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LA日記2日目〜カラフルな映像が怒涛のごとくなだれ込んでくる

8/2

家族全員6時にはもぞもぞと起床。ホテルのカフェで朝ごはんを食べてみる。私はアボカドトースト、夫はベーコンエッグトースト、息子はターキーベーグル、そして3人分のコーヒーで、なんと60ドル(8800円!怖っ)。


アメリカの物価は高くなっているとは聞いていたけど、これはホテルといえども震え上がる物価高である。息子はイギリスでバイトしているので「僕の〇〇時間分の働きだ」と、ちくいち時給換算して物価高を検証し、アメリカのインフレがいかにやばいかを力説していた。

政治も揺れ動くアメリカ、イギリスもだけどこれからどんな国になっていくのかな?なんて話ながら朝ご飯を食べる。高いけど、人も親切で味もとっても美味しくて満足だった。感謝である。


レンタカーを借りてとりあえず慣らし運転でハリウッドへ。本当にHollywood のサインが山に!Netflix のセリングサンセットのあのギラギラの物語はここから発信されておるのだなあ。


なるほどハリウッドの高級住宅街はこういう感じか。思ったよりギラギラもしてなく閑静な家々。スペインとか南フランスにとってもよく似ている。つまりアメリカの富裕層が目指すのはヨーロッパの避暑地の住宅環境なのかもなあ?やっぱりあの自然と太陽と静けさの街並みや暮らし方は豊かで素敵だもんなあ、なんてハリウッドにて人間が追い求める理想について考えてみたりした。


しかし、ふもとの異常なほど道がゴミだらけの街とハリウッド山の住宅の貧富の差がエグい。この隣接感の極端なコントラストが弱肉強食すぎて、ちょっといいのそれで?という違和感が残る。まだ着いたばかりだけど道端に相当な数のホームレスの人がいるだろうことが想像できる。アメリカの政治は本当にこれからどうなるのだろう?


ロサンゼルス名物ハイウェイの大渋滞。圧倒されるほど車だらけ。本当に車社会なんだなぁ。ロンドンの渋滞なんて顔が梅干しになるくらいストレスとため息でしかないが、ロサンゼルスのこのパノラマに広がる大渋滞は青空と高くそびえる椰子の木効果かなぜか渋滞すらも「おぉ!アメリカっぽい」とどこか楽しめる。


映画LA LA LANDは実際この大渋滞を逆手にとって幻想的なミュージカルにしてるのだからすごい。目の前に起きる現実から何を見るか?によって生き方は四方八方へ分かれていくのかもな。


今日から一週間滞在するダウンタウンのアパートメントへ到着。私の数少ない特技で、良い物件を直感で瞬時に探し出す一発芸みたいなのがあるのだが、今回も大当たりであった。高い天井、アートデコな内装。申し分ない清潔さ。


さらには屋上にはプールとジムまで!筋トレ命ムキムキマンの16歳息子もご満悦の様子。何より気がよい。良かった良かった。


晩ごはんは近くの台湾レストランPine & Craneへ。私は酸辣湯、夫と息子はビーフヌードル。海外あるあるのなんちゃってアジア料理でなく本格的で美味しかった。お会計をしてくれたお姉さんもおしゃれで親切でかわいい。我々がどこから来たのか、どうやってここを知ったのか、とたくさん質問してニコニコ話しかけてくれた。

時差ボケピークで船漕ぎタイムがやってきたのと、あまりお腹が空いていなかった(直前に血糖値が下がり冷や汗が出てきたためマフィンを一気食いしてしまった)のでメニューを吟味せずに酸辣湯1択でオーダーしたが、他にも色々美味しそうな単品がたくさんあるみたい。


雰囲気もリラックスしてみんな楽しそうに食事と時間を楽しんでいる。テーブルの下でちょこんと座って人が通るたびにしっぽをぶんぶん振る犬もかわいく、人々のざわめきも心地よかった。

良き店でまた行きたい。朝ごはんもやってるみたい。私の胃腸が調子良くなったら朝から美味しいものがっつり食べたいのだが、歳をとると食べれる量が圧倒的に減ってきたのが悲しいところ。やっぱり健康は腸からだな。

息子が、「去年東京に着いた初日は台湾レストランに行ったよね!」と。息子は小さい時から記憶力が異常に良い。そうだ、Cinqの保里夫妻に下北沢のお店に連れて行ってもらったなあ。ちょうど去年の今頃、あぢい夏だった。キラキラのまぶしい思い出。夏の思い出は特に心の中に色濃く記録されていく。


この後スーパーに買い出しに行くかと言ってたが、あまりの眠さと疲れに今宵はアパートメントに帰ることに。近くのコーナーショップで水やおやつやら少しだけ買い物。なかなか怪しげな店構えで店内は閑散とした感じ。昨日のホテルの売店もそうだったけど、店の商品に値段がひとつもついてないの。お会計まで金額がわからないシステム、あれはなんなんだろう?イギリス人夫も謎だと首をかしげていた。

とにかくロサンゼルスのリアルでカラフルな映像が怒涛のごとくなだれ込んでくる、これが旅だ。今晩は寝てまた明日からロサンゼルスを1ミリづつ体験していこう。








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