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【花まつり2023】花まつりだから、花の写真を公開した

仏教とは?

 4月8日、仏教の開祖、釈迦の誕生日。この日は宗派問わずお祝いが行われます。キリスト教のクリスマス、イスラームのムハンマド生誕祭に相当します。仏教はキリスト教、イスラーム教に並び、世界三大宗教の一つ。信者はヒンドゥー教より少ないですが、東南アジア、東アジアを中心に信仰されている宗教です。仏教には、上座仏教と大乗仏教があります。上座仏教はインドに近い東南アジアのインドシナ半島北部(タイを中心に、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアにも普及)で信仰されています。最も古い宗派で、釈迦の教えをそのまま取り入れています。厳しいルールが多いこと、派手な寺院が多いことが特徴です。国民の90%が上座仏教を信仰しているタイでは、子どもの頭をなでてはいけないタブーがあったり、タイの一方、大乗仏教はインドから中央アジア経由で中国に伝わりました。日本に伝わった仏教は大乗仏教です。仏像の顔つきを見ると、インド、中央アジア、東アジアで異なります。インドから離れるとともに、徐々にルールが緩くなります。素朴な寺院が多く、日本文化、価値観の源になっています。ちなみに、仏像は、その土地に住んでいる人々の顔つきに変化しています。

花まつりとは?

 釈迦(本名ゴータマ・シッダッタ)の誕生日のことを灌仏会と呼ばれています。釈迦はネパールのルンビニの花園で誕生。花まつりは灌仏会の浄土真宗における呼び方。日本の仏教において信者の最多の宗派が浄土真宗のため、花まつりという呼び名も広まっています。
 釈迦の誕生のとき、周囲の花々が咲き乱れ、空から龍によって清らかな甘露の雨が注がれて、祝福されたと伝えられています。そのため、花まつりでは、寺院を色とりどりの花で飾り、釈迦像に甘露の雨を表現した甘茶をかけるようになりました。甘茶とは、お茶に砂糖を入れたような甘いお茶のことではありません。アマチャというアジサイ似た植物があり、その若葉を乾燥させて淹れたものが甘茶です。
 ちなみに、2020年代から全国に広まった花手水。美しく彩る花を飾られています。手水によって身も心も清めてから本殿に入ります。2020年代感染症予のため、手水の使用を制限されました。この代わりに、手水鉢に花を飾り美しく彩ったことが広まりました。

花まつり2023

 2023年の花まつりは、新宿八王子から中央線特急かいじ、あずさを利用して山梨県、長野県を訪れ、お花見をお送りいたします。4月8日は例年であれば、山梨県では、桃の花が咲き、長野県では桜が咲き始める頃です。しかし、2023年は記録的な開花の早さにより、4月8日には散り始めています。春は温かくなり、梅、桜など色とりどりの花が咲き始めます。

 日本各地で3月下旬~5月中旬(沖縄では1月後半)に観られます。淡いピンク色が特徴。主な品種はソメイヨシノ。ソメイヨシノが生育しない北海道では、エゾヒガンザクラ、南西諸島ではカンヒザクラ。
 ちなみに、山梨県ではサクランボの花も見られます。白い花が特徴です。

JR中央本線勝沼ぶどう郷駅前の甚六桜公園の桜

 山梨県など桃の産地で見られます。山梨県では、4月上旬〜中旬に観られます。桃の花は華やかなピンク色が特徴です。山梨県東部の笛吹市、山梨市、甲州市、西部の韮崎市で美しい風景が見られ、春を感じます。

笛吹川フルーツ公園から見下ろす桃の絨毯
桃とあずさを楽しめる新府桃源郷

 長野県北部千曲市にあるあんずの里で観られます。長野県は杏の生産量日本一。千曲市は長野県の中でも生産量が多い地域です。桜のような淡いピンクの花が特徴で例年、4月上旬に開花します。
 最寄駅は、しなの鉄道屋代駅ですが、徒歩では移動できない距離です。普段は平日のみのバスの運行ですが、杏の花の季節には土日限定で臨時便が運行されます。2023年は、杏の花が散ったため、臨時便の運行は終了しました。

あんずの里で見られるあんずの花

 2023年の花まつりは、春の花の写真をお送りしました。皆さんのお気に入りの花写真、お花見スポットがあれば、コメントで教えてください。

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