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CA日記10日目〜リメンバーミーの町

8/10

今日からLA日記改めCA日記へ。
朝、目が覚めると窓の外にはオークの大木がキラキラ光っていた。リスが走り回り猫がのんびり横切る。

そして、昨日見た孔雀がまた!今日は二羽のつがいでやって来た。夫婦だろうか?孔雀が日常に存在する現実にまだ追いつかなくてクラクラする。なんだここは?天国だろうか?


こんな場所で暮らす人生もあるんだなぁ。と、ふと、晩年の私たちが例えばこうした暮らしをしているなら?なんて妄想映像が降りてきて、世界が広がる喜びを噛みしめる。いつだって最初は思い描くことからだものね。なきにしもあらずだ。


昨晩は多分かなり熱が上がっていてフラフラだったけど、奇跡のように一晩寝たら朝には治っていた。

スーパーで売っていた地元産のレモンはまるでオレンジか?というくらい黄色が濃く生姜と蜂蜜レモン漬けを作って食べた。すっぱいだけでなく甘みと濃厚さのある味。ここのレモンを食べたから治ったのか?

あの一瞬の高熱はこの聖地のような場所へ足を踏み入れるためのデトックスだったのかいな?なんて思う。野生の孔雀を見ることなんて夢かと頬をつねるくらい不思議でしかないし、レモンもまるで魔法の実のようだ。森羅万象の神秘に身を委ねて旅を進めてみれば、いつかどこかで何かがわかるのかもしれない。


Ojaiに行ってみた


隣町Ojai(オーハイと読む)まで散策に。ロサンゼルスとサンタバーバラの間にある小さな町は
かわいいお店があったりゆったりした中にも賑やかな気が漂っていた。トパトパ山脈に囲まれた小さなコミュニティーのこの場所は、夕焼け時には空、山、町がピンクに染まり息をのむ美しさで、これを地元では「ピンクモーメント」と呼ぶらしい。素敵か!



オーハイの名所「Bart's Books」へ。青空の下の本屋さん。ずらりと整列した数々の古本たちが太陽を浴びてとても気持ちが良さそう。普通本屋さんや図書館って日光を避けひんやりとしたところに本を陳列しているものだけど、こんな環境での本屋さんは世界でここだけなんじゃないのかな?


クリスタルショップを発見。綺麗に陳列された鉱物たち。これだけの大きな山脈が広がる地質学的にも多様で豊富な宝石鉱床のアメリカ。やっぱりクリスタルショップに並ぶ鉱物たちもエネルギーが新鮮というか、力がみなぎっているように感じる。

ゴールドルチルの丸玉を購入。綺麗!


コーヒー休憩。抹茶ラテとまたもや出会えたアサイーボウル。アサイーボウル愛にはしゃぐおばさんを斜め目線で冷ややかに見ていた息子も「僕も食べてみる」と。「何これ!美味しい!」ってよ。そらみたことか。



リメンバーミー古き良き町
Santa Paula

家に戻り、昼寝や読書、映画を観たり、家族各々の時間を好きなように過ごす。

孔雀のつがいが、またやってきた。

日も暮れてもそもそと動き、晩ごはんを求めここSanta Paulaのハイストリートへ行ってみることに。


日中に行ったオーハイはなかなか洗練された街だったけど、Santa Paulaは雰囲気がぐっと変わりもっとのどかでローカルな時間が流れている。

この町は、メキシカンの人々がどうやら多いようで、小さな商店街は古き良きメキシコの町を彷仏とさせる。

セピアカラーの映画を見ているような何とも不思議な感覚になる町だ。道ゆく人々がみんな幸せそうなのがすごく特徴的で、こちらにもそのリラックス感が伝染してくる。


調べてみるとSanta Paulaの住民の 81.7% がヒスパニック系だそう!

そうだ、わかったぞ!

この町は映画の「リメンバーミー」を思い出させるのだ。今日はもう日も暮れたけど、また改めて朝からここに探索に来なければ。


ローカルのおじさんたちがのんびりとテラス席で集っているメキシカンレストランを発見。ここにするかと入ってみる。カウンターでキッチンのお母さんにメニューを注文してから席に着くスタイル。ニコニコとても優しいお母さん。


私はシーフードタコスを、夫と息子はポークとビーフのタコスをそれぞれ注文。プラスチックのお皿やカラフルなペーパーナプキンがとっても可愛い。想像したのより小ぶりな量で重たくなく、とてもおいしかった。何よりお店の人や雰囲気が最高だった。

同じアメリカにいるけれど、昨日までとはまた違う旅の章が始まったのを感じる。ひんやり心地よい夜風に吹かれSanta Paulaの穏やかな夜の町をぶらぶら歩いた。








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