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【スポーツの秋】静岡市駿河区を自転車で回ってきた

結論:楽しく運動できる


スポーツの秋。2023年10月9日はスポーツの日。スポーツの秋に、自転車旅を紹介します。レンタサイクルを整備している自治体が増えています。バスは安く移動できますが、本数が限られています。タクシーは、いつでも乗ることができますが、一人旅には高いです。運動もでき、街の散策を両立できる自転車がピッタリだと思いました。

※自転車は軽車両です。左側通行などルールを守って安全第一で自転車旅を楽しみましょう。

今回は、静岡でレンタサイクル旅を楽しむ

レンタサイクル旅のオススメの場所の一つは静岡市です。静岡市は、駅から離れた場所にも観光名所があります。平地も広いため、自転車で移動しやすいです。

静岡市は広大で、西側の旧静岡市のうち東海道本線より北側の地域を葵区、南側を駿河区、東側の旧清水市、蒲原町、由比町を清水区の3区で構成されています。今回は、静岡市駿河区を自転車で回りました。

駿河区を自転車で回る場合、オススメは、3〜4月です。日差しが暖かくちょうどいい気温になり、イチゴが食べられるから。久能山の南側はイチゴの一大産地。石垣イチゴと呼ばれるブランドイチゴが育てられています。主な品種は、章姫アキヒメ、紅ほっぺ。毎年1月〜5月上旬、イチゴ狩り、いちごスイーツを求めて多くの方がやってきます。

静岡市のイチゴについて、こちらの記事をお読みください。

今回のルート

静岡駅南口→久能山東照宮→登呂遺跡→サウナしきじ→静岡駅南口

静岡駅南口で自転車を借りる

静岡駅南口で自転車を借ります。静岡市のレンタサイクルはHELLO CYCLINGが運営しています。HELLO CYCLINGは、北は岩手県から南は沖縄県まで24都府県で自治体、企業と連携しながら、レンタサイクル事業を行っています。利用料金は、地域によってバラバラです。静岡市の場合、15分あたり100円加算され、12時間まで最大1500円。1秒でも超えると加算されます。利用料金が高いのが若干ネックです。以前は、最大1000円でしたが、値上がりしていました。目的地が複数ある場合やバスなど公共交通機関が乏しい場合のみ自転車を利用しましょう。
利用方法など、詳細は下の公式ホームページをお読みください。

静岡駅→久能山東照宮

静岡駅南口を南下し、いちご海岸通りを清水方面へ曲がってまっすぐ進みます。いちご海岸通りは、道が広く、太平洋に沿って進めます。曲がって10分ほどすると、だんだんと斜面に広がるイチゴ畑が見えていきます。静岡駅から40分ほどで久能山の麓へ到着します。

本殿まで行くのに待ち構えるのは、1159段。山梨県の身延山久遠寺、香川県の金刀比羅宮と並ぶ日本三大石段と勝手に呼んでいます。課金したくなるほど、過酷な階段です。息を切らしながら15分かけて石段を登ります。1159段の石段を登ると、社殿に到着。500円(小学生以下200円)を納めて、社殿に入ります。



豪華絢爛な装飾が施された本殿が現れます。疲れが吹っ飛ぶほど、壮大さを感じます。奥には、家康の遺体が安置されていた神廟シンビョウがあります。

久能山東照宮は、日光東照宮が完成するまで、徳川家康の遺体が安置されていた場所。徳川家康は、息子の家忠に譲ったあと、静岡の駿府城で暮らしていました。家康は「死後、遺体は久能山に葬り、東京増上寺で葬儀を行い、三河の大樹寺で位牌を納め、1年後、日光山に小堂を建てて祀りなさい。」と遺言に残しました。息子の家忠が遺言通り、久能山に遺体を葬り、社殿を造りました。

久能山東照宮は、当時最先端の技術、芸術を詰め込まれています。緻密に施された彫刻、浮かび上がる朱色の本殿の黒い壁、金色などカラフルな装飾が目を引きます。

南麓は、イチゴ畑が広がり、12月〜5月、石垣イチゴというブランドで販売されています。毎年、春になるとイチゴを求めて久能山へ行きます。

社務所の近くにあるロープウェイを利用して日本平を登ることもできます。日本平では、富士山、太平洋の雄大な景色を望むことができます。

久能山東照宮について、詳しいことは、孫で3代目将軍家光が造った日光東照宮とともに書いて記事を投稿予定です。

登呂遺跡

世代によって歴史社会の教科書で扱われる古代遺跡が違います。戦後昭和世代は登呂遺跡、平成世代は吉野ヶ里遺跡、令和世代は三内丸山遺跡ではないでしょうか?戦前の教科書には、縄文時代は存在してないことになっており、冒頭は古事記に記載されているように、イザナミとイザナギが日本を作ったというストーリーで書かれていました。

昭和時代は、日本最大規模の古代遺跡が登呂遺跡でした。登呂遺跡は、1943年の軍需工場を建設のときに、見つかりました。住居跡、倉庫跡も見つかり、弥生時代は稲作の時代というイメージが定着するきっかけとなった遺跡です。


当時の住居、倉庫が再現されていたり、見つかった土器などを展示している博物館もありました。

登呂遺跡
入館時間 9:00~16:30(公園は24時間)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、12月26日~1月3日
入館料(博物館2階のみ)
    社会人300円
    高校生、大学生200円
    小学生、中学生50円
アクセス 静岡市内バス石田街道線で登呂遺跡、登呂遺跡入口下車、徒歩5分

サウナしきじ

最後は、サウナと入浴で疲れを癒やしましょう。

サウナしぎしは、サウナの聖地でサウナ好きな方が全国から集結します。特徴は水風呂です。富士山の伏流水に浸ることができます。一般的な銭湯にあるサウナの水風呂は、キンキンに冷えていて、入る人を受け付けない頑固さを感じます。しかし、しきじの水風呂は、柔らかさが全然違います。入ったらわかるほど違います。誰でも受け入れる寛容深さ、暖かみを感じます。この水風呂が、しきじ最大の引きつけです。

芯から熱くなるアツアツの薬草サウナ、一般的な銭湯でもよく見かけるフィンランドサウナの2種類あります。フィンランドサウナは、じっくり芯まで温めたい、サウナの経験が浅い方向けです。薬草サウナの灼熱地獄に、耐えた後の水風呂が至福です。温度差と休憩を挟んで、フワフワしていきます。サウナの入り方は、こちらで述べています。

サウナで、ととのった後、休憩所で20分ほど仮眠して静岡駅へ戻ります。自転車の疲労もとれてリフレッシュした状態で静岡駅へ戻れます。

サウナ しきじ
営業時間 24時間
定休日 年中無休
入浴料 男性1600円(土日祝)、1400円(平日)
    女性900円
    (男性も6~9、17~26時は900円)
アクセス 静岡市内バス登呂コープタウン行で登呂コープタウン下車、徒歩3分

駿河区のグルメ情報

ピーターパンというベーカリー、ラーメン次郎、麺処清水など、美味しいグルメも多くあります。せっかく自転車を借りるなら、駅から離れていてなかなか行くことが難しい場所を選ぶことがおすすめです。

静岡市は、清水区も自転車旅にぴったりです。清水区は、三保半島など観光名所も数多くあります。静岡駅から清水駅まで自転車で40分程度で行くことができます。寄り道しながら清水駅まで往復する旅もよいです。安全に気をつけて、スポーツの秋を自転車旅で楽しんでみては、いかがでしょうか?

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