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こども本の森 神戸

先日、「こども本の森 神戸」に行ってきました。
「こども本の森」は建築家の安藤忠雄氏の寄付で誕生したこどものための図書館で、大阪 中之島と神戸 三宮にあります。
私が今回訪れた「こども本の森 神戸」は、毎年「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開催されている東遊園地に隣接されていて、2022年3月に開館したばかりです。
パンフレットのあいさつ文には、次のように書かれています。

 私は子どもの頃、ろくに本を読むことができませんでした。大人になって、読書の楽しさや、大切さに気が付き、それから多くの本を読んできました。本は心の栄養となり、人生を豊かにしてくれました。それだけに、もっと幼い頃から、絵本や文字に触れることが出来ていればと後悔もしました。
 これからの社会を支えていく子どもたちには、出来るだけ多くの本と出会い、豊かな感性を育んで貰いたいと思います。

「こども本の森 神戸」安藤忠雄氏 あいさつ文より

苦学して世界的な建築家となった安藤忠雄氏の、こどもたちへの思いがつまった図書館なのです。

自然と調和する安藤忠雄建築
大きなガラス窓が軽やかさを演出しています

図書館の中に入ると、まずは「こども本の森」のシンボルのオブジェ、青リンゴがお出迎え。
公園に面した大きな窓からは太陽の光が感じられ、気持ちのいい空間です。
通常図書館と言えば重厚なイメージですが、「こども本の森」はとても軽やかでこどもたちも過ごしやすいのではないかと思います。
(私は、もちろん重厚な図書館も好きですが…)

「こども本の森」のシンボルのオブジェ
公園に面した窓からは太陽の光が入ってきます

一部吹き抜けの館内は解放感があり、天井までの本棚に並べられた本たちはさまざまなテーマごとに分けられています。
こどものための図書館と言っても、「てつがく」のコーナーがあったり、画集や外国の本があったりと、もちろん大人も楽しめます。
私は絵本や児童書、ヤングアダルト向けの小説を読むのも大好きですが、大人になってからこどもの本を読むこともおすすめです。
一般書では難しいことも同じテーマの児童書ではわかりやすく理解できたり、絵本を読んで「深いなぁ…」と感心したり、ヤングアダルト向けの小説を読む時はかつてヤングアダルトだった自分を懐かしんだり、娘の心をこっそりのぞき見するように読んだりしています。
今回は、ヨシタケシンスケさんの「ヨチヨチ父」を窓辺の席でニヤニヤしながら読んでいました。

図書館の中は明るくて解放感があります
本はさまざまなテーマに分けられています

この図書館では本の貸し出しはされていませんが、お天気の良い日には外に持ち出して公園やウッドデッキでも読めるそうです。
今回は館内が素敵すぎて外では読めませんでしたが、また次回のんびり屋外での読書も楽しみたいと思います。

みなさまも、この夢のような図書館をぜひ体験してみてください🍏

お天気の良い日には公園やウッドデッキで本が読めます
「こども本の森 神戸」

P.S 「こども本の森」は予約制です。


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