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ごご茶
2023年1月8日 14:25
TVから流行りの切ないラブソングが流れた。自分の苦しい恋と重ね合わせため息を一つ。…でもちょっと待って。私の部屋ってこの曲のMVほど綺麗じゃないし、私だってこの女優さんを百回ぶん殴ったみたいな顔だし。彼氏だって…。なんだかどうでも良くなって笑えてきた。いっそ今年は新しい恋見つけよ!
2021年11月13日 07:45
青い海に白い入道雲。「クリームソーダみたいね。」って言ったら彼氏が「クリームソーダは緑色っしょ。」と鼻で笑った。悲しくなって、最近話題のソーダショップに連れて行きカラフルなソーダの中から青いのを選んで奢らせて、別れた。色々がはじけて消えた夏の一日。
2021年7月9日 08:01
「いいじゃん♫」髪を切った翌日、仕事で成功した時、逆にミスした時。隼先輩は常に明るく言ってくれる。その大らかさが大好き。「全然よくねーよ!ちゃんと話し合おう。」偶然、喫茶店で話し込む隼先輩と彼女さんを見た。そんな顔もするんだ…益々好きになっちゃった♡ #140字小説 #恋愛 #創作 #小説 #スキしてみて
2021年4月19日 15:01
私に憧れてるという後輩は何でも真似してくる。髪型メイク服装、行きつけの店、口癖や仕草まで。ありがちな展開に震える。きっと最後には愛する彼まで奪われてしまう…!警戒する私に後輩が言う。「あー…彼氏さんは私的にナシですね」…それはそれで少しむかつく。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年3月19日 07:28
恋する乙女は今日もひた走る。彼の登下校時に偶然鉢合わせる為。彼の部活の試合をこっそり観戦する為。彼が好きな連ドラの時間に間に合う為。…おーっと!たまに立ち止まる。このパッケージ、彼に似てなくない?恋する乙女はパケ買いしたミロを抱え再び走る。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年3月10日 22:08
持込投稿10回目。「君の作品は上っ面だけで浅いね。燃えるような恋とか経験した事ないでしょ?」編集が偉そうにのたまう。「だったら、俺と恋してみる?」後ろからイケメンバイト君が茶化してきた。「結構です!」だって私は目の前の編集のおっさんが好きなのだから。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年3月9日 08:02
合コンにて。幼馴染の夢子がグラスを倒した。すかさず相手の男が言う。「夢ちゃんてほっとけない可愛さあるよね」夢子が言う。「は?お前みたいな雑魚にそんな事言われてもキモいだけだわ」殴りかかる男から夢子を庇い店を出た。こういうとこがマジでほっとけない。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年3月9日 07:59
「どうかな?」と試着室から出た。「…いや、デザイン安っぽいし微妙。」スマホしながら彼は答える。着替えていると外からチャラいカップルの声。「いや超似合うし!そういうのも新鮮でよくね?」「えー、じゃあ買う♡」_何でかな、試着室の中で涙が溢れた。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年3月3日 08:19
リビングで念入りに化粧していると、「最近綺麗だね。恋してるの?」そんなありふれた台詞がTVから流れる。…私も近頃よく言われるんだ。あなたはゲームばかりしてて気づかないみたいだけど。「行ってきます。」口早に言って、私は浮気相手の元へ走った。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年2月26日 08:08
毎日マスクをしていたせいで鼻の頭が赤くなってしまった。肌が弱くてまったく嫌になる。それでもそんな私をあのおじさまは選んでくれた。年に1回一晩だけのお仕事。あとの364日はおじさまの用意してくれたマンションで優雅に暮らせるの。出勤日?クリスマス・イヴよ。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年2月26日 08:04
喫茶店で別れ話。あなたは言う「君がいれば他に何もいらない、だから…」私は言う「コーヒーにはミルクがあればいい。甘々の砂糖はもう要らないの。」馴染みのウェィターが運んできたミルクたっぷりカフェオレを飲み干し、私は席を立った。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年2月22日 23:04
貴方はいつも話にオチを求める。___今もそう。「別れたいの」と言った私に「…で?」だって。別れたい、それ以上でも以下でもなくオチなんてない。でも貴方に飼い慣らされた私の口からはつい「…なーんてね☆」情けない笑顔で最悪なオチを言ってしまった。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年2月19日 08:14
「…お前の書く文章は毎回暗いし愚痴っぽいし…なんかこう…悪い意味でお前のカラーがよく出てるわ。」彼はうんざりした口調で、読み終えた原稿用紙を突き返してきた。私は弾んだ気持ちでそれを受け取る。だって前の彼氏は読むことすらしてくれなかったのだから。 #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて
2021年2月18日 13:26
「世界の終わりみたいな顔してどうした?今日は世界中が白夜になる貴重な日なのに。」…本当は衝突不可避な隕石が地球に到達する日。混乱を避ける為、事実は私達一部の科学者にしか知らされてない。何も言わなくても気付いてくれる、貴方と結婚できて本当によかっ #140字小説 #短編 #創作 #小説 #恋愛 #スキしてみて