見出し画像

【No.2】見える方が危険?!

前回の【No.1】では
全盲という言葉について
自分の意見も交えながら
色々と書かせていただきました⇩

今回は実際にあった
全盲の方が手術をして
少し見えるようになったお話です


片目はもう二度と見ることができないと言われ
もう片方の目は
手術をすれば多少ぼんやりと
見える状態になるかもしれないと言われた
60代の男性Aさん

けれど手術をしたからと言って
成功する確率は低く
手術をしない方が
いいかもしれないとも言われました


Aさんは…


「自分はもう若くはない…
 だから最後の賭け…」
言い
手術を受けることを決めました


一大決心をしたとは言え
手術当日までドキドキの日は続きます



そして




手術は成功しました✨


ご自身はもちろん
周りの方々も喜びました

ほぼ見えない状態から
片目だけですが
うっすら何かが見える状態
変化したのです


このうっすらは
本当にうっすらです
輪郭をハッキリと捉えることは出来ません
けれど何か物体があることは分かります


この差はものすごく大きな差です


真っ暗な何もない世界から
何かがある世界へと移行したのです


そしてAさんは
ハッキリとは見えなかったとしても
昔見えていた頃の感覚が蘇り

子供のように
「これは〇〇ですよね?」
「今〇〇が通りましたよね?」

見える感覚そのものだけを
純粋に味わい楽しんでいました

その姿は60代の男性ではなく
無邪気に原っぱを駆け回る子どもです


病気やケガをした時

こういう純粋な気持ち
思い出すことはないでしょうか?


そしてあまりにも無邪気過ぎて
危険な道をひとり動き回るAさん…(笑)

車や自転車、歩行者等が多い道のため
かなり危険です

けれど
無邪気な子どもに
いくら「危ない」と言ったところで
耳を貸してもらえるワケもなく…


最低限の見守りをしながら
無邪気さを楽しんでもらい
それを見て自分も🎵
楽しませていただきました(笑)

最後は少し注意をさせていただきましたが😆


Aさんの気持ち…
ものすごくよく分かります


出来ることなら本当に大草原なんかを
思いっきり走りまわって欲しいとさえ
思ったりもします


そしてAさんを見ながら
自分は時代の変化をものすごく感じました


昔はスピードを出して
走る自転車や車がいなかった道

今は
ビュンビュン飛ばせる楽チン自転車が増え
静かな音の車の数も増え
スマホを見て歩く静かな歩行者
マスクで更に聞きとりにくい声…等など

音が頼りの世界

時代の変化に合わせて
どんどん移行が進んでいます


人々が楽で便利な方へ進もうとするのは
もう誰にも止められないのかもしれませんが

視覚重視の世の中になり過ぎないように
見た目主義社会になり過ぎないように


自分は日々視覚障害者の方々から
多くのことを学んでいこうと思います


最後までお読みいただき
ありがとうございます

おもしろく生きるヒントになったら! ぜひサポートお願いします👽