心をむすぶ一言と塩麹ハンバーグ
昨日は下北沢の朝子さんとつながりZoomお茶会をした。私たちはチベット仏教の学びの場で出会ってから定期的にお互い近況報告をし合っている。
朝子さんはいつも朗らかで、まるで世界を好奇心でニコニコ眺めているような素敵な人だ。算命学の先生で、朝子さんの元にはたくさんの人がそれぞれのお悩みや人生について話を聞いて欲しくて集まってくる。そんな人々に対して必ず何か美味しいご飯を作っておもてなしをするという。
「人は美味しいものを食べるとほっと心が緩んで自分の内側に秘めていたことも安心して話せるようになると思うんです。」と朝子さん。
いつも聞くたびに何か新しいことにチャレンジされていて、朝子さんが今日を生きていることがきっと多くの人を励ましているのだろうなと思う。そんな、生きる希望を背中で見せてくれる人生の先輩だ。
朝子さんに出会えて私の長年の蟹座土星が癒され、愛情という難しかった課題がいよいよギフトへと昇華された年齢域に達したのを実感する今日この頃である。
今晩はハンバーグを作ろうかと思って、というと「ハンバーグには醤油麹を入れたら抜群に美味しくなりますよ!」と朝子さんが教えてくれた。ちょうど友人のせっちゃんからいただいた塩麹があったので、さっそく試してみることにした。
キッチンに立ち、塩麹を手に取る。イギリス暮らしにとっては神棚に飾っておきたいぐらいのとっておきの貴重な調味料だ。
ハンバーグの材料に混ぜ込むと、なんだか全体的にタネがふわっと広がった気がして、期待が高まる。じゅっと焼き上がったハンバーグを家族に出すと、「Best ever!」と大絶賛。難点はあっという間に売り切れてしまったことか。次は倍量作る!
朝子さん、せっちゃん、料理の賢人たちを心から尊敬し感謝の気持ちでいっぱいになる。
両者共通しているのが「こんなことならいくらでも」という姿勢。お二人ともただただ心から料理を楽しみ、その才能を本人はおそらく才能とも思っていない。そこにエゴがないと思うのだ。
自分が思っている以上に、何気ない一言で人を幸せにできることがある。
朝子さんにとってはどうってことない一言だったかもしれないけれど、ハンバーグに塩麹を入れることで、私の晩ごはんの食卓はとても豊かで楽しいものになった。せっちゃんが心を込めて作ってくれた塩麹を気前よく分けてくれたからこそ、この喜びにつながったのだ。
この小さな幸せが、日々の生活を鮮やかにしてくれる。食の賢人たちから教わったのは、特別なことではなく、日常の中にある小さな喜びを見つけること。それが、幸せに生きる方法なのだと感じた。
「こんなことなんてなんてことないのでは?」ってあなたが思っていること、それが誰かの今日という日を幸せにしてくれるのかもしれない。人生とは、誰かのそんな優しい一言や行動が織りなす、美しい場所なのだと感じる今日この頃。
朝子さんはこんな人です。 近郊の方はぜひ!
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