話す力は「スキル」より「メンタル」
プレゼンや会議の発表などで緊張してうまく話せず、「自分は話すのが苦手」と思い込んでしまっていませんか?
これは話し方における自己肯定感が失われてしまっている状態です。また、自己肯定感をなくしてしまったメンタルの状態のことを「自己否定感」と言うそうです。
本来は一度や二度の失敗で「話すことが苦手」と感じる必要はありません。しかし、数少ない失敗や心ない誰かの指摘によって話すことに苦手意識をもってしまっているのではないでしょうか。
ここで大事なのは、相手の言葉を必要以上に重く受け止めないことです。例えば、本書ではこんな風に書かれています。
「知り合いに住んでいるところを聞いたら、『そういうことを聞かれて嫌な気持ちになる人もいるんだから、安易に聞いちゃだめだよ』といわれました。それ以来、誰にも住んでいるところを聞けなくなってしまいまし」
こんな風に、今まで何百人と会ってきた中で、たった一人から言われたことを気にして委縮してしまうなんてもったいないことなのです。
**一度や二度の注意や失敗で、会話を怖がる必要はありません。
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そして、話すことを通じて失った自己肯定感は、やはり話すことを通じて取り戻すことが一番だと書かれています。
「話している相手を決して否定しない、そしてあなた自身も否定しない」
という「相互全肯定」の空間をつくり、相手を肯定すると同時に、「否定のない空間」に身を置きましょう。あなたの話す力はどんどん磨かれていくと思います。
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