見出し画像

静岡と栃木のイチゴの季節

まとめ

静岡県で栽培されている主な品種は、「章姫」「紅ほっぺ」
石垣イチゴというブランドがある。
栃木県で栽培されている主な品種は「とちおとめ」「スカイベリー」「とちあいか」
日本唯一の研究所があり、ハウス栽培で53年連続生産量1位

静岡県

生産量10400トンで全国5位。
主な品種、章姫、紅ほっぺ

特に静岡市の海岸線、久能山の麓では、いちご街道と呼ばれるほど、イチゴ農園が集中してます。
1月~5月のいちご狩りのシーズンにはいちご海岸通り沿いでいちご狩りだけではなく、いちごスイーツ、いちごの発送、産直購入ができます。

この辺りで生産されているブランドイチゴが、「石垣イチゴ」
石垣を利用して栽培するのが特徴。
久能山の斜面を利用し石垣を南側に向かって積んでいきます。

石垣で栽培するメリット
海面からの放射熱を受け、石垣が熱を蓄積することによって保温効果を高め、果実の熟期を早めることができます。
そのため、真っ赤で甘いイチゴが特徴。

章姫

久能早生x女峰
柔らかく、ジューシー。
甘く、酸味は弱い。

紅ほっぺ

章姫xさちのか
章姫のつぶれやすいという輸送性の問題点を改善したいちご。
真っ赤な果実と甘酸っぱさを強く感じられます。

栃木県

生産量22700tで53年連続1位。特に県中南部で栽培が盛んです。各地にビニールハウスが見られます。東京など大都市に近いため、新鮮のまま届けられます。

冬の日照時間が長く、昼と夜の寒暖差が大きい気候が、いちご栽培に最適。ハウス栽培で、温度を保ちながらゆっくり成熟することにより、甘くて美味しいいちごに。
栃木県には、日本で唯一のいちご専門研究機関「栃木県いちご研究所」があり、様々な品種が開発され、収穫量、品質の向上の研究が行われています。

とちおとめ

日本一栽培されている品種。
1990年、生産額で福岡県に抜かれたことから、対抗のために作られた品種。1996年誕生。
実が大きくて、酸味が少なく、甘くてジューシーないちごです。

スカイベリー

2011年、とちおとめの有効期限が切れ、全国各地で栽培されるようになることから、差別化を図るため誕生した品種。また、あまおうに対抗するために開発されました。2014年誕生。
名前の由来は、「大きさ、美しさ、美味しさ」の全てが大空に届くような素晴らしい、いちごになりますように。
また、日光の「皇海山」(すかいさん)」由来でもあります。
果肉が大きく、濃い赤色で甘さとほどよい酸味が特徴。歯ごたえも感じられます。

とちあいか

2019年デビューの新品種。とちおとめの病気になりやすいという欠点を改善させるために誕生した品種。
濃い赤色とジューシーで甘い実が特徴。

 他にも、福岡県、熊本県、長崎県、佐賀県、奈良県、愛知県などオリジナル品種は全国各地にあります。
今ではスーパーでも様々な品種が売られているため、いちごを食べ比べて好きな品種を見つけるのもオススメです。
また、春のいちごのスイーツもおいしい季節です。


よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、よりよい記事の作成、クリエイター支援などnoteのクリエイター活動に利用させていただきます!