めますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?